アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

やればできるんだから理想を高く持って

2019年08月31日 | ピアノ
ピアノの先生として、
生徒が「とにかくうまくなりたいんです」って性急に成果を求めるタイプだったらそれはそれでたいへんかもしれないけど、
「楽しい範囲でしか練習しません。あ、うまくならなくても先生のせいじゃないですから♪」
ってのはどんなもんだろうか?

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おゆき先生は、そんな困った生徒を抱えて早五年。

今日見てもらった曲は、ブラームスのバラード一番と二番。

一番のほうは、おゆき先生に習い始めてわりと日の浅いころにいったん習った(そしてshig&夜毎屋結婚披露パーティーで弾いた)思い出の曲である。

何年か経って進歩してるかってーと、一番は解凍できたかも怪しい状況、二番は絶賛譜読み中な状態でレッスンに行っているので、まだなんとも見えてこないというところだけれど、自分的感触としては、昔は無茶苦茶苦労した、弾きにくかったところが今ではそうでもないとか、

要するに、昔より素敵に演奏できるかどうかはともかく、
昔より楽に同じレベルの演奏まではできる

ってところは確かだと思う。

おゆき先生のほうでは、「フレーズの終わりをていねいに」「このレガートはもっと本気でつなぐ」「『蠅叩き(手ごとバタバタ動かす』で弾かないで指で弾く」のような、もはや定番というか十年一日のごとく繰り返していてもまだ終わらない注意事項をいいつつ、

「和音の中で音色を変えて」
「ペダルは効くか効かないかのぎりぎりを基本ポジションとして細かく工夫して」(←特に一番の最後らへん)
「一番目立つ声部でいいので歌いながら弾き進めればミスタッチしても止まれない」

など、昔は言わなかったところまで盛り込むようにしているようだ。

それでまた、先生が(かなり贅沢な)いろんな指示をして私がそれに沿ってその個所を弾き直したときに、

アラ確かにさっきよりはるかに素敵(^^;;

ってな感じに弾けて自分でも「おぉ」と思ったりして、

おゆき先生「そう、やればできるじゃないの」

技術はだんだんと身についてきているのだから、自分でもっと「理想(作りたい音楽)」を高く持って
ちゃんと工夫すればスムーズに上達するはず。

先生には「もっと練習時間をとれ」というようなことは言われませんが、
・分解して練習する
・同じ曲を(もっと)長期間練習する
と、いぃことあるよとは言われます。

私としては「楽しい範囲でしか練習しません」の方針は変えてないのですが、
先生の粘り強い働きかけにより(^^)
変わってきたところがあります。

それは、「楽しい範囲」の練習というのがじわじわ増えてきているということです。
ちょっと、スゴイ先生だと思います。


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ピアノでもイイ感じにフレーズの形を作るには

2019年08月30日 | ピアノ
昨日の話「ピアノだとフレーズの形がうまく弾けない理由」の続きです。

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ピアノなのにうまく「フレーズの形」を作って演奏できたケース(レアケース)というのはたとえばこんな:

今よりずっとピアノが下手だったころにも
「耳をすませば」より 丘の町(2010年)
ラベル ハイドンの名によるメヌエット(2010年)
とか

比較的最近でいえば
吉松 隆/「プレイアデス舞曲集」(Op.35/50)より(2018年)の、「過去形のロマンス」(最初の曲)
シューマン「子供の情景」(2018年)の「異国から」(最初の曲)
とか

わりとよさげに弾けたときの演奏をまとめて聞き直してみて、
そして、ぜんぜんよさげじゃない演奏をいくつか聞き直してみて(あえて貼らない)、

それで思ったんですけど、昨日書かなかった、「フレーズの形」を作る要因…
つまり、昨日書いたのって、音色とか響きとかビブラートとかそういうのだったけど、
もっとクリティカルなのは、時間的な方向。

音楽って、基本となるビートに乗って進んでいく中で、
ちょちょっとルバートとか間とかリタルダンドとかそういうズレが入るけど、
これがいい具合にキマっているかどうかというのがものすごく大きい。

ここがそもそも、フレーズの形の土台部分ですね。

私の場合、鍵ハモでカッチーニを吹くならこれが、
もうきっちりと自分のやりたいように進行できているのだけれど、

ピアノでは(ほとんどの場合)できていない。

なぜかというと、音を探しているとか、移動に時間がかかっているとか、指が速く動かないとか、
なにか「都合」があってしかるべき時に次の音へ到達しないから。

指もまぁそんなに速く動かないけれど、
むしろ単純に「音を探している」というのが一番大きな要因。

音がよく頭と体に入ってない。

要するに実力オーバーの曲を弾くからですが、実力というのはピアノ的音楽的能力だけでなく、実際に練習できる時間がどれくらいかというようなことも含むとお考えください。とにかく、自分の思いどおりのタイミングで発音するという状態にならないままほとんどいつも演奏している。

