アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

音楽、ダンス→共鳴、共感

2023年08月23日 | 高校生活
シジュウカラが、かなり複雑な音声言語を持っていることについて先日書きましたが、

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人間の祖先はシジュウカラじゃないですね。鳥と人間、進化系統樹的にはずいぶんと離れているので。
人間の言語はどこから来たのでしょうか。というとやはり、ゴリラあたりを参考にするしかないわけですが…



「動物たちは何をしゃべっているのか?」の鈴木さんの専門は鳥ですが、山極さんの専門はゴリラで、
山極さんはゴリラとかなり詳細に意思疎通できるようです。

音声言語を使わないにしても、ゴリラは人間が考えるような意味でも相当「言語に近い」ものを扱える能力は持っているんですよね。
手話を教えれば人間言語的なコミュニケーションができますし、
何年も前のことを記憶していたりとか、
ゴリラ同士は複雑なコミュニケーションができているはずです。

「個体同士が意味をやり取りする前に、行動の共鳴があったのではないか」(山極)

チンパンジーの群れは、大量のごちそうを手に入れたり、急に雨が降ってきたときに「ウーホーウーホー」と、呼気と吸気をかわるがわる出しながらコーラスをすることがある(パントフート、興奮の共有)

ゴリラも、みんながごちそうにありつけたときなど「ウグーム、ムグーム」と腹から出す濁った声に高い音が混じる独特の満足音で鳴き、近くのゴリラも一斉に同じ声で鳴く。

人間(の祖先)も、言葉らしい言葉を使う以前に、そんな感じでコミュニケーションをしていたことでしょう。これは言葉というよりむしろ音楽(やダンス)っぽい。

------
ヘデラ・ヘリックス
歌詞も大事な要素ではあるけど歌ってのは言わずもがなのことだけど音楽でもあるわけだから、歌詞のこと云々してるだけじゃどうしても不十分だよね、歌が何をどうやって<ヒトという種>に作用させてるのかっていうのは音楽の側の視点からも見ていかないといけないよね、っていうのがやっぱりあると思ってて。

ガジュマル
音楽って、<ヒトという種>の、なんかここってたぶん原初的な部分だよな、みたいな部分に作用してくる的な一般的な言説ってわりとあると思うんだけどそれの真偽っていうのが自分にはあんまり定かじゃないなっていう感じがしてて、そういう自分の中の原始性に触れるみたいな感じってたとえば今モンステラの内部でも発生したのかな?

モンステラ
たとえば今ガジュマルが言ったことの一例って身体を動かしたくなる<衝動>が訪れるみたいなことだと思うんだけど。
----- 「掃除機」岡田利規

歌詞がなく、たとえばピアノの演奏とかで、「誰がどうした」的な具体的情景が伝わるかといったらそれはなかなか難しいけれども(文化・慣習やタイトルなど付帯的な情報があれば疑似的には可能かも)、気分アガるとか、緊張と弛緩とか、苦しいとか、なんだかわけわからんとか、そのくらいは伝わりそうじゃないですか。というかみんなそう思ってピアノ弾いてますよね?

次なる問題は、それってなんらかの「学習」によって初めて成り立つものなのか、人間が普遍的に持っている感受性みたいなものなのか、ということだけど。(気が向いたらつづく)

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ショパンがマズルカに仕掛けたこと

2020年06月14日 | 高校生活
artomr先生レッスン会で、もう一人のレッスン曲が
バッハ/インベンション1番
ショパン/マズルカop.24-2
でした。

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ショパンのマズルカって、数が多いし「〇番」ってのと作品番号が交錯して覚えにくいというか個別認識がいまいちできてないこともあって、この曲は特に注目したことのない曲でした。私は。

そしてなんと、artomr先生も「なんか単純な曲だなぁ」くらいの認識だったのが、今回、レッスン曲に持ってこられてよーく考えてみたらばすごい曲だった!! この曲選んでくれてありがとう!! ってことでした。なんと。

マズルカは、民族音楽的なものを取り入れて西洋音楽の枠組み(記譜法)に詰め込んでいるからというのもあるのでしょうけど、
西洋音楽の限界に挑戦、創意工夫の詰め込みまくりという感じだそうです。

冒頭と最後は、同じ素材ですけれども、なんというか…
【冒頭】

【最後】


三拍子に聞こえないやつ…(冒頭は二拍子っぽく、最後はさらに途切れ途切れに)

