アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

いいピアノ、いい音響、ピアノと戯れるの会

2011年04月30日 | ピアノ
さていよいよ仕上がってないブラームスを弾きにMixiオフ会へ…

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つか仕上がるわけがない。やっぱ実力オーバーの曲です。最後の1ページは「音抜け前提」で、四音、五音の和音をつかむにあたって、全部まともには弾けないので、「上下」(1の指と5の指)を合わせて、それ以外は「指使い固定でなんとなくその辺を叩く」という奏法を採用しております。なんだそりゃ。

場所がわかりにくいので、駅改札で待ち合わせてみんなでバスに乗り込む。でごさんにお会いしたことがあるくらいであとは初対面なんだけど、なんか私にとってはまったく違和感のない集団で、のっけから音楽好きオーラが漂っているのだろうか。もっとも、バイオリンという目印がない分、合奏オフと比べると遠くからは見分けにくい(笑)

着いたところはふつうの住宅地。オーナーさんが自分の住居を上に、半地下に音楽スペースを建てた家で、なんとこの三月オープンというできたてほやほや。中は本格的な音響設計がしてあり、スタインウェイのグランドが置いてある(ベーゼンもあるのだが触らせてもらえない)。

まだ参加者が揃わないのでということで、茶菓をいただきながらゆるゆるとピアノを触りにかかる。なにしろ「戯れるの会」だものね。とっても弾きやすいピアノで、それでまた音が、ほわんと高く、漂っていくようなのだ。めっさ気持ちいい~。最初は「このピアノを連れて帰りたい」と思ったのだが、それから、「部屋ごと連れて帰りたい」に変わった。部屋とピアノと一体になった音響空間がすばらしい。

みんなが代わる代わるピアノを鳴らしてる間に、すごくレベルの高い会だなーということがだんだんわかってくる。要するに、主催のヨーコさんはピアノの先生で、音大仲間がコアになってできた集まりなのか?? (よく把握してなかった) 参加者はアマチュアだけど、マニアックな難曲が並んでいる。その曲どのくらい弾いてあるかは人それぞれみたいだけど、ピアノの鳴らし方からしてタダモノじゃない感が漂ってる。みんな、いいピアノと戯れていい音が引き出されたっていうのもあるけど。

いよいよ会が始まると、次に弾きたいという人が手を挙げて弾く形式だったので、こりゃもう早めに弾くしかないと思ったのだが、一番はヨーコさんのお弟子さんに取られた(^^;;

二番目に弾き始めたとき、まぁまぁ冷静だったと自分では思っていたのだけど、ペダルを踏むぎしぎし音が大きくて、びっくりしてしまった。なんか踏み方がいけないのだろうか?? さっきはぜんぜん気にならなかったのに。あとで思うと、さっきは周りで雑談などしていた状態なのでぎしぎしは気にならなかったのだろうし、それから自分が聞く側に回ってみたら、確かにぎしぎしいってるけど音楽のほうに集中したらぜんぜん気にならない。

そんなんで焦ってる場合じゃなかったんだよなぁ~

というわけで録音こちら→ブラームスソナタOp.5 第二楽章 Andante

聞きなおしてみると、真ん中らへんの崩壊がイタイが、弾けない予定の最終ページのほうがむしろ曲っぽくなってるところがおもしろい。

つづく。

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それで、私の「メシの種」は

2011年04月28日 | 中学生活
例えば、「医者になりたい」と思って、そのためには医学部に入ろう、医学部に入るためには…というふうに、勉強を積み重ねていくのがトップダウン(?)方式だとすれば、これは、確かにストーリーとしてわかりやすいんだけど…

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みんながそういう道にハマるわけじゃないし、ハマるべきなのですらない。

何かのきっかけで、ふと手にした「メシの種」は、たぶん本人も気づかないうちにいくつか手持ちがあって、その中でどれかひとつか二つが、うまく栄養と水を得て育っていく。そしてなんか気が向くほうに漕いでいるうちに、合う仕事にたどり着く(そして、実りを刈り取る)。

そんな人生もありだと思う。というか、こっちのほうが実際には多いんじゃない?? でも、「大きくなったら何になる」というのをはっきり持ってるほうがなんとなく偉いムードがあるんだけどね(^^;;

ま、いいじゃないですか。人は人。

「種」が何だったのかっていうことは、振り返ってようやくわかることが多いんだと思う。

私の場合は、
「中学のときの国語の授業で、文法に感動した」
というのが、いちばん元にある「種」だった(その種を撒いた土壌は、「活字中毒」)。それでいて、理系フレーバーに馴染んでいたところがその後の種の育ち方に大きな影響を与えた格好になっている。

後から考えると、自分の興味・関心と、それから適性とでいえば、「言語学」というあたりがストライクゾーンだったような気がするんだけど、大学にいくときはなにしろ試験科目の都合(*)などから理系にいこうとしてたし、第一「言語学」なんてものの存在は私の視野には入ってなかったから思いつきもしなかった。

もし、思いついていてそっちに進んでいたらどうなっていたのか?? 今となってはまったくわからないし、今実際にやっている仕事から考えると、言語学をきちんと勉強してあるより、なんか怪しげな理系ゴロ(謎)として卒業したのが幸いした部分も多いので、結果オーライとは思っているけど、そっちの道はそっちの道で、別の仕事に流れ着いていたのだろうから、どっちがよかったとかそういう話ではない。

いわば、パラレルワールド!?

