アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ルイ・レーリンク先生の特別レッスン♪

2013年09月29日 | ピアノ
ニコミコ会のあとは、当然ながらランチだったんだけど、その宴たけなわってときに、ぴゅーと中座した私。

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どこへ行ったかというと、某楽器店。そこで、なんとルイ・レーリンク先生のレッスン(一時間)を受けるというびっくり大胆な企画…

特に資格とかは書かれていなくて、申し込めば(お金を払えば)誰でもレッスンを受けられるようだったんだけど、それにしてもねぇ~、ふつうは、音楽のほうに行くの目指してる子とかが受けるのかな?? とも思ったけど。エイヤ!! って。

前の人が出てきたのを見ると、私とタメくらいの方だった。ピアノがうまいのか下手なのかは、まったく音が聞こえてこなかったからわからないけど、少なくとも、「音大を受験するため」ではないんだろう…ま、いいや。気にしても始まらん。

ルイ・レーリンク先生は、あったかくて大きくて、緊張をときほぐすようなやわらかい雰囲気を持っていました。だからまぁ、事前に想像したよりは、ふつうに近い状態で弾いてたとは思うんですけどね。

ショパン ノクターン第15番

けど、真ん中あたりのややこしいところにくると、緊張もピークに来て、はずしまくって弾きなおしとかしてたけど。先生、頭の中でつないで聞いてくださいってことで、もう開き直って。

弾き終わると先生はにっこりと、「とてもいいです。きれいに弾けているし、気持ちがこもっているところがとてもいいです」とほめてくださり、それで、何が一番気になったかというと、

「脱力」。

音と音の間で、ゆるゆるにしてほしいと。確かに、ふだんから脱力はうまくないうえに、緊張で硬さ五割り増し。そりゃ聞いてて気になるだろう。

それで先生は、「手をこうやって持っていて」…私の手で、レーリンク先生の手のひらをつかんだ状態で、先生がノクターンを弾くという離れ業をやったりとか(o_o) いろいろと、「脱力」の実演をしてくださったのだった。

そのあと、弾きなおしてみると、「あーとてもよくなりました」と先生。うん、緊張が取れた分は確実によくなった(^^;; 極意を突然つかむとかはないんですけど、曲のいろんな部分で、具体的に「これはダメ」「これならいい」をトライ&エラーしてみて、うーん、こんなふうにまじめに「聞いて」「聞き分けて」弾いていればそのうち「待てば海路の日和あり」って感じなんでしょうか。

それにしても、やってみてわかったのですが、この件に関しては、私がほとんど消音ピアノでしか練習してないってのがかなりマイナスに響いているように思います。

具体的に、ややこしいところの改善とか、もっとテンポを自由にゆらしていいとかの話もあったのですが、おもしろいなと思ったのは、曲のイメージというか雰囲気についてのレーリンク先生の語り。

「ヘ短調」という調は、「疲れた」とか「気分ダウン」とかにぴったりな調らしく、確かにこの冒頭の左手とかは、病弱なショパンがいろんなことをあきらめている、とぼとぼと歩いている感じ。それで、最後は長調になってるわけだけど、ぱららーっと明るいっていうようなんじゃなくて、基本「あきらめ」の中にちょっと光がさしてきたというか、体はしんどくてつらいけど、窓の外を見たらちょっと、きれいだなというか、ほんの少し、気持ちが明るくなったというような。

うまくいえないんだけど、レーリンク先生の語り方は、ふわーっとイメージを広げるような、ピアノを弾くのって楽しいでしょ?? に満ちているんですよ。

* * *

ところで、レーリンク先生が弾くと、同じピアノがぜんぜん違う響きになるんですけど、ピアノをうまく「鳴らす」ために、修練もともかくとして、ナカミから理解してみたらどないなもんでしょうか? ということで

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イベント「ピアノという楽器」

現代のピアノについてもっとよく知ってもらおうという企画です。
shigとピアノマイスター・加藤正人さんのトークをお楽しみください。

とき:10月5日(土) 13時~
ところ:ユーロピアノ八王子センター

内容紹介:
第1部 ピアノの仕組み
・ピアノの音が出る仕組み
・ペダルの仕組み
・ピアノの調整法(調律・整音・整調)
・電子ピアノとの違い etc.

