アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

…納得いく録音とるのホント大変だよね

2020年08月31日 | ピアノ
最初は気軽に、「レッスン前の状態を記録しておこうかな」みたいな感じで、iPhoneをちょいと鍵盤横に立て掛けるわけですよ。

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…それで弾く。

まぁ、こんな感じかな? でも今の、あそこちょっと間違えたし…

取り直す。余計崩れたやーん(-_-#

今のは…まぁ…けど間違えんようにしようと固くなったら流れ悪かった

もう一度…あーさっきと違うとこ間違えた!!

んで、ドツボにハマる。

わりと書道も同じですけどね。この文字よかったけどこれがよくない。こんどはこっちがいいけどあっちがダメ。今度は全体バランスが悪い!! ムキーーー
間違えないように慎重に慎重~に書こうとすると今度は流れが悪い(流れが悪い字は、形的には正しくてもカッコワルイ)

ブルグミュラーくらいの「小さな」曲でも案外手こずるんです。別にノーミスクリアじゃなきゃいけないと思ってはいない。私がそんな人でないことはリアルの練習会とかで一緒になったことある人なら誰でも知ってるし、そんなところでミエ張りたいわけではない。わけではないが、ただ、生で聞いてもらうときにいろいろと傷ありなのはまぁまぁいいというかよくはないがその場のノリで聞けるものだ。でも録音はあんまりガタガタしてると聞くほうもつらい(自分もつらい)。

流れを乱さない小ミスくらいで留め、そして曲の雰囲気としてはなんとなく今思ってる感じで弾けてるやつを残したい。

まぁね、それがつまり高望みってことなんだろうね。現実のヒット率が低すぎるのにそれをなんとか録音しようとしているというのが。
ほんとは、「基本的には」つっかえないで弾けるようになるまで練習してあって、それを録音するなら話が早いのだけど、なかなかそういうことってナイので(おぃ)
逆に、録音練習によって、あまりつっかえないで弾けるようになろうとしているから大変なのだ(つまり、大変に決まってる)

ただ、せっせとブルグミュラー録音したりしてるうちに、多少コツを掴んで「収束」が早くなってきたような気はする。

まずひとついえることは、早くOKテイクを取りたいと焦って、一か所気に入らないからといっていちいち最初に戻るようなのはよくない(ドツボ路線)。

練習会で、人前で弾いてる気持ちになって、なるべく流れを止めずに最後まで弾き切る。
そして、NGだったところをピンポイントで、ゆっくり指使いやら音の重なりやら確認して弾く。
そしてまた、最初から最後まで弾く。
これを繰り返している間は、基本的には録音を止めずに撮りっぱなしにする(録音操作を挟むと集中が途切れて、収束が遅くなる気がする)。

なんとかかんとか大事故のないものが弾けたらそこでいったん録音止めて、

再度同じルーチンを繰り返す。

こうすると、OK録音は各録音の最後にあるので、切り出すときわかりやすい。

一度「だいたいOK」テイクが取れてからがチャンス!! そこでイイ感じの演奏ができることが多い(リラックスするから)

こうやって弾いていくと、だんだん、最初は事故可能性の高い「当たるも八卦当たらぬも八卦」みたいだったところが、「ここは自信持って弾いている」という個所に変わってくるのがわかる。ひとつひとつ。そうすると、「だいたいOK」テイクを取れる率が増えてきて、「ほんとにOK」を取れる目が出てくる。

このやり方は回数かかりますので、短い曲じゃないと無理ですね。長い曲を取るときはもっと練習してから録音するしかないです(^^;;

でもこのやり方で収束させると、だいたい弾けるようになるので「一日で」目鼻を付けるにはこれっきゃない感じ。

---- レッスン前記録
ラヴェル/ハイドンの名によるメヌエット

---- 日々のブルグミュラー13. なぐさめ
ブルグミュラーがだんだん難しくなってきて、上記の方法で一日でなんとかするのは無理が出てきた。これもあんまり気に入らないから後日差し替えるかも

