アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

グランドピアノへの道

2015年11月30日 | ピアノ
グランドピアノを家に招き入れようとした場合、大きな課題が二つありますよね。

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ひとつは、お金
もうひとつは、場所。

…お金ね。これはもう、大問題ではあるのですが、わが家ではよしぞうと私のそれぞれに収入がありますので、別会計になってるわけではないけど、どちらも「ある程度」は自分の勝手に使っていいような暗黙の了解があります。

まぁしかしコトが「雑誌」とかあるいはせいぜい「服」とかではなくて
なにしろ3桁万円ともなると、
そりゃ勝手というわけではないですけど、
相談はしたうえで、夫婦のうち片方だけが強く希望するものに支出する自由はあるような、なんとなくそんな感じです。

でも800万円というわけにはいかないけど(少なくとも今は)、対象が、これだけ思い続けたグラピであって、金額がこれなら、リーズナブルなのかなという理解は(よしぞう自身はピアノがほしくないけれど)あります。

要するに、お金についてはあまり具体的な…すぐ目にみえるような…家族への影響なくなんとかできる。

けれど、場所についてはそういうわけにいきません。

家の中に置いたら、いやでも目につくでかさ。
ぶつかる邪魔さ(笑)

絶大な影響があります。

もちろん、私はリビングにピアノを置くことを虎視眈々と狙いつつ、特に今年、またろうとこじろうの卒業や家事外注からの卒業などとからめて大片づけを断行して床を着々と広げてきて…

「んーこれはグランドピアノ置けそうだよね!?」アピも忘れず。

とはいえ、今回惚れたピアノは、今まで考えていた最小サイズグランドピアノよりちょっとでかいんです。

そんなもの置いたらこのリビング、どうなっちゃうんだろう??

ということで、検討の途中で、よしぞうは「ちょっとお願いなんだけどさ、新聞紙かなんかで実物大の型紙を作って床においてみてくれない??」と言い出したんです。

ところが実は既にお店のほうで「型紙を(新聞紙で)作ってお送りしますよ」という話を聞いてたところだったんで、タイミングよすぎて笑えた。

んで、早速こんな感じ:


新聞紙を踏まないで洗濯物を干したり片づけたりという実験をしてるところ。なにしろ、この真上が洗濯物干しに使っているバーで、その向こうの窓際が洗濯した物の仕分けカゴなのであるからして。

家族全員の結論は「とてつもなく邪魔!!」「不便」

しかし「お母さんがそれで幸せだってんならいいよ」とわりとあっさり言ってくれた子どもたち。

よしぞうも…基本的には同意見なんだけど(^^;; 洗濯物干し係としては生活直撃なんでちょっとインパクト大、悩みも大といったところ。

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進化する「ばんたの」

2015年11月29日 | 大学生活
さて今年の「ピアノも、もっとアンサンブル!(ばんたの)」は成功裏に終了しました。今まで、毎回何がしかの「事件」があったりしたものですが(曲が違ってた事件!! とか)、今回の最大の事件といえば「カレーのケータリングが15:00で終了だった事件」でして…

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コンサート的には事件あんまりなかったですね。うん。すばらしい。

あ、カレーは楽しみにしてた人が多くて(私も…)朝のうちにチェックすればよかった。いろいろ頭回ってなくて申し訳ないです。

プログラムは先日掲載したようにこんな→「ばんたの」プログラム案♪

曲名を見ていただいただけでもバラエティー豊かで盛りだくさんですけど、
演奏もとても楽しめるクォリティーのものが多かったと思います。

年々なんとなく進化していくんですよね。

似たような面子が継続して参加しつつ、
新しい人が入りつつ、
だんだん前進していきます。

私にとって今年のメインは
ラフマニノフ 組曲第二番よりロマンス(アンダンテ(Pf)、中川P先生(Pf))←本日の録音
でした。

去年と今年と両方、聞き参加でいらしたHさんに「すごくうまくなった!!」と褒めてもらったけど、実際のところ、ピアノ自体がうまくなったかどうかはさておき、前回は「盛りすぎ」でかなり破たんした反省に立ち、

実力オーバーの曲を選んだらそれに集中

という方針で臨んだわけです。つまり戦略の上達(?)ですね。二台ピアノ、やっぱり聞き映えしますし(^^)

あと、「がやがや演奏タイム」というのも、なかなかこの会らしい時間の楽しみ方で、よかったと思います。

ワインを開けて、おしゃべりしながら、ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」、春夏秋冬コンプリート。これは贅沢な時間ですよ。あ、演奏させてる間にあらかたピザなくなっちゃってゴメン…