第2部 良いピアノとは?
・「良いピアノ」ってどんなピアノ?
・どうやって選んだらいいのか?みなさまの悩みにお答えします

※イベント終了後、会場にあるピアノを使ってのミニコンサート、及び試弾会を行います。
お問い合わせ先 shig.aok@gmail.com
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このような企画があります。私、いきたいんですがこの日はどうしてもダメなんです。評判よかったら、二の矢があるようですのでぜひ!! 行ける人は行って、「またやってくださいっ!!」と叫んでおいてください。

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進化するニコミコ会

2013年09月28日 | 合唱
中学のときの音楽の先生をお迎えしてみんなで歌を歌ってしまおうというびっくりゴージャスな企画も本日で5回目。
(初回の記事: 「深い記憶にある歌をみんなで歌おう」)

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私は前回、参加してないんで4回目。去年、参加しなかったのは別に子どもの受験で忙しかったからではなくて、確かピアノイベントと重なったからであったような。

そして前回も来たらしい、おんちゃんさんが持っている楽譜ファイルを横から覗くと、なんと。カラーのインデックスラベルが貼られており、先生が「歌いましょう♪」と言った曲をさっと開けるようになっているではありませんか。

…私の知らないうちに世の中は進歩しているのだな…
(私の分の目次とラベルも後でいただきました - Thanks)

「せっかくなので、ファイルされている順にどんどん歌っていくのはどうかしら」と先生。
まぁそうは言っても全部歌えるわけはないのですが、途中までそんなふうに行ってみました。

あまがえるの歌(丸山亜季)
川の合唱(丸山亜季)
カリンカ(ロシア民謡)
機関車のうた(丸山亜季)
すすめ山賊(丸山亜季)
ちびすけうさぎのカルロス・ロサーノ(丸山亜季)
てぃーち でぃーる(沖縄わらべうた/林光編曲)
花冠の歌(ウェーバー)

ん?? ファイルの最初は「丸山亜季」という、あんまりほかで見聞きしたことない作曲家のオンパレード。昔、授業内で歌ったときは、作曲者名とか気にしたことがほとんどなくて(魔笛がモーツァルトなのは知ってたけど、農民カンタータが大バッハとか知らなかった)、「丸山亜季」なんて名前も意識に上ったことはないんだけど、こうして歌ってみると曲だけはもう体に染み付いている感じだわね。

先生は、自在に転調して私たちの低くなった声に合わせて伴奏しながら、「川の合唱」をみんなが歌ったときにこう言った。
「やっぱり、大人になって歌うと子どものときと違うわね。同じ歌詞でもその裏にまつわる想いとかが違ってくるものね」
どうなんでしょうね?? なにしろ私たちは、その、子どもだったわけで、自分がどう歌ったのかなんて覚えてるわけはなし、比べようがありません。

ただひとついえることは、こうしてみんなで声を合わせて歌える瞬間が、どんな素敵な宝物なのかということなんぞ、これっぽっちも考えてなかったということですね(^^;;

ところで、この「川の合唱」などは「音楽劇」の一部で、つまり劇中に出てくる歌です。全体はあくまで「劇」であって、でも、音楽劇だからちょくちょく歌が出てくる、というような。

一方、ウェーバーさんの場合は、「歌劇」なので、歌の間も着々と話が進行しているのであって、歌詞の中に、話のナカミがあるところが違うとのこと。そういわれてみればそうか。

