フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

祝日にフルートのお稽古を

2024年03月20日 | 日々つれづれに 2020~2023

生徒さん宅でフルートのお稽古を始めようとしたら

電話が鳴った。結構長い電話である。

なんとなく話を聞いていたら

「郵便局・・・03*****に電話・・・夕方に・・・」

話を聞いて見たら還付金があるという。

今日は20日で春分の日で祝日なのである。

官公庁の職員が旗日に働くはずがないので

絶対変だよと言い、還付金詐欺をiphoneで検索したら

警視庁の説明とばっちり同じ手口でした。

お稽古前にドキドキしてしまいました。

 

被害を未然に防げてよかったわ。

ほっ


マスクはいつまでかな

2023年03月09日 | 日々つれづれに 2020~2023

3月は
確定申告でヨレヨレとなったり
なぜこの時期に発表会?という追い込みを
長年していましたが、

コロナ禍を経て発表会は全中止とし、
ま、フルートですからね、仕方なかったですが、
何となく宙ぶらりんな状態が続いていました。

この間にリモートでレッスンを展開したりして
新しい時代を迎え、昭和平成令和と過ごした身は
産業革命並みの通信革命を体験していたようです。

自分の研究活動は継続できているはずですが
ちょっとお疲れの年代に差しかかり
若かった頃のようには行きませぬが、
年齢を重ねながらの演奏とはこういうものかとか
健康を理由に引退される方が多いのだなと
理解に至ったりしています。

コロナがようやく落ち着いてきているかなというところですが
この時代にまさかのロシアの侵略戦争。
世界がつながりやすくなったからこその影響力が半端ない。
ポスト資本主義などと言われていたけれど
地球をなんとか壊さずにみんなで努力しようとしていたのに
ある部分時代が逆戻りしているじゃないか。

などと憤慨していますが
夢と希望と明るい未来はどうしても必要だし
デジタルでは追いつくことのない音楽芸術の灯を
消してしまうわけにはいかないのであーる。

シュミッツ先生が残してくれた
増永先生が伝えてくれた教えをちゃんと
次世代につないでゆかないとね。

さて。久しぶりに
飛行機に乗りたいなと思ったりもしていますが、
高齢になった相棒トム君を
置いて出かけるのはかわいそうすぎる。
横浜に行く代わりにお取り寄せでも頼みましょうか

 


シベリウスの歌曲

2023年03月04日 | 日々つれづれに 2020~2023

なかなかロシアは侵略戦争を止めようとしません。

日本は北方領土を奪られているし

フィンランドも同じような状況。

プーチンはどうしても使える海が欲しいらしい。

 

演奏会を聞きに行ってきました。

五つの国の作品というテーマで

女声によるジョイントリサイタルです。

 

ロシアの作品も本来なら

五つの国に入っていてもいいところで

音楽の対比という上では非常に興味深いのですが

この戦時下ではもう世論的に加わることはあり得ず。

 

今回初めてシベリウスの声楽曲を聞いたのですが

とってもシベリウス!! とってもフィンランド!!

フィンランドをフィンランドたらしめる音楽を書いているんですね。

なんと清々しく美しいことか。

 

帝政ロシアの圧力に屈することなく

「フィンランドであること」を強く主張するシベリウスの意思が

明確に聴こえる。そんな作品群でありましたよ。

 

 


謹賀新年

2023年01月05日 | 日々つれづれに 2020~2023

 

あけましておめでとうございます

 

コロナ禍以降のこの24ヶ月、一度も演奏を披露することなく

穏やかにリモートレッスンなどをしております。

なかなか取り組めずだった作品の練習を再開し

こだわりの作品はさらに深め

(ついでに家の中が以前よりきれいになり)

問題はいろいろあるものの

ただ単純に練習できるだけでもありがたい限りです

 

精密な技術を長年駆使すると体の機能は摩耗するのか

80歳で演奏する強者もいらっしゃいますが

少し年上の先輩方が何人も演奏を引退されるこの頃。

 

若い頃に「勢いでできたこと」が出来なくなる。

若い頃に「コントロールできなかったこと」が出来るようになる。

30年ぶりに練習してみる作品は理解度が深まり

フレーズ感も展開の仕方も違う風景を見ることができる。

キャリアを重ねることの意味を体感し喜んでいます。

 

今年も無理のない程度に頑張ります。

どうぞ、よろしく!

 

 

 

 

 

 

 

 


音楽は触発させる

2022年12月30日 | 日々つれづれに 2020~2023

舞踏と音楽の関係をなんとなく考えています

 

先日鑑賞に足を運んだバレエの発表会。

スピーカーから流れる音楽に合わせて

生徒さんたちが懸命に踊っているのですが

立派な音楽に可愛い子供たち・・・の時は

愛嬌があるので全てOKなのですが

ちょっとお上手なソロの時でも

良い演奏だなあと感じて聴いてしまうと

踊りの残念さが見えてしまう。。

ああ、なるほどなぁと思って見ていました。

 

2022年3月のフィギュアスケート世界選手権の時に

同じようなことをテレビを見ながら思っていました。

素晴らしいバイオリンコンチェルトを使い銅メダルの演技。

スケートも素晴らしく鮮やかで溌剌と美しいのだけれど

素晴らしいバックミュージックが流れているという趣。

分離している。。。

その選手はエキシビジョンで今時の流行りのポップスを

使っていたのですが、そちらの方がよほど合っている。

 

演奏家の耳と目は音楽を「聞き流せない」

踊る人はどう聞いているのかな?と

ちょっと思ったりしている年末です。

 

皆様、なんだかたまにしか書いていないのに

たくさんお越しいただいてありがとうございました。

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ

トムちゃん もうすぐ15歳です