馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

放牧地の馬糞を拾い集める方法 Manure vacuum

2024-08-15 | 馬内科学

もう駆虫剤だけに頼って寄生虫対策をするのは無理だ。

馬回虫がイベルメクチンに耐性を示すことは確認されているし、

葉状条虫も、プラジクワンテルにも、ピランテルにも耐性が現われるらしい。

小円虫は、海外ではすでに駆虫するのが難しくなっている。

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放牧地の馬糞を拾わなければいけない時代になっている。

人手不足の昨今、そんなことできない、という声も聞く。

海外ではこんな機材も開発されている。

Greystone manure vacuum 

紹介され必要性が書かれているのはこちらのHP

HONDAのエンジンが使われている。

日本から手に入れる方法もあるはず。

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ハローがけして、糞便をちらかし、乾燥させて寄生虫卵を死滅させ、不食域を作らせない、という方法もある、と言う方がいるかもしれない。

しかし、これはとても乾燥した気候の地域で、かつ放牧密度が低い牧場なら一定の効果があるかもしれないが、日高の現状では寄生虫対策としては効果がないだろう。

多くの虫卵は乾燥に耐え、特に回虫卵は乾燥、低温・凍結に耐えることが知られている。

日高の気候では、72時間以内に感染能力を持つ仔虫になり、草と一緒に馬に採食されてしまう。

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やはりこれを輸入して普及させるのが良いと思う。

費用と手間がかかるが、馬1頭をダメにしたり、開腹手術が必要になったりすることに比べたら安い。

Steffen Peters talks about Greystone Maxi Vac

 

 

 

 


特発性?血腹症への対応

2024-07-21 | 馬内科学

2歳馬が数日前から不調で、元気食欲不振、腹囲膨満、腹水貯留、とのことで来院。

腹囲はポンポコリン。口粘膜は貧血とうっすらチアノーゼ。

超音波検査では、グレイに渦巻く大量の液体が腹腔にある。血液だろう。

腹腔穿刺するとやはり血液そのもののような腹水が採れた。

腹腔内出血だ。

クレアチニン・BUNが上昇している、との担当の先生からのコメントがあったが、腹腔尿症ではない。

これだけ貧血していると、各臓器の機能が落ちても不思議ではない。

そして、利尿はホルモンで調節されている。

循環血液量が減るショック状態では抗利尿ホルモンが増えて、尿量が減る。

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外傷性とか、感染性とか、原因を不随させて、腹膜炎とか血腹とか腹腔尿症とか病名にされることが多いが、

原因が特定できないと、特発性と呼ばれたりする。

とりあえずは特発性腹腔内出血、あるいは血腹症。

放牧されている馬だと、蹴り合ったりして臓器損傷で大出血することがある。

脾臓が多いのだと思う。

左の横腹に広がっている臓器で血液豊富で、血液を貯めるスポンジのような臓器だから切れると血が止まりにくいからだろう。

肝臓も可能性はある。しかし、肝臓は体の中心部にあり、外的損傷を受けにくい。

中心部にあるので、体表から超音波で見にくい。

特に腹水が多いので脾臓も肝臓も腹壁から離れてしまっている。

脾臓の端には漿膜を持たない数cmの塊があった。超音波デンシティーは低くなく、血腫のようではない。

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貧血の状態から判断してもう全身麻酔をかけるのは危険。

出血はまだ続いている可能性が高い。

そして、外傷性臓器損傷なら止血できるかもしれないが、その可能性は高くない。

腫瘍の破裂なら、止血できようができまいが、予後不良だろう。

それらの説明をして、腹腔ドレナージだけすることにした。

腹腔の血液を抜くことで出血を悪化させる可能性もあるし、腹腔内の血液を感染させて腹膜炎にしてしまう可能性もあるが、なにせ腹囲膨満するほどの量なのでそのまま放置して自然に吸収できるとも思えない。