そして予定されてた演目が終わると次第にわけのわからんものが入ってくるわけですが、
私に相当量のワインを注ぎ込むと出てくる曲として知られている「津軽海峡冬景色」にいつの間にか二台ピアノのゴージャス伴奏がついていたり、
Nさんとうづらさんの即興二台ピアノというなぜ生まれたかさっぱりわからない演奏に、夜毎屋さんのボンゴが加わり、これをどうやってまとめるのか? と思っていたらなんかちゃんと結末を迎えたり…

そうそう、今日の私の演奏のうち、バイオリンがいるのはシンフォニアのみだったので、「ワイン二本が重いからバイオリンは持って行かなくてもいいか??(サロンのを借りればいいから)」と頭をよぎったのは事実ですが、結局持って行ってよかったです。重かったけど。

もちろん、シンフォニアを弾くのもチョビくんでできたのはよかったですが、shigさんが連れてきたバイオリンのうまい先輩と、中川Vn先生にチョビくんを弾いてもらうことができました。

中川Vn先生とshigさんでタイスの瞑想曲を弾いてくれたの(^^) これがもうほんとに美しくて、特に低音の深みのある響きが。チョビくんこんないい声を持ってるのねぇ。

* 他の演奏も、準備できたら順次アップしていきます。

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グラピの買い時!?

2015年11月27日 | ピアノ
これまでに何度も、「あぁこのコ(グラピ)を連れて帰りたい!!」と思ったことはあったのですが、

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それがたいていは800万(笑)とかの値札がついておりまして
まぁちょっとね
さすがにね
子どもたちも仕上がってないこの時期にえいやって出費できる額じゃないよ。

三人が順調に仕上がっていって家を離れ、私とよしぞうの仕事も順調に引退を迎え、
ってときになんとか買えそうだねぇ
と目途が立つことはあったりなかったりする「かも」しれないけど。

けど、一生の憧れグランドピアノに関しては、どうしたって
「安いから買いましょう」
ってことはありえないのであって、特に惚れてもいないピアノをお手頃価格(とはいえそれなりのお値段なのだし)だからって買うってことはありえない。おうちにはまずまず良い仕事しているヤマハのアップライトが現役なんだから。

私が「連れて帰りたい」と思うピアノ、これまで最も安いものでも500~600万くらいな感じで
やっぱり買うのは60歳かなーと思ってたの。

でもさ、人生の中で結局グラピを買うなら、よ。
今買うのと比べて、60歳で買うのって、もったいなくない??
それだけ弾ける時間(貴重な時間!!)が短くなるのに。

それで、こないだクラビコードに浮気したりしたのは、
これなら、値段的にもスペース的にも今買えないことはない、と思ったから。

けれども、結局踏み切れなかったのは、
クラビコードを買っても、結局グラピもほしくなるということが自分で確信できたから(^^;;

ところが、今回私が「惚れた」楽器はSCHIMMELというメーカーのもので、これは、ベヒシュタイン、スタインウェイ、ベーゼンドルファーというような「泣く子も黙る」ブランド品とは違う。「ドイツのヤマハ」とも言われるらしい(たぶん、いい意味でもわるい意味でも)。

万人受けするピアノじゃない。現に、くさぴあさんは好みじゃないそうだし、ほかの人が弾くのを聞いても、いいなと思うときとそうでもないときがある。

ということで、お値段はヤマハの新品と肩を並べられる感じ(o_o)

外見は、うちのリビングにぴったりの、茶色、猫足の美人さん。

練習会が終わり、ランチも終わったあと、引き返してもう一度じっくり弾いてみた。SCHIMMEL。

弾いたのは、弾きなれた、アルカンのバルカローレ。

「うちに来たい??」と聞いたら
「行くよ♪」っていってくれた(と思う)。

さて、そしたら家族会議だ!!

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それぞれの「楽器の声」を聴く

2015年11月25日 | ピアノ
今日は、より取り見取りのピアノで試弾できるというゴージャスな「平日ピアノサークルの会」でした。

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とりあえずは、今週末に控えている「ばんたの」で弾くラフマ二台(の一台分)を練習させてもらったんですけど、これは弾くのに必死っつーかあまりピアノを味わうゆとりはなくて。

くさぴあさんは、同じ曲(ハイドン)の冒頭を、いろんなピアノで弾いていて、これはみなさんに喜ばれていました。「なるほど~」「けっこう違うね」「次はアレ弾こう…!!」

ラフマは、長いし、必死だしで、あまり今日に関しては適切とはいえなかったかも…
(いつであっても二台分の一台を弾くのが適切とはいいかねるが。)

