アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

昔より楽に弾けるようになったわけ

2022年02月13日 | ピアノ
これまでいろいろな曲を、しばらく練習して…しばらくまったり寝かして…また弾いてみる…ということをしてみましたけど、

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十数年間の長きにわたり凍結していたものの解凍(ショパンバラード三番)というのはわりとレアですね。

忘れてるっちゃ完璧に忘れてるはずなんですけど、弾いてみると、ゼロから譜読みしてるわりに譜読みしやすい曲という雰囲気になります。

弾きやすさという面からいうと…
昔はそれこそ「もしかして、半音階弾けないの?」と言われるくらいの状態だったので、何一つ「自動運転」で済むものはなくて、音を一つひとつ読んでは並べていくしかなかったのでとてもたいへんでした。今はいろいろなパターンに既に慣れていますからいろいろと話が早くなりますよね。

そのように「把握が早くなる」ということのほかに、今回弾いていて気が付いたことがあります。

打鍵の仕方そのものが違うため、今回のほうが弾くこと(動作)自体が楽であるということです。

こういう曲の場合、指がパタパタ動いて「ドレミファソ」と打鍵するような弾き方だけではなくて、
和音…片方の手で複数の鍵盤を押さえる…を連続して打鍵するような弾き方が頻繁に出てきます。

それが、いっこずつ「よっこらしょ、よっこらしょ」だったらたいへん疲れるわけですが、
「ポンポンポンポン…」であればすっすっと進めるわけです。うーん、何いってるかわからんなこれじゃ…

…たとえば、同じ重さで、
中にお米の粒が入った「お手玉」と、
ゴム製で弾力のある「ボール」があったとしますね。

「お手玉」を持って、持ち上げる→おろす→持ち上げる→おろす…
と連続でやることを考えますと、いちいち「べちゃー」「べちゃー」となってあまりスムーズな動作になりませんが、

「ボール」を持って、保持する→ぽよん→保持する→ぽよん…
と連続でやることを考えますと、弾力があって跳ね返る感じで、連続で軽くいけちゃいますね。

うー-ん…どこまで当たっているたとえになっているか心もとないですが、たぶん、半分くらい当たっている気がします。

基本となる高さが、「お手玉」だと「床面」、「ボール」だと「上」ですよね。

「お手玉」のほうは持ち上げるときに力を入れていて、「どさっ」と下ろすんです。で、またよっこらしょと持ち上げる。

「ボール」だと、まず空中で保持されていて、すっと降りてきたらぽんと跳ね返って元の位置に戻る感じです。

「ボール」のほうの弾き方の場合は、おゆき先生のいう「下腹でしっかり支える」が大事で、手は鍵盤のすれすれ上の辺りにふんわりと自然に保持されています。
それと、当たり前ですが「弾力」が肝心なところです。弾く瞬間に(ごくわずかであっても)指が手の内側に曲がる動作をしているから跳ね返るんですね。

跳ね返る瞬間の直前、「ボール」は下向きに動いていても、静止していても、あるいは、ごくわずか上向きに反転したあとであっても、それはどれもアリだと思います(…というところは実際のボールと違うが)。それはほしい音量や音色に応じてどれもあるはず。

で、弾くのが楽になっただけじゃなくて、「お手玉」と「ボール」だと音色も違うと思います。

そんなこんなで、昔この曲弾くのって本当にたいへんだったはずなんですよね。
よくそんなの付き合っててくれたなぁ(ヤマハの先生)。
なんとか弾けるようにするにはどうすればいいか、丁寧にいっこずつ考えてくれたんですよ。

---- 今日の録音
ショパン/バラード三番(練習2)

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