アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

無伴奏といえばやっぱコレでしょ

2019年01月31日 | バイオリン
勢いで申し込んでしまった3月のイベント(晴れやかな春が来ていると信じて!)で、「無伴奏の会」というのがあります。
    
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楽器はなんでも(ピアノ以外)よくて、一人か二人で演奏するというものなのですが、まぁつまり私の場合はバイオリン、でも私がひとりで弾くバイオリンってかなり聞くのツラいやつ…

しかし、人の迷惑顧みず、わざわざ無伴奏の会で何が弾きたいかといわれればコレ:
バッハ 無伴奏パルティータ第三番のプレリュード。

私にとって、バイオリンで無伴奏といったらまずはこのプレリュード。貼ったのはヒラリー・ハーンさんの演奏でして、まぁなんと爽やかな曲でしょう。こういう、単旋律でありながら多声っぽいやつってジャスト好みなんですよ。

これまでも、何度か手を出してはいるんですが、音の鳴り損ね・音程のずれなどが回避できず、ぶっちゃけ騒音度Maxなので人前で弾いたことはありません。

でも、最近、ショパンエチュードop25-1「エオリアンハープ」弾いてて思うんだけど、超ゆっくりでもいいから自分はこう弾きたいというふうに弾いたらそれなりにおもしろいのではないかと。

(そういえば、「エオリアンハープ」も、(左手が)「単旋律でありながら多声」系ですね)

それで、おとといのレッスンではプレリュードを見てもらいました。先生
「これ、前にもやりましたよねぇ?」
…そうです、何度か暇(とりあえず近くに発表会がない)になるとこれを持ってきてるんですが、弾けるようになったことはないので…

弾いてみると、前にそれなりに練習したときと比べて、忘れちゃってる部分が多々あるけど、ごくかすかにマシに(弾きやすく)なってる部分があったりしておもしろい。さすがに練習しないとどうにもならないんだけど(練習するのかなぁ??)、やっぱり好きだなこの曲。

ということで、「無伴奏の会」はこれを中心に組み立てよう。参加者の方はすみませんけどがんばって聞いてね♪超まったりプレリュード。


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真逆のことをしていた

2019年01月30日 | 生活
昨日チラっとご紹介した本ですが
境界性パーソナリティー障害をもつ人と良い関係を築くコツ

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←え? ピアノの話題じゃないって? まぁそうなんだけど…

読んで一番衝撃だったポイントは「そこか!! 私がやっていたことは真逆だった」というものです。

この本の入り口に、典型例として載せられているエピソード
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ショーナは、お姉さんが幼稚園に行っている娘の具合が悪いからと明日の昼食の約束をキャンセルしたことについて考えるのをやめられません。お姉さんが自分と会わなくて済むように言い訳を考えたのではないか、と繰り返し考えてしまうので眠れません。ほどなく彼女は泣き出し、朝の四時が電話するのに良い時間なのか考えようともせず、お姉さんに電話をします。彼女はすすり泣きながら、お姉さんが電話に出ると叫ぶのです。「私は良い妹だけど、姉さんは一度だって良い姉だったことなんかないわ! 大嫌い!」。(略)
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ショーナはお姉さんと絶好したいわけでもなんでもなく、それどころかお姉さんとの関係を世界一大切にしたいくらいで、自分がお姉さんから見捨てられることを何よりも恐れています。いや…見捨てられたくないなら真夜中に何度でも電話をかけて罵倒しないほうがいいんじゃないかって?? それがわかる(できる)ならこの本とは関係ない世界で生きていけるんですがね。

あるいはこんな:
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あなたはBPD(境界性パーソナリティ障害)を持つ愛する人と一つの部屋にいます。あなたにはとても素晴らしい時間で、あなたの愛する人にとってもそうであることはかなり明白です。そこにはたくさんの笑いと分かち合い、相互理解があります。あなたの愛する人-弟としましょう-は家に帰り、あなたには善意の満足感が残ります。それから数時間後、晴天の霹靂のごとく、あなたへの電話が鳴ります。弟からです。自分をひどく傷つけたというあなたの言動をすべて並べ立て、ぶちまけてきます。あなたは完全に度肝を抜かれます。あなたたち二人が一緒に同じ部屋にいたことでさえ、事実だったのか疑問です。彼との時間はすべてあなたの想像だったのでしょうか? その時弟が動揺していた事実に気づかないほど、あなたは鈍感なのでしょうか?
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私もよく、母と和やかに楽しく雑談をして帰宅したはずなのに、しばらくすると私を非難罵倒する長文の手紙が届くということがありました。私の一言ひとこと、一挙手一投足に悪意や陰謀が渦巻いていたそうなのですが、もちろん根も葉もないことです。