そう、なるようになるんだよ、たぶん。冒頭に挙げた例のようなトップダウンタイプと違って、先が見えない分、不安だとは思うけど。「大きくなったら何になる」かがちっともわからなくっても、いつか大きくなって何かになってるから。

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(*)単に、社会が苦手であるということ。
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おおきくなったら何になる♪

2011年04月27日 | 中学生活
子どもたちが通っていた保育園の卒園式では、卒園証書を受け取ると、くるりと客席へ向き直って、「おおきくなったら、~になりたいです」というのが恒例。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←あなたの「メシの種」は何ですか??

ま、それで、「メタルグレイモンになりたいです」なんていうパープリンな子(注: またろう)のことは置いといて、とりあえず「人間がなれる」ものを言った子のを合わせると、出てくる職業は非常に限られている。

サッカー選手、ケーキやさん、電車の運転手、保育園の先生、バレリーナ…

要するに、子どもの目で見て認識できる職業は少ないということだ。

さらに大きくなって、例えば高校生くらい、大学の学部を選ぶようなころになったら、さすがにもう少し幅広い選択肢が見えていると思うのだけど、例えば、
弁護士になりたいから法学部
医者になりたいから医学部
薬剤師になりたいから薬学部
ピアニストになりたいから音大のピアノ科
美容師になりたいから専門学校
…くらいはいいとして、依然として、かなりの職業が見えてこない。つまり、会社や役所など大きな組織の中に、深く囲われた職種のほとんどは謎というか意識に上らないままなのだ。

何をいいたいかというと、大学の中での学びが、真剣な、そして役に立つものになるために、ふつうに考えれば、本人がしっかりした目標を持って、それを目指して努力するようになればよさそうなもんだけれども、それは実際には難しいだろうなということ。

私の場合も、言うまでもなく、決して「翻訳品質管理プロセスを構築する人になりたい」と思って大学で学んでいたなんてことはない。思いつきもしない。仮に思いついたところで(←ありえないけど)、それにどんなスキルセットが必要なのかわからないし、仮にそれがわかったところで(←これまたありえないけど)、それが大学のどこにいけば学べるのかわからないだろう。というより、私の場合は、「専業主婦になりたい」だったんだからお話にならないんだけどね…

それに、早くからそんなニッチでピンポイントな職種を思い浮かべたところで、10年後にその職種のニーズがどうなってるかわからないし、あまり意味がないと思う。

でも、開き直ってあえていえば、職業イメージが持てないからといって、学部選びに意味がないわけではないし、大学での学びが無効になるわけではない。専業主婦になろうというピンボケな意識を持っていたって、大学で実りある学びをすることが不可能なわけじゃないのだ。

それぞれの大人が、「振り返ってみれば、あれがメシの種だった」というものを持っていると思う。折に触れ、そんな話を100個くらい聞けたら、何か受け取るものがあるんじゃないかな。

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弓の上げ下げで表現を考える-バイオリンレッスン(59)

2011年04月26日 | バイオリン
相変わらず、ブラームスに気を取られていて、バイオリンのほうがおろそかになってますが、前回ほどひどくはありません。触るようにはしてましたからね。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←そろそろ「素人が伴奏を楽しむ会」の準備をしないとね

今回は、買っただけでまだピカッときれいな「新しいバイオリン教本3」を持っていって、ポジション移動の練習をするならどう手をつけたらいいかを聞いてきました。

「あたばよ3」は、始まってほどなくポジション移動が出てくるので、「あたばよ2」ラスボスのザイツ様をクリア(あれでクリアしたことになるのか??)したのを機に、これまでの「なんちゃってポジション移動」を脱却するのだ~

それで、教本ではまず「第二位置の基礎練習」といって音階1ページ、次に「第三位置の基礎練習」といってまた音階1ページ出てくるんだけど、先生曰く、「これはずっと2ポジとか、ずっと3ポジにいる音階なので、ただ最初から手をずらしてあればできてしまいます。だからあんまり意味がないので…まぁ、ここにこの音がありますという紹介ですね」

で、そこを飛ばして、次のページ、「第一位置と第二位置の間の移動練習」。それをさらに飛ばして「第一位置と第三位置の間の移動練習」へ行く。「これが一番、曲の中で使いでがありますから」。ここで、24番(スラーの中で移動)、25番(開放弦の間に移動)の実演しばし、そして宿題になった。ふふふ、これが仕上がった暁には、「なんちゃって」じゃなくなったニューバージョンの私がいるのさ!!