腹底に32Frのトロッカーカテーテルを装着した。

がポタポタしか廃液されない。腹底では血餅になっているのだろう。

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2日後、その馬は死亡した。

他所で剖検され、肝臓には大きな腫瘍と思われる塊がいくつかあり、大網には小さな血腫状の塊が大量にある写真を見せてもらった。

おそらく血管肉腫だろう。

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Equine Acute Abcomen 3rd ed.には、腹膜炎と腹腔出血(血腹)の診断と治療、という章がある。

馬の急性腹症のひとつの分野であり、項目になっているわけだ。

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米原万里さん著、「ロシアは今日も荒れ模様

前にも読んだか?などと思いながら、楽しく読めた。

私たちはロシアのことをいくらかでも知った方が良い。

ゴルバチョフからエリツインへという時代までの話が多いのだが、プーチン・ロシアを理解する役にも立つように思う。

ロシアでは平均寿命が短くなったんだ!

最近?のロシアビジネスマンはウォッカを飲まないんだ!

そして、ロシアとロシア人についてのジョーク満載。

笑ってる場合じゃないのかもしれないんだけどね・・・・・


繁殖牝馬の原因不明の腹膜炎

2024-07-17 | 馬内科学

繁殖牝馬が数日前から発熱し、治療をしていたが腹水が増量している、とのことで来院。

腹水の白血球は14,000 /μl で、腹膜炎としてはひどくない。

しかし、腹膜炎は腹膜炎。

原因を特定し、有効な治療ができないと致命的だ。      

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開腹手術して腹膜炎の原因を探り、腹腔洗浄して腹腔の汚染を除去し、腹膜炎のコントロールをすることにした。

助けられるかどうかわからないが、開腹手術せずに死亡したら「開腹手術していれば助かったかも」という思いが残るだろうから。

           ー

腹水はひどく増量していた。

膀胱破裂ではないことは、内視鏡検査で確認済み。

腹底近くの回腸が発赤、フィブリンの付着が一番ひどかった。

回腸から空腸を最上位へ辿ったが穿孔などはなかった。

胃も触る範囲で異常なし。

盲腸、大結腸、小結腸にも腹膜炎の原因になったような損傷はなかった。

子宮、直腸を骨盤腔で探るが、腹膜炎の原因になったような痕はなかった。

腹腔内を生理食塩液19㍑で洗浄し、ドレインを装着して手術終了。

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腹水の細菌検査は陰性だった。

入院せず、翌日から牧場で治療を続けてもらったが、手術から10日あまりで死亡してしまった。

手術後は1度も発熱しなかった。

剖検では、腸管の漿膜にひどいチアノーゼがあり、あちこちの腸管の癒着が見られたが、腹膜炎の原発となった部位は不明。

原因不明の腹膜炎、としか言いようがない。

こういうことが起こりうる、ということだけ記憶にとどめておきたい。

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馬の腹膜炎が必ず予後不良かというとそうではない。

われわれは分娩事故としての子宮穿孔による腹膜炎は、開腹手術による子宮損傷部の修復と、腹腔洗浄、そしてドレナージの反復で治療成果を挙げている。

多くの腸管手術、特に結腸捻転整復などの腹腔内を多少なりとも汚染させる手術は、多かれ少なかれ腹膜炎を起こしているのだろう。

しかし、癒着などの問題が起こることの方が少ない。

開腹手術後の術創感染から腹膜炎を起こした症例があった。原因菌はStaphylococcus aureus 。

厳しいだろうし、生存しても癒着が起こるだろう、と思っていたが、治癒し、その後も疝痛を起こさなかった。

空腸上部に小さい穿孔があって腹膜炎を起こしていた繁殖牝馬が居たが、その症例も生存した。

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タウシュベツ橋梁

どういうわけか最近人気があるらしい。

滅び行くものへの郷愁か。

保存しようという動きもあるようだが・・・・

無理だろうし、崩れるにまかせた方が良いと思うな。

 

 


高度免疫血漿投与は仔馬をR.equi感染症から守るか?