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ピアノ一台が作る響き。(阪田知樹)

2020年08月30日 | ピアノ
昨日は阪田知樹ピアノ・リサイタルに行きました。当初、3月頭にあるはずだったのが延びて…8月末です。

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阪田知樹さんは、「四月は君の嘘」のCDを持っているのでよく演奏を聞いてます。なにせアニメの都合ですから本人の選曲ではないわけですが、昨日のコンサートと、クライスラー「愛の悲しみ」(の、ラフマニノフ編曲)は被っていますね。

昨日のプログラムはほんとにすごくて、まずピアノソロでは珍しい三部構成、そして真ん中の部がどーんとリストロ短調ソナタです。
この曲、楽章でバラにしてというわけにいかないこともあって、アマチュアの会では聞けない曲です。名曲、難曲、長大、どこから考えてもピアノ曲の最高峰(注: 個人の意見です)。

これを真ん中に据えて、第一部はモツソナK.283から始まりました。この曲、第一楽章は昭和のピアノ教室でもよく聞きましたが、近年はほとんど聞く機会なく、なんだかノーマークの曲でした。
こんなにおもしろい曲なんだ…!?
隅々いろんな仕掛けがあることがわかりました。

次のシューマン交響的練習曲は、突然どっしり重量級の曲。間違いなく最高難度の曲だけれど、それが高い解像度を持ちつつ音の極限まで小さいところから大きいところまで立体的に、とにかくこれは生で聞きに来てよかった(配信もあった)、広いホールに作られる響き。「幸せは音の消え際に宿る」派の私としてももう至福のときでした。

第一部終わった瞬間に「えっすご(o_o)」と顔を見合わせる私たち。

いやもちろん阪田くんすごいとは前から思っていて、だからこそ聞きに来てるんだけど、思ってたより断然すごかった。

そしてここからのロ短調ソナタですか…

ロ短調ソナタ、長い難解な曲だけど、抜群の説得力で構築されてて、なんかとても短く感じました。こんなふうに聞いたの初めて。

そして第三部の曲目を見て、今日のテーマは「ピアノの交響的な響き」なのか? とようやく気付きます。

リスト/ラ・カンパネッラ
チャイコフスキー=フェインベルク/交響曲第六番「悲愴」より第三楽章スケルツォ
クライスラー=ラフマニノフ/愛の悲しみ
ショパン=バラキレフ/協奏曲第一番より第二楽章ロマンス
ヴェルディ=リスト/リゴレット・パラフレーズ

「愛の悲しみ」は、阪田くん演奏で聞きなれた曲なんだけど、もっともっとおしゃれに、鮮やかに、ほんと素晴らしかった。クライスラーに聞かせてあげたかった(^^;;

それと、チャイコフスキーすごかった。フェインベルク頭おかしい(←褒めてる)。ピアノにこんなことさせるって、させられるって、思うのほんとおかしい。そして、やれちゃってる。。

この曲は、オケに対してもかなり「無茶ぶり」なところのある曲だと思うんだけど、それをピアノ一台で、というかもっとクリアに再現する編曲を考えて、しかもそれをほんとに弾けてしまうのってすごい奇跡。

この奇跡を、みなとみらい大ホール満員の観客で共有するんじゃなくて、ソーシャルディスタンスすかすかなところがもったいないけど、それでも、というか、それだから、というか、すごくお客さん全員が阪田くんの演奏に吸い込まれているような一体感がありました。ショパンからヴェルディへのつなぎは、拍手なしで行きたいと阪田くんは考えていたようだけど、お客さんも自然にそのように、一人のフライングもなくすんなり行きました。


私は、正直「編曲モノ」そんなに好きじゃなくて、特にオケもののピアノ編曲は「あまり…」という感じだったんだけど、突然考えを改めました。
反省してポチりました。→イリュージョンズ (ILLUSIONS / TOMOKI SAKATA)

