座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

ご報告 鎮魂の花火

2012-03-17 | おしゃべり
2月10日の記事「天国にぶっ放せ!」 でご紹介した 鎮魂の花火のご報告です。


スコップ団をご存知ない方も
こちらを見れば 概略がわかります。

3月10日に打ち上げられた2万発の鎮魂の花火と 
スコップ団について語られています。

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YouTube 2万発の鎮魂花火(ニュース)  

YouTube MXニュース スコップ団

どちらも 10分ほどの動画です。







「天国にぶっ放せ!」については 「ほぼ日刊イトイ新聞」では
「僕たちの 花火の連絡、見えますか。」
で 鎮魂の花火を中継していたようです。

当日の様子は こちらを見ればだいたいわかっちゃいます。

準備、大変そう! (もちろん、後片付けも大変だったみたいです。)






もちろん、団長のブログでも 報告がありました。



「泣きながら花火を見たのは初めてです」というコメントが いくつもありました。

それから 次々と打ち上げられる花火を見て
なくなってしまったた命の数の多さを思った、というコメントも。

花火が ひとつひとつ違って見えるように 
亡くなった命も ひとりひとり 違う命だった事を思う、と。

花火の数は 死者・行方不明者の数と ほぼ同じなんです。

2万発です。






今日はお彼岸の入り。

東北からいらっしゃったお檀家さんのお話です。

お子さんの卒業式で 校長先生が

「今日 卒業する皆さんが 全員 生きていてくれたのが 一番嬉しい!」

とおっしゃったそうです。

海岸沿いに家のある生徒が大勢通っている学校だそうです。

そんな事が嬉しいなんて。

本来、当たり前の事なのに。

その「当たり前」が 当たり前ではなかった!




3月10日は
「何でもない日が 特別だ」 という事を 誰も知らなかった日
なんだそうです。

私たちは もう 震災以前の私たちには 戻れません。

不幸な事ではありますが
これからの 私たちの生き方で 
「不幸ばかりではなかった」と 後世の人に言ってもらえるように
できるかもしれない、と 思いませんか?



ご報告 仏教講演会

2012-03-17 | 行って来ました
行ってきました、仏教講演会。

冒頭からパワー全開のオジチャンで、ウケました!(笑)

録音・録画・写真撮影、なんでもOK! との事でしたが
座ったのも後方で デジカメも持って行かなかった上に、
講師は壇上でじっと立ってお話、なんて事は ほとんどなく。



     

ケータイでは 講師の先生も豆粒のよう。

「ハイッ、立って~。 ハイ、両手を挙げて~。 そのまま右を向きましょ~。」

私は 娘と 肩をもみ合いました。

気持ち良かったです(笑)。






講演会は 震災の犠牲者を追悼するご法要で始まりました。

3月10日でしたから、当然と言えば当然。

会員は 全員が若いお坊さんたちでしたから、読経が上手なのも、当然でした。

深谷仏教青年会は 宗派を超えた若い僧侶の集まりで、そこが特徴です。

 皆さん、いろんな形の袈裟をつけていらっしゃいましたね♪)

(息子は 文字通りの一張羅、一着しかないスーツに輪袈裟で お手伝いさせていただいてました。)



そして 講師の廣中邦充師のお話も 
瓦礫の撤去に行った時のお話から始まりました。

吉祥寺の近隣に 瓦礫撤去のボランティァをなさった方もいらっしゃいますが
実際はとっても過酷だったようですね。

お話を伺っただけで 言葉にならない部分を想像してしまい、
その気持ちも 言葉にはなりません。






メモしておいた事を 列挙してみます。

●「ありがとう」は 日本の文化だ!

●「受け入れる」が キーワードだ!

● 逃げるなよ! 逃げると、追われるよ!

●「後ろ盾」は何だ? それは父、母、仏教。
 (ある先生にとって、それは教え子でした。)

● 仏心――喜びの心を持とう。

        人の役に立つ事をしよう。

        人の幸せを願おう。






「一日、一生!

 一日、一日を  楽しくッ」



「今日やるべき事を 明日に延ばすなヨ。

 明日やろう、は 馬鹿ヤロウだヨ。」



パワフルオジチャンの言葉は ずんずん心に響いてきたのでした。






講演の後には 廣中師による個別相談会まであったようです。

一人でも多くの人の悩みに 少しでも光が射しますように。