2024-07-11 | 馬内科学

R.equiは新生仔馬が免疫的に弱いうちに感染し、病巣を作ってしまう。

生まれた仔馬にワクチンをうっても、免疫が作られる前に感染が成立してしまう。

母馬にワクチンをうっておいても、仔馬へ移行する液性免疫成分だけでは仔馬を守れないのかもしれない。

他の馬にR.equi抗原(死菌ワクチンだったり、生きたR.equiだったり)を接種してR.equiに対する免疫を作らせておいて、その血漿を新生仔馬に投与すれば、

R.equiに感染しない、

あるいは感染しても重症化しない、

という効果が得られるのではないか?

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Protection against naturally acquired Rhodococcus equi pneumonia in foals by administration of hyperimmune plasma

J Repro Fertil Suppl. 1991:44:571-8.

A 2-year field study was performed to determine the capability of increasing Rhodococcus equi specific antibody in foals via plasma transfusion or mare vaccination, to determine the kinetics of R. equi (ELISA) antibody decay and to assess the protective effects of these procedures in foals on a farm endemic for R. equi. Plasma donors were vaccinated with a killed R. equi bacterin and produced high levels of anti-R. equi antibodies, which were harvested by plasmapheresis. In Experiment 1, 68 foals were given 1 litre of hyperimmune plasma intravenously (i.v.) between 1-60 days of age. Foal plasma R. equi antibody was significantly increased and high levels of R. equi antibody (ELISA) were maintained for 60 days. No R. equi pneumonia developed in any foals receiving plasma. In Experiment 2, 99 pregnant mares were vaccinated with R. equi bacterin at 30, 60 and 90 days before foaling. Group 1 foals (101:85 from R. equi immunized mares) also received plasma transfusions and Group 2 foals (14), from R. equi immunized mares, did not receive plasma transfusions. Pregnant mare immunization increased colostrum R. equi antibody significantly. Eight foals showed failure of transfer of specific R. equi antibody. The incidence of R. equi pneumonia was 2.9% in Group 1 foals and 43% in Group 2 foals. Vaccination of pregnant mares did not provide protection against R. equi pneumonia; however, plasma transfusion with hyperimmune plasma administered prior to R. equi exposure was significantly protective in foals.

血漿輸血または牝馬ワクチン接種によって子馬のRhodococcus equi特異的抗体の増加させられるかどうか、R. equi(ELISA)抗体の消失動態を調査し、R. equi発生牧場の子馬におけるこれらの手法の防御効果を評価するために、2年間のフィールド調査が行われた。血漿ドナーは、死滅したR.equiバクテリンを接種され、高レベルの抗R.equi抗体を産生し、血漿交換によって回収した。実験1では、68頭の子馬に1リットルの高度免疫血漿を1〜60日齢の間に静脈内(i.v.)投与した。仔馬血漿R.equi抗体は有意に増加し、高レベルのR.equi抗体(ELISA)は60日間維持された。血漿を投与された子馬ではR.equi肺炎は発生しなかった。実験2では、99頭の妊娠牝馬に、仔馬の30日前、60日前、90日前にR.equi bacterinを接種した。グループ1の子馬(101:85 R. equiの免疫牝馬)も血漿輸血を受け、R. equiの免疫牝馬のグループ2の子馬(14頭)は血漿輸血を受けなかった。妊娠中の牝馬の免疫は、初乳R.equi抗体を有意に増加させた。8頭の仔馬は、特異的R.equi抗体の移行に失敗した。R. equi肺炎の発生率は、グループ1の子馬で2.9%、グループ2の子馬で43%であった。妊娠中の牝馬へのワクチン接種は、R. equi肺炎に対する防御を与えなかった。しかし、R. equi曝露前に投与された高免疫血漿による血漿輸血は、子馬で有意に防御した。

