アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

よりよく聴くために弾いてみる

2017年08月31日 | ピアノ
ラフマニノフ 前奏曲op32-2は、調が決まってて選曲したという出会いではあったけど、聞いてみたらすごくきれい+かっこいい曲だなというのがあって…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←「春の祭典」だって弾いてみてから聞いたらおもしろさ爆上げだったよ

そんなふうに、たいていの場合は、聞いてみて気に入ったから弾くんだよね。

「気に入った」ということは、なんらかの部分が心にヒットしたということではあるけれども。
それじゃあ曲の「良さ」がまるっとわかっていたのかというと、そうでもない。

自分なりに楽譜から音を拾って並べてみて、
その過程であぁでもないこうでもない、と試行錯誤。
あれ、もっと素敵な曲なハズなのに!!(笑)

その曲をレッスンしてもらったりして謎がいくつか解けたり
弾けなかったところが弾けるようになったり。

そうこうするうちに、曲の「ココが特に好き!!」ポイントが増えたり深まったりして、
弾くのももっと楽しくなるし、
そうなってきたあたりでまたその曲のプロ演奏を聞いてみると、
おぉなるほどそんなふうに弾いてるんだよな、かっこいいな、すごいな。と思うこともあるし、

自分が特に好きになったポイントについて、その演奏家はサラリと流してることもあるし、
先生が「しちゃダメ」って言ったことを平気でしてる場合もある。

なかなか、「うまい自分が弾いているような演奏」には出会えないものだ。

この、「うまい自分が弾いているような演奏」というのは、udurannさんが言っていたのをもらったフレーズなんだけど、自分が弾いてるときってのは、別にやりたいように全部弾けてるわけじゃなくて、諸々の事情(^^;; から思ったように弾けてないわけで、これが隅々まで自分の思いどおりに弾けたとしたらどんな演奏になるって完成予想図(っていうのかな。実現可能性はゼロなので予想とはいわないけど)のこと。すべて自分の好みである完璧な演奏っていうか。

だから、弾いていくうちに、リファレンスにしてた演奏が実はそんなに好みじゃないって思ったりする。

アルカンの「ファ」とか、あとシベリウスの「孤独な松の木」とかは、うーん、違う、って思っちゃって、まだ運命の(私的)ベスト演奏には出会えてない。

ラフマニノフ 前奏曲op32-2で、最初から聞いてたミハイル・カンディンスキーさんの演奏は、曲について知れば知るほど「なるほどそうか」という感じで、テンポのゆれも「ただナントナク(笑)」ではなく確かに楽譜にそう書いてある(明示的/暗示的に)と思えて、練習していくうちによけい好きになった。こういうことってむしろ稀かも。

ともかくこうやって、自分の好みが微に入り細にわたって具体的に明らかになってくると、いろんな人の演奏を聞いてもがぜんおもしろくなるわけで、やっぱりコンサートとか行って聞くなら自分で弾いてみた曲ってのはイイよね。とはいえ逆立ちしても弾けない曲ばっかり多くてなかなか難しいけどな(爆)

一生かかっても、これから先に聞くコンサートの曲をすべて弾いてみることはできないけど、
せめて、弾いたことのあるジャンルは増やしていきたい。
その一環が「手にあててみる」プロジェクトだったんだけど…シューベルトとかベートーベンとかドビュッシーとか、いちおう話は多少進んだのでよかったとは思っている。まだまだ先はながーいね。長生きしましょう。

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日雇い、若者と高齢者

2017年08月30日 | 生活
大学生の子どもを持って初めて知った「日雇い」の現状…

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←年齢差別って案外根深い

自分が大学生のころはすんごい好景気で(バブル)、条件のいい家庭教師がいくらでもあったのであんまりそれ以外のバイトをしたことがない。

それで、自分の子どもが「日雇い」登録してバイトに行くというので、最初は大丈夫かな~と思っていたんですが、
もうすっかり慣れて「明日早い」「あっそ」って感じになりました。

仕事を選ばなければだいたい行きたい日に入れられるようです。一日まるごと空いてる日に行けば8000円とかそれ以上になりますから、個別塾よりよいと言っています。個別塾の先生をするのは時給にすると日雇いよりよさそうですが、一日8時間働くというわけにはいかず、1コマとか2コマのために足を運び、なんだかんだでコマ前後の業務もありますからあまり稼げないのです。まぁ大学がある日は個別塾のバイトしかできないのでそれも入れていますが。