そして「禁じ手」の連続五度。

旋律が始まってもなかなか調がわからない…
ハ長調? イ短調??
どちらともとれるような曖昧な感じが続き…

調性の力が弱められているので民族的な旋法(リディア)がすっとハマる。

民謡フレーズというのはバッハインベンションでいうようなモチーフみたいな短いものでなく
かなり長いので「操作」がしにくいんだけど
同じフレーズが四回繰り返されたりして
…四回!?…仏の顔も三度までというのに…

ショパンは繰り返すにあたって、毎回ちょっと変えてくるんだけれども

そしてアクロバティックな遠隔転調

ドの一音を残してその音の意味を読みかえちゃう方法とか
半音ずらす方法とか

しかしリハモにせよ遠隔転調にせよ、今やポップスでは頻繁に使われる手法。

とにかく西洋音楽としてはギリギリの線をうまく使うことで、なんか心を鷲掴みにされる魅力が。

説明聞いてたらもう、私もこの曲弾きたくなっちゃって、
(まてまて、今すでにいっぱい抱えてるんやが)

ところで、マズルカって、ノリがいまいち掴みにくいというか自信もって弾けないんだけど
(レッスンではとてもいい感じに弾かれていました。この曲を選んできただけのことはある)
どう弾けばいいんだろう。ついでにワルツはもっと単純でもっと自信ない、ってな話になり(レッスンのあとのお茶タイム)

ちょっとぐぐったらワルツとかマズルカのステップの解説が出てきた
マズルカ・ステップ
この動画見るとマズルカの三拍目強調とかが、あ、そういう感じかー、ってわかるよ(いい感じに弾けるかどうかは別)



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中高一貫教育カテゴリー卒業

2019年04月06日 | 高校生活
そういえば四月になっているので…

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カテゴリー「中高一貫教育」を卒業します。もう中高一貫生がおらんからな。

これまで、「ピアノ」「バイオリン」「中高一貫教育」として、ピアノバイオリン以外の記事をとりあえず「中高一貫教育」に突っ込んできたけど(^^;;
ま、無理がありますし…
書道とか囲碁とか将棋とか生活のあれこれとか、これをなんといったらいいでしょう。

囲碁始めよう

ってことで囲碁カテゴリーを入れることも考えたのですが、囲碁カテゴリーで見てる人にとっちゃ、ほぼ毎日ピアノの話ばっかしてるブログがあるのも「は!?」って感じだろうし。

かといって「ピアノ」「バイオリン」に絞る自信なし。ぜったい横道に逸れたこと書くw

それで、なんか広いカテゴリー、ってことでまぁ「50代女性日記」かな。なんか意味あるのかそのくくり。これなら何書いてもおっけー

今後のブログは以下のような構成に:

本館ブログ(これ): 「ピアノ」「バイオリン」「50代女性日記」
クラシックとその他生活なんでも。

Ameba別館: こちらを「囲碁」にしちゃおう!! 四月はバタバタしてるのでGWくらいからスタートする予定。限定には引き続きリアル知人向け記事。

中受日記: 完結、保存用。

まったりまたろう成長日記: 休眠中、またろうが社会人になったら振り返りを書くかも。

みんなの中学受験満足度向上委員会: 大学受験の気づきとか、中高六年間の振り返りとか、書いています。
「大学受験は団体戦」が最初の記事なので、そこから辿っていけば新しく書いてる記事だけ読めます。

中受日記は、せっかく中学受験の話でまとまりよく(ってほどじゃないが)終わっているので大学受験の話を書き続けるのもアレだから、
放置してた「みんなの中学受験満足度向上委員会」を使い始めたんだけど、ココやっぱり使いにくいわ。
まぁあんまり長居しないからいいけど。

というわけで今後ともよろしくお願いします。「中高一貫教育」→「50代女性日記」のカテゴリー変更は数日うちにやります。

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困った校則

2018年05月02日 | 高校生活
前に中学受験ブログのほうで「麻布の自由、JGの自由」という記事を書いたときに、そういえばJGの校則ってなんだっけという話に(コメント欄で)なって、

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←半年行った公立中はしょうもない校則いっぱいあった

「校則は4つ」と、数だけは全員鮮明に覚えてるんだけど、中身が…特に4つ目がどうしても思い出せなくて、
・バッジをつける(緑の三角のやつ)
・校内では白上履きを履く
・いったん登校したら勝手に外出しない