というか、ピアノだのバイオリンだのを趣味でボチボチやってる中で、ウェーバーさんというのはあまり大きな存在感のない(失礼!!)作曲家ですが、ニコミコ会ファイルの中には「花冠の歌」「狩人の合唱」「角笛の」と、三曲も入ってます。今日は連続で歌ってみましたが、いずれもいい曲ですね。「狩人の合唱」はほんとは男声用の曲であって(そりゃそうだ)男声合唱だとすんごくいい感じだそうですけど、そして「花冠の歌」は女声用。でも、「私たちは勉強会のとき、男も女もなくいっしょに歌っていたんだけれどもね」と先生。勉強会!?…

そもそも、先生がなんでこんな、常識からまったく外れた歌のセットを授業展開していたかということが、ニコミコ会初回などではまったく謎に包まれていましたが、今回はかなり詳しく話を伺うことができました。

#先生が、JGの先生になるに至ったいきさつというのも、たいへん興味深かったのですが、
#ここで書いていいものかビミョーなのでおいとくとして。

先生がいらした教育学部の音楽専攻ではなかなか個性的?な空気があったようで、文部省(そのころは文科省ではなく)の教え方でやったら子どもたちは音痴になっちゃうし音楽が嫌いになっちゃう、という危機感に満ちていたそうなのです。それで、じゃあどうすればいいのかという問題意識を持った音楽教師が集まり、作曲家林光のアドバイスを得つつ、カリキュラムというか歌セットを作り上げていったと。

いやもう、それでバラエティーに富み、ほんものの音楽が体験できる歌をどんどん私たちは浴びるように注がれて育ったわけですね。

あ、でも、現在のJGでは「ふつうの」音楽教育がされているようです…えぇっ(o_o)


今回は、みんなの近況アンケートがまとめられた冊子が配られるという充実振り。それでまたその冊子の中身が…濃い(^^;;
みんないろいろ変転しつつパワフルに生きているのだなぁと。

というわけで、だんだん話も考察も深まってファイルも分厚くなっていくニコミコ会。次回(いつ?)乞うご期待!!

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またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(48)

2013年09月27日 | 小学生活
もう少しで赤ちゃん登場のわくわくタイム。

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* * *

6月某日:お風呂タイム&絵本タイム

またろうといっしょにお風呂に入ったとき、ちょうど赤ん坊がお腹の内側からケリを入れたらしくお腹の皮が変形していた。またろうはそれをみてびっくりして「ちょーやべぇー。いたくないの?」と聞く。

「別に痛くないよ。これ赤ちゃんの足だよ。さわってごらん」
「うわー、、堅いね」
「この辺が背中。ここが頭」
「えー、逆さまなの?こんな?」

またろうは早速、手すりをつかんで息を止めて、曲げた両足を上に出して赤ちゃんとシンクロナイズドスイミング(^^;;

「またろうは、赤ちゃんがお腹から出てくるとき、見てみたい?」といちおう尋ねてみると
「見たい!だって見たこと無いんだもん」…いやふつうそりゃそうだと思うが。
「こじろうが生まれたのはまたろうが保育園にいってる間だったもんね。じゃ、学校いってる間でなければ見られるかもね」

「寝る前ご本」には、今日買ってきたこどものとも(年中向き)7月号、「ふしぎなおみせ」を読んだ。

「あなや

あなやさん
このあな
ひとつ
くださいな

プールに
するか
おさかな
かうか
いろいろ
これから
かんがえる」

こんな調子で、いろんな「○○や」が並んだ本。またろうはとても気に入った様子。「どのお店にいちばんいってみたい?」と聞くと、「たけとんぼや。あのね、鳥になってとぶとき、ちょうどいいと思わない?」、、

* * *

鳥になって飛ぶなら、たけとんぼはいらないのでは…!?

