アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

いつかバッハを演奏するための練習曲として

2013年12月31日 | バイオリン
サロンエスプリのクリスマス会できーちゃんさんが演奏したバッハパルティータ第三番、プレリュードが耳について離れない。

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有名な曲なので、これまでも録音だったら何度も聞いたことあった。
こんな曲(by ヒラリー・ハーン)

かーっこいい♪

すんなり聞いてる分には、この疾走感に乗って最後まで一気に終わって、さわやかな曲だな~って感じなんだけど。

生で聞いた(見た)のは初めてで。それで、

「そんなふうに弾いていたのかぁーーっ!!」と驚愕。とともに、納得。

ピアノだったら、ひとつの高さの音を弾くためのキーはひとつ、しかない。
バイオリンでも、初心者にとっては、まぁひとつしかないようなもんだが(笑-1stポジション前提という意味)

ポジション移動できるならば、いくつかあるということになる。

ちなみに、私もポジション移動します。ちょっと。
どういうときにするかというと、1stポジションではどうやっても出ない高い音が必要なときに、
つまり必要に迫られて、えぃ、と動く。

ということは、バイオリンにある四本の弦があるうちの、一番細い弦(E線)でのポジション移動しか用がないということになる。

しかしこの曲では(動画で0:25くらいから始まるフレーズ)

丸なしはE線(一本目の線)で
赤丸はA線(二本目の線)で
青丸はD線(三本目の線)で

線が違うと、音の高さが同じでも音色がちょっと違うので、
和音のそれぞれの音に、それぞれの音色が割り振られていると思えばいい。

音色を保持したまま、じわーっと和音が変化していく。

すごーい。だから、こういうふうに聞こえてたのか。

謎が解けたら、さっそく試してみたくなって…この曲、難しすぎて到底私には弾けないんだけど、超ゆっくり(ハエがとまるレベルで)1ページ分を鳴らしてみると、いろんなことがわかった。

ややこしい左手に気をとられて、右手(弓)の動きが失速すると、ぐちゃっとなる(^^;;
移弦が下手(笑)
左手の形が合理的に整理されてないと、次の音形に隙間なく変わることができない。
弦の押さえ方がちょうどよくないと、とても情けない音になる。
隣の弦を半端にさわっちゃってると、金属的騒音になる(爆)
開放弦を鳴らすところがないまま長めに複雑に動いたあとは、音程がずれているorz

要するに、ふだん、そんな難しくない曲であれば、無理やり弾いててなんとかなってる課題が、いちいちなんともならないということがわかるわけだ。

いやー、いい曲だなぁ。

ふつう、私くらいの技量でこの曲を練習する人はいないけれど(難しすぎる)、でも未練たらたらでしばらく弾いてみたりして。

「いつか君がバッハを練習するための練習曲として、一番ちょうどいいのはバッハだからね」
(「船に乗れ! 2:独奏」藤谷治より)

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新ブログ「まったりまたろう成長日記」

2013年12月29日 | 高専生活
中学受験ブログの更新が終了して、いっこ片付きましたので…

音楽ネタでも中高一貫ネタでもない「またろう話」を分けるため、新ブログを立ち上げました。
「まったりまたろう成長日記」

どうぞよろしくお願いします_o_

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「カレー」は面倒な料理ですか?

2013年12月25日 | 生活
10年くらい前のことだったと思うけど、仕事上の付き合いのある人(女性)が「カレー」について、

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←カレーはみんな好きだけど、休日限定特別料理です

「市販のルーを使って作っているといったら、ママ友(友達かどうかはともかく子どもを通した付き合いのある人らしい)から『そんないい加減なものを使うなんて、子どもへの愛情不足だ』となじられた」といってやや落ち込んでるようだったので、私は、
「野菜をいろいろ洗って切るだけでかなり面倒なので、それが十分お子さんへの愛情だと思う」と言った。

それからしばらくしてまたその人と会ったとき、
「アンダンテさんにああ言ってもらってすごく気が楽になった」
と言ってた。

私は、カレーが「手間をかけた料理」の範疇に入ると思っていたので本音を言っただけだが、世間的には当時なんとなくカレーは「手抜き料理」として分類されていたような気がする。「オカアサンヤスメ」というような。

私もカレーは作るのだけど、平日の夜ごはんとして、当日改めて作るかというとそんなことはしない。
もしも
・ごはん
・焼き魚(ホッケとかカマスとかなんか干物)
・味噌汁(葱、小松菜、油揚げ、豆腐)
・納豆/刻みめかぶ/キムチ お好みで
という夜ご飯だったら、「玄関あけて45分でごはん」は十分可能だし、リモコン(子どもに電話)を使ってごはんだけ先に炊いておくんであれば「玄関あけて20分でごはん」もできる。