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子供の曲とテンポ

2020年08月28日 | ピアノ
私が中学生のころだったか、母のところへ、同じクラスの仲良し女子二人がいっしょに通っていたことがあった。

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たぶん、年長さんとかくらいで、バイエルの同じあたりをやっていたと思うんだけど、
ひとりは、とりあえず弾けたところでマルにしていて、
もうひとりは、いちおう弾けても「もう少し速く…これくらいで弾いてみようか」と、テンポアップして弾くところまでやってマルにしていた。

聞いた感じ、テンポアップする前でももう一人の子よりきれいに(ちゃんと曲として)弾けていたので、母に、
「きれいに弾けていたけど、テンポ速くしなきゃいけないものなの?」
と聞いてみたことがある。すると、

「二人の関係もあるから、同じくらいの進み方になるほうがいいし(つまり弾ける子のマルは合格レベルを高くする)」といってから、
「正しいテンポが決まっているわけではなくて、練習曲だから、速く弾ければそれに越したことはない」ともいっていた。

…と、そんなやりとりから四十数年が経って「にわかブルグミュラーブーム」となった今にして思うに…

要するに、あまりひとつの曲をずっとやらせていると子供も飽きてしまうので、まぁそれなりのところで妥協してでもマルをあげるということになる。
余裕がある子なら、ゆっくりでもきれいに弾けて、速くてもきれいに弾けるところまでやって、
理想をいえば、そのそれぞれで曲の違った魅力が見えてきたら素敵だと思う。

そうやって進めていけるのならば、ただバイエルとブルグミュラーやりましたという場合にでも、
なんとかかんとか弾けたところでマルになっている子とは違うレベルのものが吸収できていることだろう。

想像するに、幼少のころの私はそのように余裕もって高いレベルで仕上げて次、といけていた子供ではないらしく、
快速テンポでブルグを弾いた記憶はまったくない。

今弾いても、自分にとってなんかしっくりするテンポで弾いていると、のんびりまったり。プロがいろいろとアップしているブルグミュラーとはかなり違った雰囲気のまま録画している。

たとえば
ブルグミュラー 25の練習曲より 9. 狩り
こんな感じだけど…

お馬さんに乗って快速な感じで、もっと速く弾いてみようと「心がけて」撮り直してみた
ブルグミュラー 25の練習曲より 9. 狩り~ちょっと速くしたVer~

おぉちょっと勢いよくなった、と思ってプロの演奏いくつか聞いてみると…ちょっぱや!! 私の「ちょっと速くしたVer」はまだだいぶ遅いらしい

私の場合、練習してもそのテンポで弾けないと思う(間違いだらけになると思う)んだけど、それだけではなくて、
今、検索していくつか聞いた、プロのピアニスト(たぶん)、あるいはピアノの先生が弾く「狩り」があまり好きになれず、
私がそのテンポで正確に弾けるとすればこう弾きたいというイメージもあまり具体的には浮かばない。

うーん…

たかがブルグミュラー、されどブルグミュラー。

私が初日にまず弾くような「まったりゆっくり」テンポと「プロ標準」テンポの両方で、ブルグミュラー25の練習曲の全部が、自分で納得いく雰囲気できれいに弾けるならば、そりゃ現在の私とはレベルが段違いくらいの技術があるってことになるんだろう。

--- 今日のブルグミュラー 12. 別れ


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ピアノがうまい作曲家(リスト)

2020年08月27日 | ピアノ
リスト愛の夢第三番がなんとなく頭を離れなくて…

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日常練習用セットリストをすっ飛ばして、弾いてみてしまいました。

弾いてみたというか、ゆっくり音を並べてみたということですけど、そしたら、感動しました。弾きやすさに。

ここでいう弾きやすさは、聞いた感じと比べてどうかという、相対的なものです。
同じくリストでも超絶技巧練習曲が、聞いた感じもめちゃくちゃ難しくて、実際にも弾けないというのは、どうでもよくて、
シューベルトの曲が、だいたい聞いた感じより弾きにくくて、
ショパンの曲が、だいたい聞いた感じよりは弾きやすいという、そういう話です。

