座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

鎮支物 その3

2008-10-23 | 地鎮祭
五色の幣、というのが必要です。

五大明王に奉ずるのだそうです。

表には五大明王の種字、裏には金輪の種字を書き入れてある、らしいです。。

それを、穴の中の白絹の周りに置きます。

まず、中央に 不動。 中央ですが、白絹の北側に置きます。

東に 降三世。

西に 大威徳。

南に 軍陀利、それから さっき使った槌。

北に 金剛夜叉。これは 不動のさらに北側に並べて置きます。






何度も同じ写真でスミマセン。。 五色の御幣、キレイですね!






この幣束、またまた五色の紙を重ねて作ります。

そして それぞれに 重ねる順番が違います(タメイキ)。

この幣束も なかなか作るのが大変です。

それも、3セットですよ!

気が遠くなりそうです・・・。

というわけで、これも、お手伝いいただきました。

たいへん助かりました!






銀銭を 白絹の上、左下に置きます。

長さ八寸の細竹の先に 銀紙を使って作った銀銭を吊るすんだそうです。

これも、作っていただきました。 

本当に、ありがとうございました。






それから、五色の紙を四角に刻んだものを撒きます。





さて、それから、9種の物を白絹の上、輪宝の周りに置きます。



1、飯    ご飯を盛る。
2、焼香   抹香を盛り、その上に名香を載せる
3、閼伽   水に丁子抹を混ぜる
4、塗香   白檀抹
5、華    シキミか 季節の花 → 菊の花でしたね
6、燈    油かローソク
7、菓    栗の実など
8、酥(そ。チーズで代用しました。良い加減でしょう?笑)
9、蜜(はちみつを使いました。前もって準備できませ~ん。どろろ~~ん。)




皆さまよくご存知のお饅頭が 7番目の「菓」のところにありますね。



これらの置き場所も 本の中に 具体的に図示されています。






昔から いろんな人が 酥を作るのに工夫を凝らして来たようです。

それらを参考に、自分なりの工夫をプラスして
やりやすいように、精一杯の準備をする、
それが大事なのではないか?と思うのでありますが。

写真を見ても、かなり、あちらこちらに 工夫の跡がわかりますね(汗)。