せっかくなので、ピアノの弾き比べができる曲。

ということで、二巡目用には「楽器の声」をチョイスしました。これは、先日のオールアルカンで森下氏がアンコール曲ふたつ「緩」「急」あるうちの「緩」で弾いてたものです。この曲の特徴は、旋律が単独で歌われる部分が長くて、それも低いほうで歌うのがメイン、けどかなり高いところで歌うのも出てくるってところです。

まずは、本日一番人気のベヒシュタインで。これは、よく響くし音色も豊かで素晴らしい。

わりと弾きやすいし、誰が弾いたときもハズレがなくて無難な感じ。

次に気になってたブリュートナーに行って同じ曲を弾こうとしたら、ちょっと弾いただけでこれはなんか違う…どうもうまくなくて、
(この楽器はわりと人を選ぶみたい)

部屋の端っこのほうにあったグランドに移動。そしたらこれはっ!!

音量はそんなに出ないんだけど、やさしい音色の中に、自分が思ったとおりの変化をつけられるというか、とても反応が素直。

…何より、低い音から高い音まで、ずずずいっとすべて私好みの音色。

はーー、幸せ(^-^) →幸せに弾いた録音。録音機床置きなのでちょっと変だけど音色の傾向はわかるかな?

「楽器の声」は試し弾き用にとてもよい選曲でした。演奏としては今回間に合ってないけど、来年の持ちネタにしよう!!

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いろんなバラード

2015年11月24日 | ピアノ
それにしても、オールアルカンとかオールスクリャービンとかオールバラードとか、なんなんでしょうねーこの11月は。まるで私がマニアックな人みたいじゃないですか!?

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ショパンばっかりじゃないんですよ

それで、バラードって何なんでしょうね。J-POPとかでいえば和み系ゆったり歌うやつですけど、ピアノ曲のバラードをてんこ盛りに並べるとそれはそれは…

…もう、地獄の底に連れていかれそうな重さですよ(^^;;

ブルクミュラーのバラードはまぁ、重量感こそないですけど「抗えない運命」っぽい曲ですし、ブラームスのバラード一番なんて父殺しですし。

今回のプログラムには、「バラードに寄せて」というS vs Aの架空対談が載っていました。架空といっても、S(Shig)さんとA(Artomr)さんが過去実際に断片的に交わした会話を寄せ集めて構成したものらしいんですけど、これとてもよくできてます。

「バラッドはイギリスキゲンの歌か…マーダー・バラッドって分野があるんですね。殺人事件について歌ってるの。」
「バラードは中世フランスに始まる叙事詩で、人間の抗えない運命を描いているんです。なので、必然的に破局が訪れるんです。」
んじゃ、重暗いのはしょうがないとして、

でも、ショパンのバラード(バラードといったらこれが最も有名ですね)はそんなに破局っぽくはないですね。

もとは叙事詩から発想を得たにしてもずいぶん距離のあるところまで来てるようではあります。

けど、それでもショパンのバラード四曲と…
ブラームスのバラード四曲並べると…

なんか救いがない休みがないという感じで(笑)

というわけで、「バラード礼賛」のプログラムには、なんかバラードじゃないものが混ざってましたが(「そうだけど、shigさんが題名ついてりゃなんでもいいって言うんだもん」)、それでようやく救われたというようなところはありました。

それと、リストのバラード。聞き覚えのない曲でしたが、聞いてみると確かにこれは、こんな無駄に(といっちゃいけないでしょうが)難しい曲、誰得っていうかーよく弾いてくれる人探したよね。確かにかっこいいっちゃかっこいいんですが、そこまで難しい曲わざわざ練習しなくてもいいんじゃないかというような。

さらに、バルトークとか、シベリウスとか、ドビュッシーとか来ると
バラードってあったっけという気がしてしまいますが、あるんですよー

そしてどれも素敵でした(^^)

バラードって、初心者が弾けるような曲がなくて(ブルク除く)寂しいですけど、いつかは弾きたい曲にもいくつか出会えました。特にブラームス!! 前に一番だけ弾いたけど他もほんとモロ好みです。

#「バラード礼賛」最後の曲は「渚のアデリーヌ」(これもバラード)


ところでプログラムのうしろのほうには「演奏者勝手紹介」というのがついていました。このページは年々進化しているそうで、「自己紹介」→「他己紹介」→「勝手紹介」と来たところなんですって。来年はどうなるんでしょう。ちなみに、私のところには「アンサンブルを心より愛する知性派。彼女の選曲は常に我々の意表をつく。好奇心の権化。」とありました。

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