細越麟太郎 MOVIE DIARY

最新の映画情報や批評を掲載します。

●『サタデイナイト・フィーバー』の、あの50年前の熱狂的なディスコ・ブーム。

2022年04月11日 | Weblog
●4月10日(日)11-00 二子玉川・109シネマズ・5スクリーン
M-007『サタデイナイト・フィーバー』"Saturday Night Fever" (1977) Paramount Pictures , STIK International.
監督・ジョン・バダム 主演・ジョン・トラボルタ、カレン・ゴーニー <121分>カラー・ヴィスタサイズ
ただ、懐かしくて見に行ったのだが、もう、あの熱狂的な初公開から、50年近くも経っているのには、驚くよりは、呆れてしまった。
たしか、最初に見たのは、ハリウッド・シアターだったと思うが、場内はまるでディスコのような騒動で、鑑賞映画のレベルではない熱気があったものだ。
77年の東京公開当時は、日比谷のスカラ座でロードショウされたが、たしかに<ディスコ・ブーム>の最中でもあり、われわれの青春の<お祭り>映画でもあった。
赤坂見附の駅の近くにあった<ビブロス>というディスコは連日大混雑で、わたしなども会社の帰りに行くと、もう満員電車のようなフロアで、狂乱地獄。
ジョン・トラボルタのように、フロアを独占するようなダンサーはいなくて、ただただお祭りの<阿波踊り>のように、押し合いへし合いの時間で、終電車のお帰り。
さすがに気恥ずかしいので、広いシアターの最後部の席で、まるで隠れる様に息を殺して見たが、それでも、同様に、青春の息吹きを確認に来ている客人はいる。
わたしは、当時は<パラマウント映画・友の会>の幹事でもあったので、スカラ座も、六本木のディスコなども、友人たちとよく出かけたのが<青春>なのだった。
だから、こうして、いまになって、どうして50年前の<社会現象映画>をリバイバルしたのか、その意図はよく判らないが、とにかく不思議な<時間>である。
ブルックリン・ブリッジから眺める風景には、あの<ツイン・タワー・ビル>のシルエットも見えて、それが妙に哀しく、あの時代の時間を思い起こさせる。
という点では、場内にいる高齢のお客は、わたしのような青春の懐旧に浸っているのだろうが、若い人達には、これもただの<クラシック・リバイバル>なのだろうか。
たしかに、<デジタル高画質>でビッグスクリーンに再現される<フィーバー>は懐かしいが、その過去とに時差には、まったく時差がなくなるのは、気味が悪い。

■ただのレフトフライなのに、うっかりポロリ。 ★★★☆☆
●全国で、リバイバル公開中
●4月10日(日)11-00 二子玉川・109シネマズ・5スクリーン
M-007『サタデイナイト・フィーバー』"Saturday Night Fever" (1977) Paramount Pictures , STIK International.
監督・ジョン・バダム 主演・ジョン・トラボルタ、カレン・ゴーニー <121分>カラー・ヴィスタサイズ
ただ、懐かしくて見に行ったのだが、もう、あの熱狂的な初公開から、50年近くも経っているのには、驚くよりは、呆れてしまった。
たしか、最初に見たのは、ハリウッド・シアターだったと思うが、場内はまるでディスコのような騒動で、鑑賞映画のレベルではない熱気があったものだ。
77年の東京公開当時は、日比谷のスカラ座でロードショウされたが、たしかに<ディスコ・ブーム>の最中でもあり、われわれの青春の<お祭り>映画でもあった。
赤坂見附の駅の近くにあった<ビブロス>というディスコは連日大混雑で、わたしなども会社の帰りに行くと、もう満員電車のようなフロアで、狂乱地獄。
ジョン・トラボルタのように、フロアを独占するようなダンサーはいなくて、ただただお祭りの<阿波踊り>のように、押し合いへし合いの時間で、終電車のお帰り。
さすがに気恥ずかしいので、広いシアターの最後部の席で、まるで隠れる様に息を殺して見たが、それでも、同様に、青春の息吹きを確認に来ている客人はいる。
わたしは、当時は<パラマウント映画・友の会>の幹事でもあったので、スカラ座も、六本木のディスコなども、友人たちとよく出かけたのが<青春>なのだった。
だから、こうして、いまになって、どうして50年前の<社会現象映画>をリバイバルしたのか、その意図はよく判らないが、とにかく不思議な<時間>である。
ブルックリン・ブリッジから眺める風景には、あの<ツイン・タワー・ビル>のシルエットも見えて、それが妙に哀しく、あの時代の時間を思い起こさせる。
という点では、場内にいる高齢のお客は、わたしのような青春の懐旧に浸っているのだろうが、若い人達には、これもただの<クラシック・リバイバル>なのだろうか。
たしかに、<デジタル高画質>でビッグスクリーンに再現される<フィーバー>は懐かしいが、その過去とに時差には、まったく時差がなくなるのは、気味が悪い。

■ただのレフトフライなのに、うっかりポロリ。 ★★★☆☆
●全国で、リバイバル公開中

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