先日、若い獣医さんたちとの懇親会で、
「仕事が忙しくて、こなすのがたいへんで、仕事が楽しくない」
と聞いた。
ただの愚痴ではないし、頑張ってるんだなと思った。
疲れてもいるのだろうから、普通にアドバイスするなら、
「休みの日に温泉でも行って、リラックスして心と体を休めたら良いよ」
となるのだろうが・・・・・
そんなアドバイスは私らしくないので;笑
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仕事は追われるのではなく、追いかけるものだ。
鬼ごっこのようなもので、逃げるとより追われるようになる。
逃げようとすると仕事はつまらなくなる。
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自分のことで手一杯の時は人のことを手伝ってやると問題解決できることがあるよ。
嘘みたいな話だし、どうしてそうなるのか論理的には説明できないけど。
私は修士論文の作成で煮詰まっているときに、ほかの人の修論を手伝ったら自分の論文作成が進んで驚いた。
そんなもんだ。
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仕事が忙しい、たいへんだ、そいうときは休まないで働くのも方法だ。
休日を自主返上して仕事してはかどるとすっごい気持ちいいよ。
収入のためにだけ働いているなら仕事がつまらなくて当たり前。
能動的に働いてこそ仕事は楽しくなる。
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当たり前のことだけしていては褒めてはもらえない。
最低限のことだけしていては、最低限の評価しかもらえない。
人に褒めてもらえるのは喜びになるし、自分で自分を褒めたいなら、そうできるような仕事の仕方をすることだ。
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仕事を離れてリラックスしても、仕事に戻ればすぐまた元通りだ。
仕事を離れるなら、仕事に役立つことを他所へ観に行ってみると良い。
自分のホームグラウンドの仕事を新しい目で観ることができるようになる。
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サッカーで攻撃している側は走れるものだ。能動的に動いているからだ。
攻められ続けると走れなくなる。受身で走らされるからだ。
能動的に、自主的に動くことで、楽しくなるよ。
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今は、サッカー選手も、走った距離、パスを出した回数、パスの成功率、もちろんシュート本数、アシスト数など数値化されて評価される。
野球選手は以前からだ。打率、本塁打数、出塁率、得点圏打率、盗塁数、進塁打数、etc.
でも、そんな数値の評価じゃなくて、自分のことは自分がいちばんよく知ってわかっている。
自分に甘くなるのが人間だけど、自分を客観してみると良い。
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説教くさかったらごめんなさいよ。
勤めるなり、「7月まで休みはないよ。」と言われた時代に、
そんなことは知った上で望んで就職した者が、振り返って思うことだ。
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人もうらやむ才能をもちながら、多くを台無しにした男が語ったこと。
あまりに純粋で、幼かったのかもしれない。
試合の勝ち負けがかかっていない打席ではどうしても集中できなかった。それでタイトルを何一つ取れなかった。
そんなところを多くの人は愛したのかもしれない。
私も江川や桑田なんかよりずっと清原の方が好きだ。