「そんなことしてないよ」
「そんなこと思ってもいないよ」

私は否定しますが、それは火に油を注ぐようなもので、母は「そうやってあんたはいつもごまかそうとする」「嘘をつく」「冷たい子だ」とさらに激高していきます。

そして最後の締めくくりは「あんたはいつか私を捨てるだろう」

このルーチンは私が中二のころから、母が完全に認知症になるまで果てしなく繰り返されていたのですが、この本を読んでようやく、私は私の対応が間違っていたことを知りました。

母の「あんたはいつか私を捨てるだろう」が、強烈な見捨てられ不安からくるもので、もちろんほんとに捨ててほしいわけじゃなくて、捨てないでといってることくらい、大人になったあとの私はわかっていました。それでも…

「私の一言ひとこと、一挙手一投足に悪意や陰謀が渦巻いていた」といわれることについてはそれを誠心誠意否定するのが当然だ、否定するべきだと思っていました。

でもそうじゃないんです。話を聞いてもらえるようになるには、まず大前提として「承認」が行われなければならないのです。

「いや悪意なんか持ってないよ」
これでは否定だからNG。確かに…数十年間、限りなく繰り返されてきたやりとりの中で、否定で何か前向きに進んだことは一度もありません。

たとえば、BPDの人が「私なんか無価値で愛されるに値しない」といってきたら
「無価値ではないし、愛されるに値する」といってあげたくなるじゃないですか? でもそれではダメで、
「ねぇ、君が自分のことを無価値で愛されるに値しないとみてることはわかるよ…」で始めて(承認)それから「でも、僕は君について、こういうことを知っているよ…」という具合に言いたいことを徐々に伝える必要があります。

しかしこれは当たり前ですがとても難しいことで、なのでこの分厚い本では具体的にどのように「承認」すればいいかの考え方、そしてそれが身につくまでどうトレーニングするのか、そしてその先は? ということでものすごく詳細に書かれています。

難しいですが、習得できる技術として書かれています。

中学生の子供が、親に向かって適用できる技術ではないと思いますが、
大人になった私が読んだら、少なくとも部分的に実践できたかもしれません。
少なくとも、真逆に歩き始めるのはやめられたかもしれません。

もう遅いんですが…

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調性迷子感

2019年01月29日 | ピアノ
今朝、電車の中では
境界性パーソナリティー障害をもつ人と良い関係を築くコツ
という本を読んでいた。

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この中に書かれている事例、ストーリーはそのいちいちが「あぁ~」…そんなことあった、みたいな、こじろう世代の言葉でいえば
「わかりみが深い」
という感じで、またそういう人に対して、周囲が返しがちな、まったく解決にならない反応というのがもぅ…はい、そういうことありましたね、やってました私。

この本を読むなら、30年前に読んでおくべきで(たぶん当時そんな本はなかったが)、
母がもう認知症になってしまって、記憶をぐつぐつ煮詰めて暴発することもできなくなった今、なんの役にも立たない。

それで、この本を読む間ずーっと頭の中をエンドレスで流れていたのが
フォーレ ノクターン6番
です。

この、ゆらめく調性、常に裏切られる感じとか、明るくなったり暗くなったり、美しく不安定なところが、もうとてもしっくりきます。

もちろん、この曲は文句なく素敵だし、
「そういう人」との生活は素敵どころではないんだけれども、

傍からみているとわけがわからなくても、
たぶん本人なりに脈絡というのがあるのだし、
そして外から見ているときに、
とにかく間違いなく魅力的というか、強く魅かれる部分というのはあるんですよね。

きらきらした、輝かしい側面。
穏やかな瞬間(でも瞬間)。

大人になった私は母から逃げることしか考えられなかったけど、
それが苦しくて、難しかったのは、母のことが好きな面と嫌いな面が両方強烈にあったから、かな。

母はもっとしんどかったんだろう。そうは思ってもなかなか許せる気持ちにはならなかったんだけれども…こういう本で冷静に読むと、許す許さないというのは、ちょっと違う、そういう問題じゃないよな、とも思う。

母と私の関係にも光の部分があって、受け取ったものも大きかった。たとえば音楽の楽しみとか。

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今年のメイン挑戦曲決めた

2019年01月27日 | ピアノ
「水の戯れ」はせっかく根性出して(というか逃避だけど)最後のページまでめくってみたけどどうもピンとこなくて今年はやめて…

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ところで今日も、明日から国公立の出願が始まりますんで娘とあれこれ話し合った結果、紆余曲折あってとんでも意外な方向へ。
無駄に振り回されて疲れた…