賃金の不払いなどの問題はこれまで一度もなく、
残業になる場合は残業代がきちんと払われ、
逆に早く終わった場合も当初の予定金額はちゃんともらえます。

作業指示をする人が理不尽に怒ったりすることは絶対ないとはいえませんが、
とにかくその日だけのことですし、
パワハラのようなプレッシャーはむしろかけようがないという感じです。

仕事内容はいろいろで、
草むしり、引っ越し、イベント設営撤収のようなものから
Tシャツを畳んでパッケージするような作業から
エアコン取付工事、排水管清掃、受水槽清掃など…

えっそんなことできんの(o_o)? って感じですがもちろん、日雇いになんのスキルも期待されていませんから、なんでもかんでも助手です。
運べっちゃ運びますし、スイッチ入れろったら入れます。その程度。
配送助手、清掃助手とかいって何をするかと思えば駐禁取られないようにただ車内で待機するって仕事もありました。

自分で働きたい分だけ働いて、気楽で、
お小遣いとしては十分稼げますから、

就職しないでこれでプータラ生きられないかな…

なんてことがよぎったりすることもあるようですが(笑)
ちょっと待て。それ、親の家っちゅーインフラがあること前提でしょ。
計算してごらん、そんなんで一人で(まともには)暮らせません。

けど実際、なんとなくバイトしてネットカフェに寝泊まりして、特に困りもせず不満にも思わず暮らしている若者がいるというのはまぁそうかなという感じです。今は一時期より「人手不足」な雰囲気があり、とりあえず時間を守って到着して人の指示を聞いて動ける健康な若者であれば、その場限りの仕事でなんとかなってしまうということはあるようです。

それってひとたび体を壊したら終わりでは…??

とも思いますが若者はあんまりそういうことで悩まない。そういうもんですね、いつの時代でも。

それで、ではリストラされた人その他、いろんな事情から非正規就労にはじき出されてきた中高年も、健康でさえあればその程度の(一日8時間8000円、交通費別)仕事はできるものなのかとなんとなく思ってしまいますが、それは大きな考え違いのようです。

今日の電車の中で「東大卒貧困ワーカー」という本を読んでいましたところ、
「還暦だが健康診断の血液検査の数値はすべて正常で、裸眼視力1.2。100mを12秒台で走れる体力」
の著者がいろんな職業紹介にトライするのですがほとんど門前払い。

販売系の仕事などが「若い女の子がいい」というなら「まだ」わかるのですが、
コールセンターも「女性、35歳まで」

水質検査のためのサンプリングなんて別に若くなくてもよさそうですが各戸を回るのでいちおう接客か? 「40代前半まで。接客で高齢者は相手に不快感を与えるから紹介できない」

外車ディーラーで車を移動する係も「30代前半まで、女性のお客様に印象が良い人という条件があるため」

それならお客様とまったく接しない仕事はというと、まさにうちの子がやったみたいな、宅配トラックの駐禁対策の同乗者の仕事。これも40歳未満限定。理由は、ドライバーより年下じゃないと偉ぶってトラブルになったりするから(…そりゃ人によるとしか)

年齢と関係なさそうな職種の、安い時給の日雇い/短期で、大学生でありさえすれば使えるヤツでも使えないヤツでも、とりあえずツーツーに雇ってもらえる職場が軒並みダメ。

年齢でハネられない仕事を選んでいくと、ものすごい安かったり。
安いっていっても最低賃金はどうするの? というと、短い時間で区切って実際はもっと長い拘束時間があるけど払わないとか、
途中で難癖つけて帰らせるとか、
交通費払わないとか、
まぁいろいろです。いちばんひどいのは、研修中はタダとか安いとかで、研修だけで切っちゃう(もとよりそのつもり)

あるいはものすごく危険だったりキツかったり。

清掃の仕事であっても、かっこいい制服に身を包んでお客様に見えるところでさっと掃除するポジションには若者が、
もっときたない・暑いなどの裏方でハードな清掃するポジションには年寄りが。


…こんな年齢差別してたら日本ダメになるよね…!?

