どうせ地球のチリだからな。

生き方を変えたから、ブログも変えようと思った。
企画屋の日記です。

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崩れた。

2012-03-13 23:22:40 | Weblog
一年経って、今日がゆきえさんが見つかった日。
二日後だったから間違いない。
寒かっただろうし、泳げないから怖かっただろう。
俺達の誰かが近くにいれば、誰もが何とかしたろうに。
誰もが、君が死んだって事を今も半分、嘘だと思ってる。

あの日はね、春のような陽気だった気がする。
工務店の小野さんをバイクの後ろに乗せて、探しまくった。
立入禁止だと止められても、二人で、
「うるせぇバカ野郎!!」
と振り切って探した。

なんか、本当に春の様だった。

今日が、俺にとっての一年だ。
今日までは何も書く気になれず、何もする気にもなれず。

それでも、我妻に言われた、
「クヨクヨ、メソメソしてっと怒られるぞ?」
の言葉に、俺とタケチンは耐えて先日の墓参りをしてきた。

何から書いたらいいのかな?

何から書いたらいいんだろう?

「報告の義務があるだろうがよ!」
とコメントやメールをもらった。

「うるせぇんだよ。」
がホンネで、
「ごもっとも。」
がタテマエ。

「お願いします。」
というのは間違っていると思った。
「ありがとうございます。」
と言うのも、どこか変だ。

それでも、ありがとうございました。
と言いたい。
誰に対してでもなく、心の底から、ありがとうございましたとしか出てこない。

当日はとても寒い日で、前日から雪が降ってしまったために、山元町の倉庫にスコップを取りに行った。
飲まなくて正解だった。
胸騒ぎってあたる。
何があっても動けるようにしておいて良かった。
今日からは少し泥酔を目指そうかな、とも思う。

バスで山に向かう。
バスは人もモノも運べて最高。
かっこよく仕上がったしね。
子ども達のキラキラとしたバスを見る目がたまらなかった。
やった甲斐がある。
タケチン、カツヤ、トシユキ、お疲れさま。
ありがとう。


快適です。すごく。安かったし。
他の団体にもバスをお勧めします。


スノーモービルを下ろす。


雪をかく。


雄大副団長、最後のスコッピング。
随分、はがしたなぁ!!!!
すげ!!


手が空いた。
と、ソリの具合を試すスコップ団先発隊。
バカだなぁ。
汗かいたら風邪ひくのに。


楽しそうね。


彼のお陰で助かった。
小西のオッサン。
本当にありがとう。
京都のお坊さんです。


でかっ!!!
こんな感じで仕込んでいたんですね。


開式のセレモニーが始まり、全く聞こえない俺の挨拶の後、ゴスペルなど。




しなっち一家が見えて、胸がギューッとなって、うまく喋れなかったんだ。


薄暗い中、花火が上がった。
夢を見ているような不思議な感覚だった。
す~っと上がっていく花火。
上がった花火が開いた瞬間に、悲しいでもなく、達成からの嬉しさでもなく、ただ涙が止まらなかった。
膝の力が抜けて倒れそうになったけど、やっぱりタケチンが支えてくれた。
いつだって、君はそうだ。
新潟でもそうだったね。
俺は弱いからさ、いつもごめんね。


薄暗い中で、ドンドンあがる。


どれ一つとして同じものはなく、本当に一人ひとりの表情に思えた。
最初の一発目以外は、全く歓声のあがらない花火だった。


しなっちの奥さんと子どもの分の尺玉が上がり、ジュンペイの母ちゃんの尺玉が無事に上がったことを知る。
それを知り、俺はもう立てなくなった。








副団長達は何を思って見ていたのだろう?


ゆうと二代目団長は、俺の肩の上で何を思っていたのだろう?


空から落ちてくる雪が、ゆきえさんみたいだった。

あのね。
さようなら。
俺は、元気だよ。
家族もみんな、元気。
君の子ども達も、元気。
大丈夫だよ。

大丈夫。
大丈夫。
俺は、もう、大丈夫。

見てるか~?????!!!!!


きっとね、いつかまた会えるんだよ。
来世になるかもしれないし、俺が生きている内に生まれ変わったりしてね。
よく分からないけど、そういう風に信じていようと思う。

君の子ども達は、本当に元気だ。
一番上の子、ソックリになってきたよ。
「待ってぇ、眉毛書いてからぁ!」
「なんでだよ?!早くしろよ!!なんで支度を終えておかない?!」
「だってさぁ・・・」
「待てん!行くぞ先に!さぁハルネちゃん。抱っこだ、下、ドロドロだから。」
「うん!!」
「待ってぇ!!」
「じゃあねぇ、お姉ちゃんバイバ~イ♪」
全部、そっくり。
打合せだっつってんのに、用意をしていない。
携帯忘れた。
アメを出したい。
鍵なくした。