カレーはそういうわけにいかないからね…

では、カレーにはどんなメリットがあるのかというと、
・あらかじめ作って時間が空いてもOK(手間の貯金的な)
・野菜庫がほぼ空という事態になっても常備されている野菜(じゃが玉にんじん)でできる
・食べる人数があいまいでも対応可能
・食器数が少なく(ごはんとおかずセットだから)、食洗機なじみがよい
など。生活の総合的な都合にかんがみて、カレーがよいと思うから作るのである(みんな好きだしね)。調理作業時間的な面からいえばお得感はない。

材料的にそろえば、おでん、白菜と豚肉の重ね蒸し、各種「鍋」などのほうがずっと調理作業時間が短い。

というわけで、私的には「カレー」は面倒な料理ポジション、ただし、たまにそのほうが好都合なことがある、という位置づけだったが、別段誰に合意を求めるものでもない、と、そういうものだった。

ところが、今日見かけた記事:
家カレー:減る…洗い物面倒、調理手間 時間短縮タイプも」(毎日新聞)
おぉ~これは。

時代が私に追いついたのか!?(笑)

確かに、世帯人数が減って高齢化して、二人とかになったらカレーという感じじゃなくなるだろう。

食器を洗うのが大変という声もあるようだけど、それは手で洗う場合だね。ゴムべらでくるりっとなでてから食洗機に入れてしまうなら、ごはん+おかずよりむしろやりやすい。

カレー調理が面倒、という場合、それはにんじん・じゃがいも・たまねぎを洗ったり剥いたりするのが面倒という意味と、煮込むのに時間がかかるという意味がある。後者が問題ないシチュエーションであれば、前者だけが問題になるので、私はたとえば休日の午前中に、夜ごはんを作ってしまいたいときとかにあえて作ることになる。

ルーの売り上げが落ち込み、回復を図るメーカーさんの工夫というのは、煮込む時間の短縮ね…

あぁそこはどうでもいいの、私。どうせ、時間がないときにじゃがいもなんて剥かないから(*)。

フライパンで作れる時短?カレーにはぜんぜんそそられない。

世間のトレンドと、我が家の食卓は、どういう点が似ていて、どういう点が違うんだろう?? とふと思った記事だった。

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(*)じゃがいもはまだいい。里芋がもっと面倒だから、買うときは下準備済みの冷蔵/冷凍品なのだが、あるとき生協でポチし間違えたらしくて生の里芋が来た。それで、「注文間違えたみたい」「家で剥くほうがおいしいけどね~」とぶつぶつ言いながら剥いてると、またろうが来て「わかるよ~ぼくも家で剥くほうがおいしいと思うから、生で注文していいよ。呼んでくれればぼくが剥くから」だそうです。
コメント (20)
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素人が伴奏を楽しむ会、参加者募集

2013年12月23日 | ピアノ
来年も、「素人が伴奏を楽しむ会」を開催します。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←「ばんたの」開催日決定!!

「素人が伴奏を楽しむ会」、通称「ばんたの」は「もっと、アンサンブル!!」という趣旨の会です。

たとえばバイオリンの発表会でピアノが伴奏するという場合、ふつうはバイオリンの人がめいっぱいの曲を弾きますので、ピアノの人はよっぽど余裕がないと合わせられません。しかし、ピアノの人が自分の楽しみのために、めいっぱいの曲選びで伴奏をして、うまいバイオリンに合わせてもらったっていいじゃないか!?

ということで、自分が曲を指定して、プロ奏者とアンサンブルできちゃうというゴージャスな企画をお楽しみいただけます。
バイオリン: 中川美樹先生
ピアノ: 中川佳彦先生
ソプラノ: 海実さん
(前回と同じです)

その他、参加者どうしのアンサンブルでもOKです。

今年の「ばんたの」の参加曲はこんな感じでした:
2013年3月31日(日曜日)「新生ばんたの第一回」 ←録音あり

日時: 2014年3月30(日) 13:00 ~ 16:30 (発表会タイム) 16:30 ~ 18:00 (パーティー&自由演奏タイム)
* リハーサルタイム 10:00 ~ 12:00
場所: ミュージックサロン エスプリ
参加費: 弾き参加 2000円、聞き参加 無料
一品持ち寄り: パーティー&自由演奏タイムに参加される方は、弾き参加、聞き参加にかかわらず、一品持ち寄りお願いします。

ひと枠10分程度の演奏時間を想定しています。超える場合はご相談ください。
18枠くらいまで募集します。

事前に、ご自分の都合に合わせた日時でサロンに予約を入れ、アンサンブル・レッスンができます。
先生方と合わせる場合はレッスン必須、参加者同士のアンサンブルの場合は必須ではありませんが、中川先生にレッスンしてもらうとアンサンブルがぐっと生き生きしてきますよ♪お薦めです。

レッスン代
30分: 3150円
45分: 4725円
レッスンを1回にするか複数回にするか、30分にするか45分にするかは自由です。

参加の申し込みは、(アドレスをご存知の方は)メール、または、ブログの右ペインにある「メッセージを送る」(連絡先アドレスを書いてください)でお送りください。参加曲が未定の場合は、ざっくりとご希望の枠数だけ願いします。たとえば、私の場合、中川Vn先生と、海実さんの伴奏を両方したいから2枠とか。

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ピアノ協奏曲が聞ける発表会!!