それから曲のほうは、「素人が伴奏を楽しむ会」でやる予定の「First Love」。これ、一度はWeb発表会で弾いてるんだけど、このときは先生にみてもらう時間がなかったもんで、弓の上げ下げが適当。この「適当」は「適切」という意味ではなくて、「テキトー」

その結果どうなるかというと、弓が足りなくなったり、フレーズがおかしかったり、あるときはうまくいっても、別のテイクではわけわからなくなったり。やっぱり計画しないとだめだな。

それで今回は、楽譜にきっちり、スラーと弓の上下を細かく先生に決めてもらって書いていった。先生も「First Love」はとてもお好きな曲だそうで、あーでもないこーでもない…実際に弾いてみて、決めていく。先生が「計画」したように弾きなおしてみると、先生が弾いたら美しいのはいうまでもないとして、私が弾いてもぐっとフレーズが引き立つような気がする。

自分が弾いてみてどうにもうまくなかったところ、あぁそうやって考えるのかというところも何個所かあって、先生が弓計画を考えるプロセスを見ていることもなかなかおもしろい。

これまでも何度か(たとえば津軽海峡のときとか)、こうやって弓計画を書き込んでもらったこともあるんだけど、First Loveは特に複雑で、ばっちり決まったときの効果も大きいようだ。

レッスンが終わってから、そのまま部屋を借りて(はなひめのお迎え時間まで)しばし復習。なかなかいい感じになりそう♪

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昨日の弁当は、すごくたんぱく質メニューが多かったのだが、こじろうから「肉が少ない」とクレームがついた。豆腐バーグ(白っぽい)、アジのさんが焼き(シソが巻いてあるから緑)、厚焼き玉子(黄色)は勘定に入らないらしい。やっぱりわかりやすく茶色か~ということで、今日はイカフライも鶏から揚げも茶色。
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がんばってるね生協

2011年04月25日 | 生活
今回のもろもろ流通パニックで、生協のことを見直した人も多かったのでは。

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お米も、牛乳も、ほぼ欠品なく届いて、スーパーの長蛇の列に並ぶこともなく、ふだんどおりの生活が送れた。

生協によっていろいろ特徴があったみたいで、うちの場合は二つ入っているから、こっちは納豆欠品…こっちは来る…とかの違いがあった。たとえば、今回生協で来たビラによれば、その生協では、米が都内に備蓄されていたため、東北地方の道路やガソリン不足の影響をあまり受けずに届けられたとあるけど、そういう部分では各生協に特徴があるのだろう。

それにしても、生協さんほんとにたいへんだったと思う。ガソリンの確保だけでもたいへんだし、停電でエレベーターが止まれば高層階まで脚力勝負(!)、ふだんと違う仕入先や配送ルートの検討、欠品連絡や企画変更を知らせるなどの事務作業の増加をこなしながら、通常よりめちゃくちゃ増えた注文をさばく。気が遠くなるほどすごいよ。

生協は、単にものを売る・買う関係ではないというのが建前だろうけど、うちは正直いって便利な宅配としてこれまで利用させてもらっていただけで、農業体験みたいなのも行ったことないし、モニターなどの協力や、何かを決めたりする委員などもなーんにも、したことない。ただ乗り状態。

強いていえば、今回の震災のときに一気買いをしたのではなくて、ふだんから大量に購入してて、震災後も同じくらいの量を購入したってことと、どちらでもいいときは「地産地消」路線で注文してたことくらいかな。

その、生協のビラにもあったけど、

「世間で不足しているときだけではなく、常日頃から○○生協でお米をご注文ください! 安定した量を確保することで、組合員さんに確実にお届けすることが可能です♪」

スーパーが品薄になったときだけ注文する人が多かったら支えられないものね。

東北で被災した生産者が、再び生産できるようにするための募金があったので、ありがたく協力させていただきました。

たまにスーパーで牛乳を買うと(消費量がいまいち読めないもので)、子どもたちが「味が違う」「まずい」とブーイング。ふだん贅沢してるってことだよ。

今日の弁当↓


アジのさんが焼き、焼いてるとシソのいい香り。もちろん、私が巻いたのではなくて生協の冷凍品。若鶏のやわらか揚げも、いんげんも、とうふバーグも、同じくです。
手抜き弁当の強い味方(^-^)

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