うまくいったときの演奏は、曲がシンプルだったり、長く練習していたり、録音用にしつこくテイクしたりすることで、音をいちいち探さないで弾けているときね。

ピアノだと、なんでそんないつも「実力オーバー」になっちゃうのかといえばそれは、
旋律を弾くよりたくさんの「声」をいっぺんに扱わないといけないから、でもあり
それを練習するにはより長い時間がかかるから。

こないだ、一日メトロノーム練習をするだけでかなり(二ページのみだけど)劇的改善したのでそのときチラっと思ったんです。今回書いたようなこと。

実は、私が「イイ感じ」のピアノ演奏をするためには
(1) シンプルな曲を選ぶ
(2) きちんと体育会系練習をする
の二択なんじゃないかって…。

つまり、音を探さないで済むようにする(思ったようにフレーズの形を作れるようにする)ことが肝要。

あれ?? 結局、私のピアノの先生方はみんな、手を変え品を変え、そのことを説得しようとしていたのかもしれない…??

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ピアノだとフレーズの形がうまく弾けない理由

2019年08月29日 | ピアノ
昨日、カッチーニのアヴェマリアを弾いた、ってか吹いた(鍵盤ハーモニカ)ときに…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←別の楽器をやってみて気づくことというのはあると思います

「フレーズの形を作るのがうまい」とお褒めの言葉をいただきました。
これまで、鍵ハモのカッチーニは、artomr先生レッスン会と、渋谷ファツィオリ練習会と、昨日のめるちゃん会で、都合三回演奏しましたが、(別にその間には練習とかしないけど)ようやくコツをつかんできまして、めるちゃん会のが一番うまくいったと自分でも思います。

鍵盤ハーモニカ、子ども(音楽の授業で使うのは小学校低学年)はテキトーにしか吹きませんからあまり気が付きませんが、けっこういろんなことができる楽器です。
・一音の途中でも強弱自由自在
・ビブラート
が目立つポイントですけど、それだけじゃありません。

けっこうポイントなのが、音の立ち上がり。あらかじめ鍵盤を押さえた状態で吹き始めるなら、タンギングの鋭さによってニュアンスを変えられますし、吹いてる状態で「打鍵」することもできますね。

音の消えぎわも、息で調節してもよし、鍵盤を離してもよし、自在に調節できます。

そこいらへんのことがわかったら、けっこう思いどおりにフレーズを作れて、自分でも気持ちよく演奏できました。

バイオリンも、出し始めた音のボリュームコントロールが効く楽器のはずですが、なにしろ私の場合
・音程不自由
・強弱不自由
・ビブラート不自由
・弓の動きがぎこちない
ってなもんで、まったく自分の思い描いているフレーズとは違うものになってしまいます(o_o)

ピアノなら、バイオリンに比べれば(←比べんな、ってレベルだけど)コントロール可能な技術を持っているはずなんだけど、
楽器の本質的な限界として、
・打鍵したあとのボリューム増減は基本的に不可能(減衰する一方)
・ビブラート不可能
ってことはあります。

その限界の中でどうやってフレーズを「歌って」いくのかといえば、
・一音一音の強弱コントロール
を基本として、
・打鍵の際や離鍵の際は多少の音色バリエーションがある(たぶん)
ということを隠し味に、ピアノならではの魅力、
・多声による響き
・ペダルによる響き
を味方につけて組み立てていくものでしょう。

私の場合、やっぱり「多声」「ペダル」あたりでピアノの技術がまだまだというところに問題があります。徐々に向上はしてきてると思うんですけど。

でも、ここで、ピアノなのにうまく「フレーズの形」を作って演奏できたケース(レアケース)を思い起こしてみるともっと大きな問題は別のところにあるような気がしてきました(長くなったので別記事で)

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基本の「めるちゃん会」♪

2019年08月28日 | ピアノ
今日は、レッスンとかコンサートとかない、基本に忠実、めるちゃん会。

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基本というのは何かというと、
・弾く
・しゃべる
・食べる
・飲む
そしてだらだらする。ということです。

前日準備からわくわく:


今日の企画、元々は、某信用金庫の夢付定期預金で当たったカレーセット

をみんなで集まって消費しようという思い付きと、

それから、この時期にくさぴあさんとの連弾を練習しなくてはいけないという必然から合わさってできたものです。

ここんとこ、うちでの企画というとどなたか先生をお呼びしてレッスン会かコンサートという感じでしたが、
もっと無為にだらだらしよう!!
原点回帰。



カレーもおいしかったんですけど、アフタヌーンティーでいろいろ並べるとさらにテンション上がってきて、
ピアノソロもいろいろ、
バイオリン+ピアノもいろいろ、
連弾あれこれ、
合わせもの楽しい!!