非正規のままずるずるいけちゃった若者にはスキルが蓄積せず
中高年が持っている豊富なスキルは活用されず
年金もどんどん後ズレしていくというのに高齢者の生活手段がなく

そりゃダメでしょ。そもそも年齢差別の根っこってどこにあるんだろう。

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音の始まりと終わり

2017年08月30日 | ピアノ
ゆかりちゃんの一時帰国でコンサートがあるってんで行ってきました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←バイオリンってすごい楽器だな(私は活用できてないな)と思った

豪華絢爛! イタリアン・バロックの妙技
ってサブタイトルで、ほんと豪華なラインナップでした。バロックって派手なんだな、っていうか…

バイオリン二人、チェロ、チェンバロ

っていう四人体制。

1stバイオリンは、ゆかりちゃんのコンサート行ったときに何度か見たことのある「森のくまさん」(と私が勝手に心の中で呼んでいる人)でした。
前に見たときも「めちゃうま」だったけど今回はさらにパワーアップしてて技術もオーラもすごい。

最初の曲はガッロって作曲家でそんなん知らんって感じだったけど、聞いてみると、あれ、この曲知ってる!! いったいどこで…

と思ったらストラビンスキーのブルチネッラの原曲として云々とありました。時代めっさ飛びこえたね。

そのへんもかなり華やかなところのある曲でしたが、ジェミニアーニとか、ヴェラチーニとかの「誰ソレ」の前半のあと、
タルティーニ、コレッリ、ヴィヴァルディ
ときたらもうその豪華絢爛なこと!!

こんな掛け合いができたらそりゃ楽しいだろうねという丁々発止。

ふんわりした空気感で盤石にアンサンブルを支えるゆかりちゃん。

「森のくまさん」のガタイにのっかってるバイオリンは、ちょこんとまるでおもちゃみたいに見えるけど、
そこからものすごく豊かな響きが。

バロック・バイオリンの場合、ビブラートをかけない音(開放弦含む)を多用することもあって、
基本的な音色はプレーンというか…でも滑らかなシルクという感じで。

それにときどきちょっとかかるビブラートや、
なにより音の始まりと終わりのニュアンスが豊富で、
ものすごくいろんな表現があるんです。

時間でいえば、音の「のびてるところ」というのが大半なのであって、
音の立ち上がりとか切るとことかはほんの一瞬でしょ。

でも印象はすごく変わるんだよね…

ピアノはいったん音を出しちゃったあとはボリュームアップすることもできないし、バイオリンとは違う。
チェンバロの場合は、それでいうと「ピアノ側」。いったん弦をはじき終わっちゃったあとは音が減衰していくだけなんだけど、
でもその音をどこで切るかということはコントロールするわけ。

というか、ピアノにおいてはタッチによる強弱が表現の中で重要な要素になっているけど、チェンバロではそれができないので、その分、音をどこまで伸ばしてどう切るか、というのがとても重要なのね。


ピアノじゃない楽器の「妙技」を見る(聴く)と、へぇ~と思うことはいろいろある。

今日は…ピアノでも、打鍵のタイミングだけじゃなくて、音の始まりと終わりに注意を払うと案外大きく印象が変わるかなぁというようなことをつらつらと考えていた。コンサート終わってからね。

まぁ曲を聞いてる間はそれどころじゃなく聞いていました。とにかくかっこよかったよ!!


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すぐ狂う調律って、どんな調律?

2017年08月28日 | ピアノ
やまちゃんがうちに来たのって、1989年のことでしたが、なんでそんなハッキリ即座に出てくるかっていえば、そりゃ私の嫁入り道具として買ってもらったものだからね。

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新品のヤマハアップライトで、確か機種を選んでから試弾ができるところにでかけて三つの個体から選んだと思う。それで、初回の調律はピアノに「ついてくる」し、特に調律について思い入れやコネがなければそのままお願いするじゃないですか。そうやって何回か唯々諾々と調律をお願いしたあと…

たまたま紹介してもらった調律師さんにやってもらったら、はぁ~別物じゃん、って感じで
弾き心地とか音色とか。

それで、もう迷わずその方にお願いするようになりました。といってもピアノなんてほとんど弾いてなかったころなんだけど
(なのに唯一の「嫁入り道具」としてわざわざピアノを買ってもらうという不思議)

んでずいぶん長い間(10年以上?)その方に来てもらってたと思うんですが、あるとき、いつものように予約をして、その日に
「ぴんぽーん」と玄関チャイムが鳴り、「調律に来ました」いうて立ってた人が「ダレ!?(o_o)」
知らない人で(これかなり衝撃)、特に自己紹介も説明もなく調律をしていき、
弾いてみるとこれがガタガタ。

弾き心地とか音色とか。

クレーム電話を入れると、その「知らん調律師」はいつもの人の息子だという。
まぁいつかは代替わりってのもあるだろうけど、それならそれで事前にインフォームドコンセントっていうか、あるじゃないの?
かくかくしかじか、どうぞよろしくお願いします、っていえば
まぁそうかしょうがないな、ってな納得もあろうもんが説明なし(自己紹介すらなし)ってどうなのよ。

それで調律がどうしようもないんですがというと
「音(音程)が狂っていますか?」
って…いやそれはとりあえず合ってると思うけど…でも!!