2013年12月22日 | ピアノ
昨日はサロンエスプリでクリスマス発表会(大人の部)がありました。

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バイオリン、ピアノ両方の生徒さんが入り乱れて、華やか!! 発表会は5時開始でしたが、4時ごろ着くともうサロンのあっちこっちの隅に陣取ってそれぞれの音出し。

きーちゃんさんと私も、ビオラ担当の方を誘って三人でアイネク合わせ。なんで三人なのかっていうと、チェロの人がまだいなかったからなんですが…なんでも、会が始まってからようやく来るそうです…初対面で初合わせが本番中!? まじっすか。

ビオラの方も初合わせですが。私が、「都合によりこのくらいのテンポでやらせてください」とお願いすると了承してくださって、とりあえず合わせてみるとまずまず。二個所くらい、怪しかったところの合わせを確認して、なんとかなりそうですね~と終わった。

私は2ndバイオリンなので、1stと寄り添うところ、ビオラと寄り添うところがあって、三人でもけっこう楽しい。

教室開設一年なので、「ここで長く習ってる人」というのはいないのだが、ほんとに初心者として始めた人と、再開とか別からの継続で始めた人がいるから、技量はピンキリだ。さきほどのビオラの方は、ビオラはかなり上級者でしたが、ピアノは始めて二ヶ月とかで、先生との連弾で「ジングルベル」を披露してくれました(^^)

それで、私は「亡き王女」を弾いたんだけれど、このサロンで何度かあった会はもう演奏前からワイン飲んでることが多くて、すっかりその気でいたところへ、えっ素面で弾くんすかって心の準備ができてなくて、心臓ばくばく。そういえば、最近あんまり本格的に緊張したことがなくてすっかり忘れていた。大きな会では連弾が多くて、小さな会では気楽に弾いてたからかな?

というわけで久々のガチガチ録音はこちら→ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ

中川Vn先生も、きーちゃんさんも、「あー、アンダンテさん、お酒入ってない!! がちがちになってる!!」とハラハラして見守ってたらしい。手とかもふるえてたしね(-_-;;

ま、けど、自分で録音を聞きなおして思うんだけど、あれだけぶるぶるしててこのくらいになるということは、やはりこの10年!?の変化はそれなりにあるなぁということだ。手がうまく当たらなくても最低限、大混乱には陥らないで進めるというか。

自分の演奏はともかく、ほかの人の演奏は、それぞれの思い入れが濃くっておもしろい演奏オンパレード。特にピアノは個性派ぞろい。高校生の男の子がショパンのノクターンをものすごいこってり独特なノリで弾いてたので、あとで中川Pf先生に「どうやって教えたらああなったんですか」と聞いてみたら「いや、なんにも教えてないけどああなった」ってなことをいってました(^^;;

ドビュッシーのアラベスク第一番は、スタンダードな意味でいちばんうまい演奏だったかな? ピアノがほんとよく鳴ってて流れに安定感があって、かっこよかった。バイオリンでは、クライスラーのシンコペーションがとりわけ好演でした。この曲のちょっとユーモラスなノリに、この方が持っているニュアンスが味付けとして加わって、とても楽しい演奏。

このサロン、バイオリンの生徒は随時中川Pf先生に伴奏してもらえるし(レッスンのときから!!)、すごい恵まれた環境ですよね。

中川Vn先生の伴奏をしているピアノの人もいました。ブラームスのバイオリンソナタ第二番第三楽章。この方は、ピアノのレッスンに通ってるんじゃなくて、伴奏練習しに通ってるんだそうで、つまり「ばんたの」の精神ですね。

と、思って。「次回『素人が伴奏を楽しむ会(通称: ばんたの』を3月30日にやりますのでいらっしゃいませんか」と誘ってみたら、「あ、その会では、~を弾こうと思っています」だって(o_o) 私がアナウンスもしてないうちに、参加を決めて曲まで決めてる方がいた!!

というわけで、3月30日です、みなさん。参加したい方は心積もりを。

発表会最後の曲はなんと、ベートーベンのピアノ協奏曲第三番第一楽章。1stバイオリンと2ndバイオリンが四人ずつ、ビオラとチェロがひとりずつという小編成ながら、ピアノは中川Pf先生が弾くというめちゃ本格派。そういや指揮者がいないんだけど、ピアノと1stバイオリンを先生ご夫妻が固めているのでなんとなく合うという…

すごい~ピアノ協奏曲までできちゃう発表会。

そういえば、中川Vn先生が独立の話をしてたとき、「絶対楽しいサロンにするから!!」とおっしゃってましたが、なるほど、ピアノとバイオリンの二本柱でどんどん世界が広がっていくんだなぁと。サロン一周年おめでとうございます(^-^)

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