何から何まで似てきている。
これはいかん。
いかんぞ。

でも、元気です。
安心してね。


片付けが大変だったね。


次の日も朝から片づけ。
終了次第、犬や猫たちの慰霊祭。


その後は墓参りだ。
トシユキが何気なく撮った瞬間が、地震のあった時間だった。
俺とタケチンは、体が動かなかった。
なんだか寂しくて、信じられなくて、悲しかった。
散々、文句言われて頭に来てたけど、全部どうでもよくなった。
文句言われても、俺は生きてる。
タケチンも我妻も生きている。
それでいいじゃないか。


雄大の実家まで車を飛ばして、お父さんの一周忌に顔を出した。
雄大、ありがとう。
お父さん、いい感じだね。
会ってみたかったよ。


カナタ。
雄大の息子は、いつも笑ってる。
子どもは、笑っていて欲しい。
つらい思いとか、させたくないね。
俺は、春休みに自分の子ども達をどこに連れて行こうかな~。
超、スペシャルな日々にしてやりてぇなぁ。


関係者の皆様。
取材、報道の皆様。
そしてスコップ団。
募金してくれた方々。

無事に終わりました。
あとは、会計報告です。
ヘイ!弁護士!
よろしくお願いします。

俺の一年。
とても、短かった。
さようなら。
俺は、元気だよ。
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35 コメント

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Unknown (みけ)
2012-03-13 23:58:20
花火の報告が欲しい、以前コメントしました。ごめんなさい。花火は、西海岸時間、朝方まで見ていました。ほぼ日さんのおかげで。その間、あなたはどう感じられているのかなと思いながら。
先日の追悼式、宮城代表の女性の言葉、強く痛く心に届きました。スコップ団の花火は見てたかな~なんて思いながら。
皆さんの真剣に生きる姿・・・、自分も真剣に生きていきます。ありがとうございました。
あ、平さんの文章、すごく好きです。
Unknown (ゆみ)
2012-03-14 00:21:18
雪が沢山の星にみえます。
スゴク素敵です

ありがとうホントにありがとう

ありがとう (あい)
2012-03-14 00:23:09
PCの画面に映る2万発の花火を、真っ暗にした部屋の中で見つめました。

天国のみんなと地上の私たちを繋ぐ美しい花火に言葉も出ませんでした。

1年間、物資と心の両面からの支援、本当にありがとうございました。

平さん、カッコよすぎです!!!!!


早い復興を!と促す声に私は反対。焦らないで、それぞれのペースで立ち上がればいい。

スコップ団のこの1年の活動は、被災された方たちが立ち上がろうとしたそのときに支えになってくれる、優しい記憶になると思います。

身体、休めてくださいね。

お疲れさまです。
あっぱれ! (daaasakai)
2012-03-14 00:26:19
途中ぐらいまで我慢したけど、やっぱりゴキブリの野郎共が大発生しやがったよ、タケチンが支えてくれている写真から後はにじんでよく見えないです。
団長、スコップ団のみんな、ほんとうにありがとう、
いつも心にスコップを握り締めて生きていきたい、
そんな気分です
感謝 (micinosuke)
2012-03-14 00:41:04
毎日を‥
その日が人生最後の日であるかのように
生きること。

毎日を‥
永遠に生きるかのように
生きること。

ありがとうございました。

感謝します。
これまでも、これからも。
Unknown (Unknown)
2012-03-14 00:43:04
ちょうど寝酒に団酒飲んでいた時に、更新を知りました。

ご報告を読みながら、心がシンとしました。
目にゴキ◎リが団体で飛び込んできて・・・

お疲れさまでした。
ありがとうございました。
どうぞ、大切なご家族とゆっくりした春休みを。
泥酔しようよ。 (micamaco)
2012-03-14 00:45:07
ありがとうございました。

団長、副団長のおふたり、事務局のちぃちゃん、実行委員会のみなさん、スタッフのみなさん、供養会にかかわって下さったみなさん、消防のみなさん、警察のみなさん、花火の打ち上げにかかわって下さった方、自治体の方、スキー場関係のみなさん、中継に携わって下さったみなさん、スコップ団のみんな、もっともっといるんだろうな。みなさん、本当にありがとうございました。

みなさんを支えて下さっていた、
みなさんそれぞれの周りの方々にもありがとうございました。

あの瞬間、あの場所に「スコップ団の団員」として立てたことを嬉しく思います。誇らしく思います。
あの場所に来られなかった全国のみんなの分も、しっかりあの場を感じようと思っていました。