「合ってるならいいじゃないですか」
調律と整調は別モノだし調律を依頼されてるんだからという趣旨だろうか。しかしアナタこれまでそんな仕事ぶりじゃなかった(弾き心地と音色までびしっとそろえていった)じゃないですか。

で、音程が合ってれば文句いうな的主張だったわけだが、そして確かにそのとき音程は合ってたと思うのだが、一週間くらいでぐだぐだ狂い始めてどんどんぼろぼろに。はやっ。。

という不幸な事故(その「二代目調律師」には二度と頼んでない。当たり前だが)のあと、心に引っかかっていた疑問が
「どういう調律だとすぐ狂うんだろう」
ってことで。

経験上温度湿度変化が激しい場合は狂いやすいとか、乱暴にたくさん弾きすぎれば狂うだろうって外的要因はある。

しかし調律の仕方で「狂いやすい」というのは何をどうやってるからなんだろうかと。

と思っていたら、「積ん読」状態で一部しか見てなかった本「もっと知りたいピアノのしくみ」の中に関係することが書いてありました。

この本は「第五章 ピアノ調律に挑戦?」って章があって(いや私はやりませんけどね!!)

うなりを聞きながらピンを回して、うなりが消えるところを探るわけですけど、まず、音が高くなる方向で合わせるか低くなる方向で合わせるかというのがあります。低くなるほうで合わせれば、弦の張力に助けられて回しやすいですから微調整がしやすいというわけです。これは(そういえば)バイオリンの調弦のときに実感することです。

そして「いずれの場合も、調律ハンマーを外した段階でピンにかかるすべての力が均衡していないと、調律は次第に狂うことになります。ピンにさしたハンマーを回転方向に軽く押してみて、狂うようだといけません。つまり、ピアノの調律では、うなりのない状態にするまでの過程がその後の調律の保持を決定付けるということです。」

「理想は、ピンにショックを与えて力を均衡させながらちょうど合った位置にすること」と書いてありますが(実のところあんまりわからない)ともかく歪みが残っている状態にならないようにピタッと決める必要があるわけですね。無駄な動き無理な動きをしながらなんとかかんとか正しい音のところで止めたような調律をするとすぐ狂うということはありうるようです。

さて、時は流れて、今うちに来てもらってる調律師さんはめるちゃん買ったところから派遣されている方で、まともな人なので(^^;; ちゃんと弾きやすく音色よく調律してくれます。ただ、めるちゃんがやまちゃんほど頑丈な子じゃないので狂いやすいです。同じ人が調律してますがやまちゃんは大丈夫です。

特に狂いやすい一音があります。中音域の「レ」で、これは去年の調律のとき、すぐ狂ったんで再度来てもらってそこだけ直してもらったんです。そしたらまたすぐ狂っちゃって(o_o) あんまり何度も来てもらうのもなんなので、shigさんが来るときハンマー持ってきてもらって(←何屋さん)そこだけ直してもらいました。

shigさんがいじったときは、いちど「ぐいん」とかなり狂わせてから戻していたような?? 狂いやすいピンの調子をリセットするようなものでしょうか??

ともかく、shigさんにやってもらったあとはよく保ってました(^^)

んで、今年また調律のあと、すぐ「レ」だけ狂っちゃった…これ、八月の癖に大雨ふって、しかも私が除湿機かけ忘れた日があったもんで「自責」な気もしますがそれにしても中音域の「レ」なんてよく使うとこだから困った。

ここだけ狂いやすいにはわけがあるんだろうけど、そういうピアノ側の問題がある場合に、調律でなんとかなるのか(この音も狂いにくくする技があるのか)、それとも狂いにくくする修理の方法があるか、それとも狂いやすいことはあきらめて自分でこの音だけ調律(!!)できるように練習する…のはできそうにないのでshigさんが来るときは毎回ハンマーを持ってきてもらうか(おい)