ここで引き合いに出したのはシューベルトとショパンですが、極端と極端の作曲家ですね。

シューベルトは、ピアノ曲もいろいろ書いていますが、ピアノの名手というわけではなく、たぶん「ピアノ曲を書いてる名作曲家」の中でのピアノを弾く技術ランキング(なんてものがあるとすれば)でいうとわりと下のほうかもしれません。

実際のところ、彼の書いた曲の中で「さすらい人幻想曲」とか「魔王(の伴奏)」なんて激ムズですけど、そういう自作曲を鮮やかに披露してドヤァなんてエピソードはないようです。

まぁ、うまい下手をいうより、ピアノ(の鍵盤)から発想する人じゃなかったということなんでしょう。とにかく聞いた感じで「なんとかなりそう」な気がして取り組むとだいたい後悔するという(←なんかあったらしい)そういう作曲家です。

一方、ショパンは、もちろんピアノの名手としても知られていますし、なにより彼の作曲が、ピアノの鍵盤を人間の手で弾くという、そういう物理的条件に沿った形で発想されているということが大きいです。人間の手といっても、ラフマニノフくらいの手になると、ラフマニノフに弾きやすかろうが私にとっちゃどうにもなりませんので、あまりしょうがないんですが、ショパンは西洋人男性としてはやや華奢な手だったようですので、そこもたぶんポイントです。

ショパンの曲は、聞いた感じよりは弾きやすく、いくら練習しても手が痛くなったりしない、ほんと素晴らしいです。録音が残っていない時代の作曲家ですが、残された楽譜を弾いてみるだけで、ほんとピアノのことを熟知していたんだろうなと、そういう作曲家です。

前置きが長くなりましたが、そういう軸(シューベルト←→ショパン)でいうと、リストさんはものすごくショパン側に位置している作曲家なんだなと、感じ入った次第です。とても手に馴染む弾きやすさ、そして演奏効果は抜群、本当にピアノのことを熟知していたんだろうなと思います。

ただ、ショパンよりはリストのほうが、自分の卓越した技巧を活かすような、そういう作曲が多いことから、これまで私が弾く機会がなかったんですがね…

これまで弾いたのは、Mozart=Liszt Ave Verum Corpusだけです。

純粋に、リスト作曲のピアノ曲も、やっぱり死ぬまでには弾いておかなければ…とずっと気になっていたので、せっかくの機会(どんな機会)ですので、今年弾きます(←宣言)

今弾いてる曲もろもろの後ね。12月目指す。

--- 昨日のブルグミュラー: 11. せきれい(昨日は音楽記事じゃなかったので再掲)
--- 今日のブルグミュラー: 9. 狩り~ちょっと速くしてみたVer~

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大学のリモート授業、気になることは…

2020年08月26日 | 大学生活
はなひめの通っている大学では、今年度前期すべての授業がリモートで行われた。

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リモートではやりにくい授業もいろいろあるけれども、これは今学期開講されませんというようなものはなく、予定どおりすべての科目が履修できて、それがリモートで行われたのだ。なんでも「水泳」とかも取れたらしいが…何やってたのか知らん…(畳の上の水練?)