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数年前に来日もされたMadigan先生の偉大な研究。

もう30年以上前の研究で、緻密さには欠けるのかもしれない。

Madigan先生が深く関与され、USAではR.equi高度免疫血漿が市販されている。

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妊娠末期の母馬に死菌ワクチンを接種しても、母馬からの移行抗体は仔馬をR.equi肺炎から守れなかった。

しかし、高度免疫血漿を仔馬に投与すると、R.equi肺炎の発生率はあきらかに減った。

これは、高度免疫血漿に含まれているのは、初乳で移行する免疫成分(主にIgG)だけでなく、炎症性サイトカインやフィブリノーゲンやその他もろもろの、

R.equiに刺激された成馬が体を守るために産生し、反応する血漿成分が、仔馬に役立つからだろう。

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ひょっとすると、凍結血漿ではなく、生で仔馬に投与すれば細胞成分も免疫情報を仔馬の免疫細胞に与えるなどするのではないか、

凍結血漿投与と生投与では差があるのではないか?と考えたりするが、実験で有意差を出すのは難しいかも知れない。

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この研究では高度免疫血漿の作成に死菌ワクチンが使われているが、生きたR.equi強毒株を接種すれば、もっと強い反応が起き、高度免疫血漿の抗R.equi免疫成分も高濃度になるかもしれない。

なにせ、以前研究論文を紹介したように、R.equi強毒株は食細胞に貪食されながらも殺されないことで病原性を発揮する

死菌ワクチンと生きたR.equi強毒株接種では、作られる高度免疫(血漿)に差ができるかもしれない。

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残念ながら、日本ではR.equi高度免疫血漿は市販されていない。

生物学的製剤なので輸入するのはとても難しいだろう。

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R.equiは世界の馬生産地に、

今、そこにある危機!

体長2.2m 体重400kg 7歳 牡 だそうだ。

 

 

 

 


糞便中のVapAをPCRで定量したらR.equi感染子馬を早期発見できるか?

2024-06-24 | 馬内科学

R.equi感染子馬を早期に発見するために、糞便中のVapAをPCRで検出してはどうかという調査。

これもCohen先生が関係している。

Use of Serial Quantitative PCR of the vapA Gene of Rhodococcus equi in Feces for Early Detection of R. equi Pneumonia in Foals

子馬のR.equi肺炎の早期発見における糞便中のR.equi病原性関連タンパクA遺伝子の連続定量PCRの利用

J Vet Inter Med 2016 30(2):664-70 

Abstract

Background: Current screening tests for Rhodococcus equi pneumonia in foals lack adequate accuracy for clinical use. Real-time, quantitative PCR (qPCR) for virulent R. equi in feces has not been systematically evaluated as a screening test.

Objective: The objective of this study was to evaluate the accuracy of qPCR for vapA in serially collected fecal samples as a screening test for R. equi pneumonia in foals.

Animals: One hundred and twenty-five foals born in 2011 at a ranch in Texas.

Methods: Fecal samples were collected concurrently with thoracic ultrasonography (TUS) screening examinations at ages 3, 5, and 7 weeks. Affected (pneumonic) foals (n = 25) were matched by age and date-of-birth to unaffected (n = 25) and subclinical (ie, having thoracic TUS lesions but no clinical signs of pneumonia) foals (n = 75). DNA was extracted from feces using commercial kits and concentration of virulent R. equi in feces was determined by qPCR.

Results: Subsequently affected foals had significantly greater concentrations of vapA in feces than foals that did not develop pneumonia (unaffected and subclinical foals) at 5 and 7 weeks of age. Accuracy of fecal qPCR, however, was poor as a screening test to differentiate foals that would develop clinical signs of pneumonia from those that would remain free of clinical signs (including foals with subclinical pulmonary lesions attributed to R. equi) using receiver operating characteristic (ROC) methods.

Conclusions and clinical importance: In the population studied, serial qPCR on feces lacked adequate accuracy as a screening test for clinical R. equi foal pneumonia.