疲れた腹いせに、
というか、気が紛れるものといったらやっぱり譜読みでしょう(前回ので味をしめた)。

実は前々からめっちゃ気になっている曲があります:
Fauré Nocturne No. 6 in D flat Op. 63
(サンソン・フランソワの演奏でどうぞ)

この、響きの複雑な移ろい、おしゃれで大人の曲ですね。ほんと素晴らしい

前にこれ、コソーリと譜読みしてみようとしたことがあったのですが、
フラットごっちゃり系からシャープごっちゃり系まで目まぐるしく移り変わるうえに、
臨時記号てんこもり、ダブルフラットやダブルシャープもあり、
音形とかリズムの形もなんか慣れないというか

下手でもいいから弾いてみる。というのがどうしてもできなかった。

ページをめくっていく根性も足りません。

でも…

とにかく「水の戯れ」も最後までめくりましたからね。

アレ、なんとかならないだろうか

と、改めて、譜読み(というよりとにかく音を並べてみる)にかかってみたわけです。

そしたら、

前回にっちもさっちもいかなかったこの曲ですが、「水の戯れ」の後だとまだしも読みやすい、ような気がする。

そこまで(「水の戯れ」ほどは)時間もかからず最後までめくりました。

それで何度か弾いてみて

これは弾きたい!! むちゃくちゃ好き!!

「水の戯れ」より断然、こっちのほうが「自分で弾いてみたい曲」です。


臨時記号どっちゃり系を読むのがだいぶ速くなったような気はするんですが…

ただ、私の譜読みって「なんちゃって譜読み」なんですよね。
耳で聞いてかなりつかんでから、
もちろん耳だけから(耳コピ)弾けるわけではまったくないけど、
耳で聞いた感じと目から譜面を見る感じを合わせて適当に弾いてるんだと思う。両方の手がかりを合わせて。

いわゆる「初見」を音大とかで練習させるときは、まったく聞いたことがない曲を使うんですよね?
それをされたら、実は譜読みできない人かもしれない、かなり。

何年前だったか忘れたけどだいぶ前(ブログを検索すれば出てくると思うが)亡き王女を弾こうとしたとき、
ぜんっぜん音が並ばなかったの。最初。
それが、(響きに慣れて)音が聞きとれるようになった途端、急にわりと並ぶようになったからね。そういうことだと思う。

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今年のメイン曲…「水の戯れ」はやっぱ違う

2019年01月26日 | ピアノ
先週は逃避行動により「水の戯れ」の譜読みトライに走ったわけですが…
(譜読みというよりめくっただけだが)

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←心ひかれる曲が軒並み譜読み難しい系

とっさの思いつき、というわけではなくて、今年のメイン曲にしようかな、という気持ちがあったから試してみたんです。

丸一日がかりで、えっちらおっちら読んでは音を並べてみて、この一週間つらつら考えてたんだけど、

まーとにかく譜読みえらくたいへんな曲です。
だからこそ今年やってみようと思ったのよね。
臨時記号ごっちゃり、細かい音符ぎっしりで目がちかちかするから、
これは目が少しでもマシなうちに読んでおかないと一生弾けなくなると思ったんです。

「水の戯れ」(というかラヴェルの細かい音符系の曲)を一生弾けないと困るじゃないですか(?)

でも、譜読みは根性だせば(そして時間かければ)やってやれないことはない。たぶん。

しかしなんというか…

これを今年じっくり取り組む価値がある、ような気はあまりしなかった。

去年、大胆にもショパン舟歌を弾こうとして、最初譜読みしたときも、そりゃ全然弾けないんだけど、
弾けない中にも、ちょっと今回と違うというか、
これは弾いてるうちにだんだん(ある程度は)よくなりそうだとか、
あと…こんなふうに弾きたいとかいうイメージ?

そういう、前向きの予感のようなものはあったんですよ。

でも、「水の戯れ」は私か素敵に弾いてる妄想がどうしても浮かばない(^^;;

ピンとこない。

無理度が高すぎる、ような気がしました。

こういうのに慣れてないから、というのもあるとは思うんです。
慣れてないからやらない、では一生弾けないので、
まぁピンとこなくてもいいからまずはレッスンに持っていってみるというのもあると思うんですが、

今年はまだ、「時が満ちてない」気がした。

ならいつが時なのかといわれると困るんだけど、いろんな曲を弾いてから戻ってくるともうちょっとピンとくるかもしれないし、
あるいは、もっとヒマになったらピンとこなくても挑戦してみるのはあるかもしれない。

それで、じゃあ何を今年のメイン新曲にしようかと思ってあれこれ引っ張り出してみて、
「あ」
これ弾きたい。というのがあったんだけど

これまた笑われそうな難曲なので(o_o) ちょっと譜読みというかめくってみてからイケそうなら(というか前向きの予感だけでもしたら)書こうかと。

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