あんなに静かな、あんなに哀しい、花火大会は初めてだった。
でも、あんなに暖かい、あんなに優しい、花火大会も初めてだった。


天国からのメッセージのように雪が降っていた。
早く、早く、お話ししようよ。

子どもたちは、事情を知ってか知らずか、
楽しそうに遊んでいた。
そんな様子が、なんだか嬉しかった。

三上ちさこさんの呼びかけに隣の人と手をつなぎ、
いまココに立っていること。
みんな繋がっていること。あったかかった。


そして、最初の1発。
本当に本当にきれいだったね。
ゆきえさんにも見えたね。
「私が最初?最初じゃなくていいのに。」
そんなことを言いながら嬉しそうに笑っていたと思う。

写真を掲げていた後姿。震えて崩れ落ちる後姿。
見ていて苦しかったけれど、良かったとも思った。
団長ではなく、平了さんとしてあの場に立ち、
大切な人を思い、ただ涙を流す。それができて良かったね。

あの場所にいた人はみんなそうだったから。
みんな、その方がこちらにいようが、あちらに逝ってしまっていようが、大切な人を思い、ただ空を見上げていた。


次々に上がる花火は美しくて哀しかった。
花火が上がるたび、それだけの方が犠牲になったのだと実感した。
花火の音がズシンと響き、鼓動を感じた。
1時間という短い時間に2万発。
そのくらいの短い時間に失われてしまった命。
ただただ手を合わせて見上げることしかできなかった。

ハート形の花火「愛しているよ!」
スマイルの花火「元気だよ!」「心配しないで!」
暖かいメッセージが空に吸い込まれていく。
次々に上がるメッセージに、暖かい気持ちになった。

震災の犠牲になった方たちを思い、
震災とは関係ないけれど、お空の向こうに逝ってしまっている人たちを思い、
たくさん話しかけた。

そして、この1年を振り返った。
東北で出会った人たち。了さん。スコップ団のみんな。私の周りの人たち。
花火の後、団員のみんなとギュッって握手して、ギュッって抱きしめあって、
みんな泣き顔だったけれど笑顔だった。


仮設住宅などからいらして下さった招待のみなさんのバスが先に出発なので、見送りながら、なにげなくバスに手を振ってみた。
そしたら、バスの中のみなさんも手を振りかえしてくださった。
中には、寒い中わざわざ窓を開けて「ありがとうございました!」と声をかけて下さった方も。
こちらこそ、ありがとうございました。
食べ物片手で手を振っていてごめんなさい・・・。


スコップ団 一時活動休止。

約束しなくても、週末になれば会えたのに。
いつもの場所に行きさえすれば、会えたのに。
もう、そういうわけにはいかないんだね。

やっぱり、なんだか、さびしいな。
約束しなくても会える。奇跡のような日々だった。

家族や会社の仲間もそうだね。
あたりまえのように見える日々は、奇跡にあふれている。

そんな奇跡をかみしめながら、泥酔しましょう。
いいのに (ささかこと浅香暁)
2012-03-14 00:56:39
スコップ団にいられた時間は短くて、でも色々内容が濃かった。
この年でまだ学べるモノが沢山あったよ。

平了の気持ちは、聞かなくても何となく分かる。
毎日のようにこのブログにあがる言葉をチェックして、勇気付けられては毎日を過ごす。

ここ最近はブログの更新もなく、ああ、当たり前の日常を当たり前に始めたんだと思ってTwitter見たら「崩れた」?は?

律儀だなぁ。報告なんていいのに。

スノーモービルでスキー場を疾走して、「放送で注意されてるのアレ団長じゃない?」とゴミ拾いしながら笑っていたよ。笑いながらの掃除は今まで出来なかったからね。

dogwoodに行って、葬儀に参列し、なけなしの募金をしてFlatbaseに遊びに行ってみた。いい感じの暖かい雰囲気が有った。今の会社クビになったら入りたい会社No.1だ。

こちらから逆報告じゃい!

初めて一人だけじゃなく彼女を連れていった。日曜の朝相馬市のホテルから山下駅に寄ってから泉ヶ岳に向かった。山下駅では立て看板にシートが被せられ、花が添えられた祭壇があった。落書き板はそのままだった。スコップした家の前を通り、スコップしていない家の前を通った。

彼女は行って良かったと言い、職場の同僚に話したところ、行ってみたくなったらしい。
「行くのは良いが、大勢の方が亡くなった場所だし、何もないように見えても人の土地だ。勝手に入ったりすることだけはやめとけ」と助言はした。

あと花火の時に笑い話してた3人組の女の子に「笑い話するなら帰れ。ここはそういう場所じゃない」と怒ってごめんね。「ごめんなさい」と謝ったあとは静かにしていたから偉いよ!

こちらからの報告はとりあえず終了。全部書いたらきりがない。
Unknown (Unknown)
2012-03-14 01:01:14
Always on your side. Forever
オツコップ! (ダイスケ)
2012-03-14 01:11:07
了さん

俺もあなたには、ありがとう の言葉しか思いつきません。ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
仙台にいる限りいつでも駆けつけますよ!スタンバイチームですから(笑)

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