内藤先生は音の高さ合わせくらい自分でもいじるそうですが…いやはや

老後の趣味にいまから調律…は、ないよなさすがに

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コンクール映えする曲の音数に酔う

2017年08月27日 | ピアノ
行ってきました「全国町田ピアノコンクール」。この、「全国なのかい、町田なのかい」とツッコミたくなるタイトルのコンクールの本選、聞きに行くのは二度目です。

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前回はゆかりちゃん(高校生の部)、
今回はYoko息子1くん(大学生以上の部)の応援です。

Yoko息子1くんの演奏を初めて聞いたのは彼が小六のとき、
(ホームコンサートでの演奏「レオ・レオニ「フレデリック」(朗読とピアノ) 」)
練習をあんまりしないでいきなり弾けちゃうタイプの、雰囲気も不思議ちゃんでしたが、

…こんなにおおきくなって感無量です(^^)
#ほんとにおおきいの。180cm超え

ゆかりちゃんは高校生当時、まだピアノ専攻で(今はチェンバロ)、でもバッハ好きだったから予選もバッハ、本選もバッハ(^^;; 私が聞いたのは本選だけですが、教会の中にいるような素晴らしい響きで圧倒されました。

そのときは確か大学生の部までは聞かなかったと思うのね…

今日は、高校生の部の途中から聞いて、大学生の部を全部…聞くつもりでしたが前半まででお茶しに出てしまいました。


曲がいちいちコンクール用の超難曲なので、
ショパンの幻ポロ、ラヴェルのスカルボ、プロコの戦争ソナタ、リストのメフィストワルツ、ストラビンスキーのペトルーシュカ。一曲だけバッハ(でも忙しいやつ)

このあとショパンのバラ4、ラフマのソナタ、ハンマークラヴィーア、ラヴァルスと続くらしかったけどそろそろ音数密度に酔ってきたのでギブアップ。

リサイタルのプログラムを組むなら、こんなにトリプルジャンプ飛び続けるみたいな並びにしないと思うけど、まぁコンクールだからそれぞれの参加者が一曲入魂、120%本気だものね。

演奏は、別に力任せの、うるさい演奏などではなくて、きちんとツボを押さえた素晴らしい演奏が並んでいました。それでもこう息つく暇もないと酔うよ。。げふっっ

あ、Yoko息子1くんの演奏はかっこよく決まってましたよ~
順位は私が聞いたんじゃぜんぜんわかりません(表彰式を聞いてないから結果は知らない)。

それと、スカルボはけっこうよかったと思うな。弦切っちゃったけど。
ピアノの弦が切れる瞬間を初めて生で見ました。というか聞きました。ビーン わっ何の音!?(o_o) みたいな

動じずに演奏最後まで弾ききりました。そこで調律さん入ってちょい進行押し。


お茶のあと、去年の受賞者の演奏を聞きに戻りました。

ここでは三人弾いたのですが、コンクールの参加時に弾くときとはちょっと違う傾向になるようですね。

ひとりの人が
・バッハ 平均律第一巻18番
・ショパン 練習曲op10-12
・ラフマニノフ 前奏曲op23-7
を弾きましたがこれがことのほか素晴らしく…というか素晴らしいのはコンクール中の演奏もどれも素晴らしかったのですが私の好みという意味です。

「練習曲op10-12」は革命で、ふだん別に私の好きな曲じゃありませんが、この演奏はめちゃ好みでした。派手なだけじゃなくて陰影のある曲だと思った。
平均律は聞き覚えのない曲でしたがとてもおもしろく複雑な曲で、それがくっきり立体的に聞こえて美しかった。
ラフマは、こないだ弾いたラフマ前奏曲(の別の曲)の流れでよくYouTubeかけっぱなしにしてたからミハイル・カンディンスキーさんの演奏をやたら聞いてましたが(これも好みの演奏)またぜんぜん違う魅力があってああこんな感じにもなるのかって。いやーとてもよかったわ…ぐぐぐっとこの曲好きになった。もっとも、こちらは逆立ちしても一生弾けないけどな。

最後の人はブラームス6つの小品op118より1~3でした。この、2はよくオフ会でも聞くやつですね。1~3まで通して聞くと急-緩-急になって三楽章形式の曲を聞いてるみたいでまた新鮮。

1000円でたっぷり好演聞けてお得ですよ。会場ガラ空きゆとりありますし。来年は、ぜひ受賞者演奏と…それから小さい子のほうも聞いてみたいな。


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