背景: 子馬のロドコッカス・エクイ肺炎の現在のスクリーニング検査は、臨床使用の適切な適切な精度を欠いている。糞便中の病原性R.equiのリアルタイム定量PCR(qPCR)は、スクリーニング検査として体系的に評価されていない。

目的: この研究の目的は、子馬のR.equi肺炎のスクリーニングテストとして、連続的に収集された糞便サンプル中のvapAのqPCRの精度を評価することであった。

動物: 2011年にテキサス州の牧場で生まれた125頭の子馬。

方法: 糞便サンプルは、3、5、および7週齢の胸部超音波検査(TUS)スクリーニング検査と同時に収集された。罹患した(肺)子馬(n = 25)を、罹患していない(n = 25)および無症候性(すなわち、胸部TUS病変を有するが肺炎の臨床徴候がない)子馬(n = 75)に年齢および生年月日で一致させた。市販のキットを使用して糞便からDNAを抽出し、糞便中の毒性R.equiの濃度をqPCRで測定した。

結果: その後、罹患した子馬は、5週齢および7週齢で肺炎を発症しなかった子馬(罹患していない無症候性の子馬)よりも、糞便中のvapA濃度が有意に高かった。しかし、糞便qPCRの精度は、肺炎の臨床徴候を発症する子馬と臨床徴候のない子馬(R. equiに起因する無症候性肺病変を有する子馬を含む)を、ROC法を用いて区別するためのスクリーニング検査としては不十分であった。

結論と臨床的重要性: 調査対象集団では、糞便に対する連続性qPCRは、臨床的R.equi子馬肺炎のスクリーニング検査として十分な精度を欠いていた。

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R.equi肺炎を発症している子馬の糞便中にはR.equi強毒株の菌数が増えることが知られている。

それを3、5、7週齢の子馬で調べたらR.equi肺炎の子馬を早期に検出できないか?という研究。

R.equi肺炎に罹患した子馬は糞便中のR.equi強毒株菌量が多い傾向にあったが、感染子馬を検出する精度には欠けていた、という結論。

R.equi肺炎を発症している子馬の糞便中にR.equi強毒株が増えるのは喀痰を飲み込むからだろう。

ほとんど肺炎症状を示さず、静かに肺に膿瘍を作られてしまう子馬の糞便中ではR.equi強毒株は有意には増えない。

5週齢、7週齢になるとR.equi肺炎を発症してくる。その前、3週齢に感染を知ることができれば、早期発見、ということになるが、それは糞便中の菌量では判断できない、ということなのだろう。

negative data (否定的な結果) なのだが、興味深い研究であり結果だ。

そして、R.equi感染を早期に見つける難しさを示している。

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土曜日、朝、3歳馬の中足骨内顆のunicortical fracture 単一皮質骨折。

最遠位部に限局した骨折のようだった。3.5 mm screw固定。

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繁殖牝馬の疝痛の依頼も来ていたので、臍ヘルニアの予定は延期してもらった。

疝痛は結腸捻転だった。

結腸の色はかなり悪かったが、切開して内容を抜いたら色調は回復した。

減圧することの意義を強く感じる。

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午後、”肩”跛行が3週間続く1歳馬。

蹄、球節、腕節、肘、肩、とX線撮影しても異常なし。

上腕三頭筋、棘上筋、棘下筋の萎縮が特徴的。

腕神経叢あたりを傷めたのだろう・・・・か

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続いて、腕節骨折の関節鏡手術。

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1歳馬の前肢球節の腫脹、跛行。4日目。発熱もある。

感染が本態なのだろう。RLPする。

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1歳馬の腰萎のX線撮影。

頸椎C5-6にはっきりした狭窄が見つかって、そのままあきらめることになった。

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後躯麻痺で起立不能になった乳母馬の剖検もしたのだった・・・・・

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ハナショウブ・ピンクが咲いた。