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タテヨコ譜読み

2013年09月26日 | ピアノ
今週末は賛美歌の伴奏があるんですが…

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賛美歌は今回三回目。なんだか、私、賛美歌の譜読みが苦手なんですよねぇ。

あんな「ぱらり」として簡単そうなのに、なんだかえっちらおっちらしててちっともスムーズに弾けるようにならないんですよ。何がいけないのか??

かといって「こんなに速くちゃ指が動かない」という問題でつっかかってるわけでもないので、ひたすら何度も弾くとか、メトロノームでっ!! とかそういうのも違う気がして…

ぼわーっと無目的な練習というか、ピアノのそばを通りかかると一回弾くみたいなことをしていたところ。

昨日、突然弾きやすくなってびっくりしました。フェーズシフト??

自分的に「内観」してみると、

これまで、「えーと、次の和音は」と思っていたのが、なんだか四部合唱的な流れが突然頭の中に現れて、
「たてよこ」のつながりができたの。

そしたら、迷わずに次の音に進めるようになりました。


最初っからそう考えればいいんじゃ…!?
と思っても、それはできない(-_-;;

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またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(47)

2013年09月23日 | 小学生活
   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←行事の教育力ってけっこうなものだと思うんだ。本人がちゃんとのれたときにはね。

* * *

6月某日:○小まつり&5年生のお友達続編

今日は「○小まつり」。小学校の文化祭のようなもので、3年生から6年生は、クラスごとに「お化け屋敷」「キックターゲット」「ボーリング」「人探しゲーム」などのように出し物をして、1年生と2年生は廊下の飾り付け協力。で、全員でお客さんになってまわるほか、保護者もどうぞというものだ。

ふつうの勉強はないらしいので、ランドセルはいらなくて手提げだけでいいらしいけど、その中に入れていくものが本人に聞いてもはっきりしない。しかたなく朝出かける直前にしおちゃんに尋ねると「手提げに、ふでばこと連絡帳を入れていくんだよ」、、ありがとう。

9時ごろになって、こじろうを連れて小学校にいってみると、ちょうどこれからみんな教室を出ておまつりを自由に回るところ。またろうは、パパママの顔を見ると喜んで飛んできたが、「お友達と回るんだよ」というと戻ってかざっちくんと二人で出発。途中何度かまたろう&かざっちに会ったけど、すんごく楽しそう。

大人が回って楽しめるような出し物はないけど、教室の掲示物とかが意外におもしろい。またろうの教室には絵が貼ってあって「おやすみの日にあったこと」とある。またろうの絵はなぜか「電車と飛行機」。なぜ飛行機が出てくるのかよくわからない(^^;;

もっと大きい学年になると、「一合のお米は何粒あるか?」とかいって、手分けして勘定した結果が貼ってあって「4612粒でした!」なんて書いてある。6年生の教室にはなんと「俳句」が貼ってあって、4月なら

一年と全校遠足くったくた
ランドセル小さくなって宝箱

5月なら

五月でも氷がほしい三十度
五月には三連休が最高だ

など、味があってたいそうおもしろい。

おまつりは午前中で終わり。お昼ご飯を食べ始めてすぐ、12時半頃早速玄関のチャイムが鳴り、登場したのはなんと「5年生のゆたかくん」。ほんとに来てくれたんだねぇ。

5年生が来るからには、目当てはゲームくらいしかなかろうなどと勝手に思いこんでいたが、特にそういうわけではないらしく、新しい「一年の科学」「学習」が来ているのをみると、付録の組み立てだの本紙のシール遊びだの、またろうがひとりで読めない解説とかを補いながらずっといっしょに遊んでくれている。

その様子があまりに自然でしっとりしているので、ゆたかくんが帰ったあと夫婦で「びっくりした。あんな素直で穏やかで礼儀正しくて親切な5年生がいるんかー」などと言い合っていた。

* * *

ゆたかくんも、またろうの四学年上ってことは、もう立派な社会人か? どんなふうに育ったのか、ちょっと知りたいような。

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