物理学実験とか、実験自体はできないので、データ整理の課題とか、知識を問う小テストのような形で進められ、ちゃんと単位はもらえるらしいけども(成績表はまだ)、というよりこれで単位もらえちゃうのがいいような悪いような。

リモートの授業をどのような形式で行うかはそれぞれの先生に任されていたようで、
・ 課題が指定されてそれを自分でやる(一部または全部提出)
・ 授業動画があってそれを見る
・ zoomなどでリアルタイム授業

大学のサーバーが落ちるとか、個人宅のネット環境が脆弱だったり、先生が不慣れで誤操作したり、最初のころは特にあれやこれやてんやわんやだったが、軌道に乗ればまぁ…いい部分も悪い部分もある。(リモートレッスンと同じことだ)

特に、元々が一対多で説明するような形式の授業の場合、動画でもあまり困らないし、むしろ気になるところを戻して見たり、一時停止して落ち着いてメモを取ったり、後日見返したりと自分のペースで学習できることは都合がよい。

一方、困ることは、どの授業でも(双方向性を補うため?)膨大な課題やレポートがあり、それを全部合わせるとずいぶんな量になってしまい、ものすごく負担が重くなったこと。特に期末直前はすごかった。大学受験よりはるかに勉強していた。

それと、先生のITスキルや動画作成スキルは様々であり、いい授業を作った人もいれば、ほとんどまともに授業ができなかった人までいる。先生の側からすれば、元よりリモートで授業するスキルを確認して雇われたわけじゃなし、突然求められても無理という場合もあるのだろう。

ここまではまぁ理解できることではあるが、いくらなんでももったいないと思うのが、授業動画があってもその良さをわざわざ放棄するようなルールを作る先生がいることだ。動画が後日見られないようにすぐ消してしまうとか、早送り禁止とか、単にその授業内容を理解し身につけるということを考えればマイナスにしかならないような設定をする先生は複数いた。たぶん、動画の授業であってもface to faceの一回性を再現したいとかそんな感じなのかもしれないけど…

この、前期を振り返って親の立場からどう思うかというと、通信教育にしちゃヤケに高すぎる学費を払いつつこの不完全な通信教育状態はとても満足いくものではないということ。授業をまともにできないくらいの先生もいることがしかたないとすれば、大学からその部分はサポートしてほしかった。

それと、自分が大学生だったときのことを考えれば、大学の価値のほとんどは授業にあるというより、授業の前後の雑談から、その流れで遊びに行くとか、用もなくサークル部屋に溜まっているとか(←密です)、その流れで飲みに行くとか、そういう時間の中から得ていたわけで。ただ勉強している姿を見ると「大学生活そういうもんじゃないだろう!!」という気持ちでいっぱいです。

夏休みを挟んで、後期はどうなるかというと、やはりリモートを中心とするけれど、実験・実習のような対面でないと不都合なものは大学でやるようにするらしい。それはたいへん喜ばしいことだとは思うけれど、それで気になるのは、リモート授業と実験が混ざった日をどう過ごす想定なのだろうかということだ。大学で行う実験の次のコマが、リアルタイムで行うzoom授業だったら、どこでもドアがない限り、家に戻るのが間に合わない。

リモート授業はすべてオンデマンドにするとか…そうしたとしても、対面~リモート~対面みたいな一日だったら途中のリモート授業のときだけ家に戻るというのも現実的でないし、やはりリモート授業でも大学で受けられる個人ブースみたいなのを設けるのか…

今のところ、対面とリモートがミックスになった大学生活がどんなふうになるのか具体的にはあまり見えていない。サークル活動はゼロではないもののかなり制限がある模様(部屋に入る人数など)。

仮にうまく運用されて、授業内容としては特に不足はなく実施できたとしても、人と人が接するというその一番だいじなところで、得られるはずだったものを取りこぼした状態で大学を卒業していく世代がなんとなく不安。

もちろん、大学生が特に不安という意味ではなく、既にリモートではなく学校や保育園に通っている子供たちであっても、人と人が接すること、集まることを避けるように教えられつつ(つまり無意識に罪悪感を持たされつつ)過ごすこと自体がかなり不安。それは年齢が下なほど大きい影響があるような気がするので。ただ、うちにはもう大学生未満の子供がいないので、その怖さを肌で知っているわけではないということ。

---- 今日のブルグミュラー 11. せきれい
せきれいってこんな鳥か…
もうちょっと快速で弾くべきなんだろうなやっぱり…

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