Latin for Beginners_479

【本文】
 Apud antīquās dominās, Cornēlia, Āfricānī fīlia, erat(1) maximē clāra. Fīliī eius erant Tiberius Gracchus et Gāius Gracchus. Iī puerī cum Cornēliā in oppidō Rōmā, clārō Italiae oppidō, habitābant.

(1) Observe that all the imperfects denote continued or progressive action, or describe a state of affairs. (Cf.§134.)

【訳文】
 〔ラテン文 略〕

(1) 全ての未完了過去は継続している若しくは進行中の動作・行為を表していること、又は事物の状態を述べていることに注意すること。(§134. 参照)

【新出ラテン語句】
Āfricānus Cornēlia Gracchus

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

Apud antīquās dominās, Cornēlia, Āfricānī fīlia, erat maximē clāra.
 昔の女主人たちの中で、アフリカヌスの娘であるコルネリアは非常に有名であった。
 Cornēlia と fīlia は同格(主格)です。Āfricānī は属格です。

Fīliī eius erant Tiberius Gracchus et Gāius Gracchus.
 彼女の息子たちはティベリウス・グラックスとガイウス・グラックスであった。
 fīliī は複数主格ですので、fīlī にはなりません(Latin for Beginners_311 参照)。eius は人称代名詞 ea の属格として用いられ、「彼女(=コルネリア)の」の意味でしょう。Gāius の発音は、文法書によると「ガイユス」ではなく「ガーイウス」であったようです。

Iī puerī cum Cornēliā in oppidō Rōmā, clārō Italiae oppidō, habitābant.
 これらの少年たちは、有名なイタリアの都市である都市ローマでコルネリアと一緒に住んでいた。
 iī(=eī)は puerī を修飾する指示形容詞として用いられ、「これらの」の意味でしょう。clārō Italiae oppidō は名詞 oppidō を形容詞 clārō と属格 Italiae が修飾していますが、形容詞(A)→属格(G)→名詞(N)の語順で並んでいます。(Latin for Beginners_396 参照) oppidō 、Rōmā 、clārō Italiae oppidō は同格(奪格)です。

-初学者のためのラテン語-

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