3週間ほど前に、舌裂傷を縫合した2歳馬。
飛節にOCDが見つかり、関節鏡手術に来院した。
手術台に乗せてから、
ステントを使った縫合をしたし、抜糸の必要があるかと舌を引っ張り出して観察した。
背側は裂けていたところがへこんでいる。
上皮が欠損している部分もある。
しかし、全体には良好。
とても奥で切れていて、縫いづらかった症例。
忙しい日で、ほとんど私ひとりで対応した。
鎮静し、下顎神経ブロックし、傷の奥で包帯で縛って引っ張り出し、
ステントを使った垂直マットレスでしっかり縫合し、
辺縁は十字縫合した。
裏側も裂けていて、縫合した。
全体にとても良好に治癒した。
これならなんの問題も残らないだろう。
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この馬、転倒して球節も削れるように裂傷していた。
傷は肉芽が増勢しつつあった。
過剰な肉芽を切除し、
上皮化が加速することを期待して、皮膚の辺縁にPRPを注入した。
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舌はだいじだよね~
キミはハミはつけられないけど、体温を下げるのにつかってたんだよね~
綺麗に治るものなのですね。さすがです。
やばい笑くらい可愛いですね。
そろそろ四十九日ですか。
オラ君、おはよー。舌がないと暑くて大変なんだね。
舌斑は子犬の時はないのだと知った衝撃画像だった。そしてゴールデンはラブラドールとは別で、あの性格からは想像しがたいけど、より狼よりなのだとおべんきょしたのだった。
おもちゃやボール選びもいろいろ試行錯誤な日々でしたね。
初七日、月命日、四十九日、しきたりは人の心にそったものでうまくできているんでしょうね。
相棒は、最初なかったのに舌斑ができて、歳いったら消えました。
そんなこんなも楽しい10年でした。
チャカチャカ動き回ってしょっちゅう怪我をする馬もいますね。
競走馬としてはどちらが勝ち組なんでしょうか。
ヒトの場合はそそっかしいと失敗が多く、苦労している場合が多いです。
往々にして怪我をするのは、活発な先頭を走る馬です。仲間に対しても強くて噛みにいく馬が蹴られます。
群の中でも、なんでこの馬が、という高価値の馬が怪我することが多いかもしれません。
もちろん、普段は落ち着いていて、走るべきときには走る馬が優れた気性の競走馬なんですが、それは人の馴致の賜物かもしれません。