私の母は和裁をやっていた。
今はどうかしらないが、その頃は和裁は寸尺の世界で、母は竹の定規を大切にしていた。
それでチャンバラをしようとして取り上げられた。
「もう手に入らないのだから」と。
日本は世界標準にあわせて寸尺を使わせないために、寸尺表示のものさしの製造や販売まで禁止したらしい。
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USAがいまだにメートル単位に変わろうとしないのは、「軍隊がインチを使っていて、砲弾の弾道の計算までインチ単位で行っているために、変更しようとすると莫大な国家予算が必要になるからだ。」と聞いたことがあるが、本当かどうかしらない。
人工衛星の軌道計算なんてインチでやっているとしたら恐ろしい気もする。
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学術雑誌の表記もいまだに様々で、USAの雑誌には華氏と摂氏を併記しているものもある。
血液検査などの細胞数の表記も、本来SIでいくなら、cells/m?(ミリ立法メートル)で表示するべきなのだろうと思う。
日本では赤血球数が800万とか、白血球が1万とか表現することが多いが、これはミリ立方メートルm?当たりの細胞数を表示していることになり、SIに沿っている。
ミリmは千分の一の意味なので、容積になると10のマイナス9乗?。
どうしてもリットルで表現したければ、m?はμ?ということになり、
cells/μ?なら私たちが日常使っている数字に変化がないので抵抗がないのだが・・・・・
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細胞数をリットル?当たりで表示するように定めている獣医学術誌もある。
論文上の表記とは言え、とんでもない桁数になり、私など英語でどう読むのかさえわからない。
どうしてこうなってしまっているのか、そして、なんとかならないものなのだろうか?
(つづく)
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快楽とはほど遠い、しかし、だからこそリフレッシュになるのかもしれない。
1時間に1回は休憩を入れて。と思っていたが、泊まりの荷物は担ぎ慣れない身には重く、30分と登り続けられない。
どんどん上っていく高度計が励みになってくれた。