そしたら、4つ目は「後ろの席の生徒が黒板が見えなくなるような髪型をしない」だったという説が飛び出して(^^;;
いやそれゼッタイ違う(-_-;;

違うと思うけど正しいのが思い出せない。で、みんなでいろいろ言う中に

「課外活動(バイト含む)は学校に届ける」
という説は出たのですが、え? そうだっけ?? まったく記憶にひっかからず、現役JG生に確認したらこれが正解だということで決着したのですけど、誰も覚えてないのも当然、その規則に沿って届出を実行したことのある人が誰もいなかった。

4つの規則のうち、わりと守られているのが「上履き」「勝手に外出しない」の2つでした。さすがに上履き外履きをごっちゃにすると、それでなくてもきたない校内がよけい汚れますからね。それと、みんながふらふら外出してたら安全確認もできないってことで、要するに納得性のある規則は守られる。バッジはつけてなくても誰も困らないからたいして守られない(しかし知られてはいる)。

まぁそんな学校でしたが、「後ろの席の生徒が黒板が見えなくなるような髪型をしない」という珍説はおもしろいですね。麻布でいう
「麻布の校則っていうのが、「鉄下駄を履いてきてはいけない」「賭け麻雀をしてはいけない」「全裸で外出してはいけない」の3つだけと言われているんですよね」(桝氏インタビューより)
とほぼ同趣旨かと思うんですが、要するに「校則」というものを茶化しているわけです。いちいちいわなくても、当然ダメなことがわかってるようなことは、校則にする必要ないでしょ?? 校則なんていらないよね、という意味です。(全裸で外出したらおまわりさんが飛んでくるね)

校則を分類してみた
(1) 校則に書かなくても当たり前な決まり(人としてやっちゃダメなこと、法律違反なこと)。これはいちいち書いてたらきりがないのでふつうは校則として作らない。
(2) 一般的にはダメじゃないけど学校としての決まりで、必然性のあるもの。たとえば、いったん登校したら勝手に出ちゃいけないとか、上履き履くみたいな。
(3) 必然性はないけどその学校としての雰囲気を作るためなどに決めているもの。たとえば、バッジをつけるとか、携帯持込禁止とか、シュシュの色は黒か紺とか、買い食い禁止とか。

いちばん校則らしい校則といえば(2)だけど、数からいうと(3)がよくあるんじゃないでしょうか。別にシュシュの色が茶色だったら怪我をするのか不良になるのかっていったらなんでもないんだけど。みんながそうすればそこはかとなく統一感が出るとか。実際には、それに反していてもいちいち指導したりしないことも多くて、でも特に問題だというようなシチュエーションになれば、校則に基づいて指導できるというような。たとえば、携帯持込禁止といっても電源切ってカバンの奥にしまってあれば別に問題なくて、でも授業中に鳴っちゃったら親が呼び出されるとか(爆)

まぁ私の好みとしてはあんまり(3)がない学校がいいなと思うけど。こじろうの学校でもはなひめの学校でもけっこう(3)ありましたね。みんなその中でものびのびやってる…というか実際あまりぎすぎすしないように運用してるということだと思います。

で、校則の分類としては上記三つで尽くしているかというと、そうでもない。

数日前に見たニュースで、千葉市教委が、日焼け止めクリームを使えるように市内の中学校に通知を出すというのがありました。趣旨のわからない校則…もちろん、「シュシュの色は黒」とかだって合理的理由はないにせよ、茶色のシュシュが禁止されてもとりあえず害はないけど(笑)、日焼け止めはねぇ…個人の必要に応じて使ったらいいでしょうに。

原則禁止としている中学校の教頭は3月、取材に「皮膚が弱いといった理由で事前に教職員に相談すれば持ち込みを許している」としつつ、「勝手な行動を許すと規律が乱れる」と禁止の理由を話した。(上記リンクより)

日焼け止めクリームを許すとどんな規律が乱れるのか??