私は
連弾はブラームスのワルツ1番、
ピアノソロはブラームスのバラード一番と二番、
バイオリンはラフのカバティーナ、
鍵盤ハーモニカはカッチーニのアヴァマリアやりました。

いちばん、評判よかったのはカッチーニ。そりゃそうだ。ピアノ、バイオリン、鍵ハモときたら万全なのは鍵ハモのみだからねぇ(どうなのか)

アンサンブル盛り上がってきて、「鳴り物」入れたいねということで、
うちにあった「ONE SHOT」を出しましたら、打楽器経験者がいい感じに鳴らしてくれて、
イエスタディのピアノ弾いてくれて、
私が鍵ハモで適当に合わせて、
とても「おされな」空間に。

これは、やっぱりアレでしょう…

ワイン開けないと!! ということでスパークリングワインとチーズでなんだか乾杯の流れになり(笑)
この、なんにもしない「めるちゃん会」さいこー!! またやろう!!
って話になったのでした。

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原点回帰のメントリ企画

2019年08月26日 | ピアノ
メントリ、つまりメンデルスゾーンのピアノトリオ、複数あるんですけど、より有名っていったら第一番ですね。

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あれ好きなんですよ、昔から。
それと、思い出の曲でもあります。

私にとって、日々得られる人生の楽しみの中でかなり大きな部分を占めているピアノというものの、
これまでにいくつか転換点がある中のひとつ。

それは2014年春のこと…

バイオリンでこの曲の一楽章をどうしても弾きたい、
そしてチェロを弾いてくださるプロのチェリストを確保するという僥倖、
ピアノ弾ける人を連れてくれば(発表会で)やっていいわよといわれた!

このチャンスをどうしてもモノにしたいと思ったときに、
でも、メントリの一楽章のピアノパートを余裕持って弾けそうな人ってそんなにいない。

なにしろ私のバイオリンが怪しいんだからピアノの人は盤石でないといけない。

それで思いついたのがおゆき先生、というか当時はピアノの先生ということを知らなくて、
単に何度かピアノの会で参加者同士としてご一緒しただけだったのですが、
えらく際立って素敵なピアノ弾く人がいるな~ということで印象に残っていたのです。

それで思い切ってお願いして、
何度か合わせ練習して、
本番なんとか済んで、
そのあとお茶してて話し込むこと数時間。。

あ、おゆきさんにピアノ習ってみたい。特にバッハ(インベンション)、と突然思いついた。

というのが出会いだったのです。出会いといっても初対面という意味ではなくてピアノの先生と生徒としての出会い。

この出会いは、ピアノが俄然おもしろくなるための転機だったといえます。

このときの私は、ほんとはメントリのピアノ弾きたい…特に一楽章。でも絶対一生弾けないし、
せめてバイオリンを。というような気持ちもあったんですが、
実際バイオリン弾いてみて、プロ二人のサポートで気持ちよく弾けたというのも収穫ではありましたが、

実はもっと大きな収穫はね…

ピアノで二楽章を弾くのがめっちゃおもしろくなったことなんです。

おゆき先生にピアノ習ってるうちに、
二楽章(ゆっくり)の、別に音が並んだらどうだというんじゃないところを、
素敵に弾こう、いい感じにアンサンブルしようというおもしろさ。

おゆき先生に習う前だって、弾けば別に弾けた(音が並んだ)かもしれないけど、
そのころと今とでは断然違います。

ということで、思い入れある曲の一楽章(バイオリンパート)と二楽章(ピアノパート)、
素敵なチェロを味方につけて弾けるチャンスが訪れたので、
来年一月。楽しみ!!

二楽章(ピアノパート)は、前(2014年)とは一味違う私になったと思います。
現状怪しいのが一楽章(バイオリンパート)ですが…バイオリン弾いてなさすぎて…

試しに弾いてみたら、前よりはあちこち弾きやすくなってるみたい(レッスンのときくらいしか弾いてなくても)。
まだ時間あるし、少しバイオリンシフトして頑張ります。

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