まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

お念仏 蝋梅の黄に 安堵する

2018年01月09日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は、気圧の谷や寒気の影響で概ね曇っていたは、午後からは少しばかり晴れ間が出てきた。気温は10.8度から5.0度、湿度は80%から60%、風は5mから11mの西風がきつかった。明日の10日は、気圧の谷や寒気の影響で曇り、夕方は雨や雪が降る見込みらしい。午後は雷を伴う所がある予想。

 

 今日からは新学期が始まったらしい。郵便局も三連休が終わって動き出した。

 

 だから、頼まれていた研究資料を発送しておいた。

 

 その足で、初詣に行って来た。東かがわ市小砂(こざれ)にある、「庄松同行墓所」である。風が強かったけれど、風の陰になる場所もあって、寒くて仕方がない・・・というほどでもない。

 庄松が臨終の床についた時、生涯独身であったため、一人で寝ていた。そこへ同行の市蔵が見舞いにやってきて、市蔵は庄松に「同行らと相談したんだが、お前 が死んだら、墓を建ててやるから、あとのことは心配するなよ」と言った。すると庄松は、「おらは石の下にはおらんぞ」と答えたと言う。既に阿弥陀仏の本願 に救われている身なので、墓石の中ではなく、浄土に生まれることを確信する中から発せられた言葉だと言えよう。

 

 しかし、現実にはこんなお墓が建っている。これは「報恩感謝」のお墓なのである。御恩報謝の念仏と同じである。供養のためではない。石碑には「庄松同行の墓」とあり、「釈正真信士墓」と刻まれている。 没年は明治四年三月四日と刻まれており、他面には、大同行 俗称 谷口庄松 丹生村 と刻まれている。

 

 これが、小砂説教所の内部である。正面には本尊阿弥陀如来立像。ここで、皆さん、合掌礼拝・読経される。あと、左三間は庄松さん関連の品物が展示をされている。詳しくはここにお参りしてご覧あれ。

 

 こういうものもある。ご勧章「聖人一流章」を上下逆にして、文字の読めない庄松さんが読んでいる図である。庄松さんは文字や本を読むのではなく、こころで「ほとけさまの願い」を頂くのである。

 

 一人静かにお念仏してきた。

 

 昼からは、英国士官レキ氏の論文の修正や見直しをやっていた。

 

 論文らしくはなってきたが、面白くない表題である。

 

 読み物的にはなってきたが、面白味に欠ける。センスのない証拠だ。

 

 今日の掲示板はこれ。「あらたまの年のはじめは祝うとも 南無阿弥陀仏のこころわするな」という蓮如上人のお言葉。時期が少し遅くなったけれど、お正月でうかれる気持ちをひきしめるように、蓮如上人は仰せになったのかもしれない。そしてまた、新年こそ、お念仏の始まりだよと云うとるのかも知れない・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。



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