しばらく前に話題になったもので、「髪の毛は黒」ってのがありましたね。染めるな、ではなく、地毛が何色でも無理でも黒に染めろと。
下着の色がどうとかいうのも聞きますがこれまたふつうに見えないものだからほっとけばいいのにわざわざ「確認」するのはアレだし。

というわけで分類もうひとつ:
(4) あるだけで有害な校則

健康被害が出るようなことまでも校則でゴリ押ししたいのって、純粋な悪意(女子生徒のスカートを校則検査口実にめくりたいとか)がないとすればいったい誰得の何得なのか??
社会に出れば理不尽なことはいっぱいあるのだからその練習(?)だ、という珍説もありますが、でもね、社会に出てからの理不尽は何かしら誰かしらの得になるからこそ押し付けられるもので、そういう意味ですら合理性のないことは営利企業では起こらないですよ。学校って不思議。

変な校則やめようの動きがようやく少しずつ出てきているようで、ちょっとうれしいです。といってもうちの子どもたちはもう関係ないですけどね。


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男子が踊る、ももクロ。

2014年10月11日 | 高校生活
共学校の文化祭にあって、女子校には決してないもの。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←どっちの文化祭もおもしろい

男子が踊る、ももいろクローバー。

とりわけガタイのいいのを選りすぐって踊らせていたりすることが多い。男子校だと、線が細くて「男の娘(こ)」としてクオリティーが高い路線を狙う場合もあるかもしれないが、共学校ではそれはちょっとシャレにならないというか(^^;; あんまり流行らないと思う。

一方、女子は、
フリフリの服を着て、女の子系のかわいい振り付けで踊っていることもあるし、
ミニスカ着てお色気系の振り付けで踊ってることもあるし、
男子に混じってふつーにかっこよく踊っていることもある。

つまり、男子が女装して踊る場合、それは違和感と笑いを狙っているのだが、
女子が男装(?)して踊る場合、それは単にお色気系とかより本人がそっちを選んだ(あるいは、人数の都合上、そうなった)ということであって、別に「変」を狙っているわけではないように見える。

共学校文化祭で、各クラスのパフォーマンスを観賞していると、男女が違う役割というか色合いを持っていることがよくわかる。

「男」「女」は言葉として対になることがよくあるが、その位置づけはきれいに「対」になっているものではなく、何かもっとねじれたところにあるような気がする。


男女が混じっていて(しかし数は均等でない)クラスで全員参加する企画。

何をやるのかというところから始めて、
シナリオ、振り付け、衣装、小道具大道具、演出…

全員の得意が生かせて、
現実的に可能で、
お客さんに喜んでもらえる、
どんなパフォーマンスにまとめるのか。

おおまかなところから細かいところまで、膨大な事柄を「みんなで」決めていくのってかなり気が遠くなるような作業だ。

その複雑極まりない課題に、男女混合クラス全員で取り組んで期日(文化祭)までにきっちりまとめる。

こういう難題を潜り抜けてきた共学校出身者に、「こういう(男女のアヤ)分野で」太刀打ちできるわけがない。と、ちょっと思った(^^;;

もちろん女子校出身者も、大学生に、さらには社会人になるところで男女混じって生活するようになり、いろんな経験をすることになるんだけど、それこそ早期教育云々というか、中高くらいの年齢にそういう経験があるのか、もっと後になってからしかしていないのかで違ってくるのは当然だろう。

うちでは、
こじろうには、中高六年間をそういう、男女混じった環境で過ごしてほしいと思って共学校をチョイスして、
はなひめには、ありのままの自分を安心して出せる、フリーダムな環境で過ごしてほしいと思って女子校をチョイスしたので、
男女不均衡な話になっている。

それはもともと、よしぞうが自分の男子校経験から、男子校でないほうがいいという感触を得て、
私が自分の女子校経験から、女子校のほうがいいという感触を得たという、
(わりとよく聞くパターンの)不均等な結果からきたものでもある。

女子校で過ごしている間、男とか女とかを意識することはなく、男女というよりまずは一人の人間。それぞれの志向と嗜好を持ち、多数のクラスメイトの中から自由に人間関係を構築していく。文化祭などの場でも、男女両方の役割(といってよければ)をこなし、演劇などの場であれば(特に奇をてらうわけでなく)女役、男役の両方をこなす。

六年間、実り多く楽しく過ごせるということについては、自信をもって娘に「お奨め」できるけれど、その後、シャバに戻ってきたときにカルチャーショックで苦労する人はやっぱり多いと思う。逆に共学校出身の人は、経験豊富な分、それからの「シバリ」があって見えなくなってるところもあると思う。なんだかんだで「女子校出身」がトータルプラス、と思ってもらえるのかどうかは、今の私の年くらいになったはなひめに聞いてみたい。

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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


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(今回もイラストはまたろう)
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