Web Master's Room

バイク乗りのちょっと寄り道、思った事…

部品調達

2008-05-23 08:34:09 | Kawasaki Z650
という事で配線リメイク作業にかかったのですが
すでにメインハーネスは絶版になっており
それでもKAWASAKIの旧車は需要があるのか
ZやFXなどはドレミコレクションなどで複製強化版が販売してあった。
当時のKAWASAKI車は共通部品が多かったので
この部品でもどうにかなるかと思っていたが部品代が2万円近くする。

しかも私のザッパーちゃんは点火系がポイント式からCDIに変更していたり
ヘッドライトの配線はすでに別回線となっているし
ハンドルの操作系も操作しやすいAMAHAの部品に変更してあるのだ。
なので仮に購入してもそのままポン付けは出来ないのだ。

ならば自分で作ってしまう他に手はない。
電気系にはまったく知識はなかったが
実物がある訳なので深く考えずコピーを作ればいい訳だ。
ならば部品としてカプラーと配線があればなんとかなるはずである。
困った時のDIY、早速足を運んでみる。

確かに切り売りの配線は販売していたがカラーが少ないのである。
一般的な白や赤や黒や青などはあったが
黒に黄色・赤に緑・茶に白なんてマニアしか購入しないはずだ。
線がつながっていればカラーは関係ないのだが
やはり後々の事を考え、配線図どおりのカラーで製作したい。
仕方ないので数件はしごするが答えはいっしょであった。

ネットで調べてみたが専門的は配線色を販売している所は
唯一Hi-1000.comしかなかった。
ここのオーナーさん、自分も昔、作業する際に
専門的配線が手に入らなかったからこのHPを立ち上げたらしい。
さすがハーネスを自分で作ろうという人を応援するHPなので
種類は豊富で価格も良心的であった。
しかも私のつたない質問にも親切に答えて頂いた。
“人のしてない事を仕事にする”まさにそんな所なのだ。
(詳しくはココをご覧くださいね)

おかげで黒に黄や赤に緑といったマニアックな配線も手に入り
製作に必要な部品が手に入った。
後は実物を見ながら同じようにコピーするだけである。

果たして無事に完成するのでしょうかねぇ?
電気は正直だけに結構難しい…。

祝 日本の原点

2008-05-22 09:43:14 | 最近思った事

正直“カブ”はつまらないバイクだと思う。
形はカッコ悪いしスピードもでない。
時に触れいろいろバイクを乗ってきたが
コイツだけは乗ってみたいと思わなかった。

そんなコイツが発売以来50年、4月に6000万台を生産されたのだ。
詳しくはこちら

でもなぜこんなに世界各地で多くの人に愛されているのだろ?
それは本田宗一郎の確固たる信念の上に造られたからだと思う。
何が必要で何処が重要か?それがはっきりしているバイクは他にない。
だから私の望んでいる点と合致しないコイツに
私は興味がなかったのだろう。

でも必要とする点は国で人で考え方で違っている物。
それを必要と考える人が多かったから
これ程多くのカブが世の中に出ていったのだ。
エンジンは壊れない方がいい、それは当たり前。
でもいつでもオイル交換が出来る環境ばかりではない。
だから耐久性のあるものを、修理する際簡単である事を。
ネジ1本がどこの国のどのバイクも必ず緩める事ができるとは限らないし
再度締めなおす事ができるとは言えないのだ。
そんな当たり前の事でさえ。

普通の事が当たり前にできる事、それが結構難しい。
信頼関係がぐらついてきた現代社会だからこそ
カブが全世界で働いている事を日本人として誇りに思うし
日本そのものなのかもしれないと思った。

私はこれからもコイツには乗らないだろう。
でも尊敬の念で見ている事は間違いない。



ヒューズがとぶ訳

2008-05-21 10:55:47 | Kawasaki Z650

なんとか無事に息を吹き返したザッパーくんだが
実は以前から持病を持っていた。

それは“よくヒューズがとぶ”という事なのだ。
なので常に予備のヒューズを持っていたし
ヘッドライトが旧車なので暗いのでシビエのヘッドライトと交換したところ
ぼやっとしか点灯せず光量がまったく足りてない。
きっとハーネスが断線してるか硬化して抵抗値が増えているのだろう。
仕方が無いのでヘッドライトは別配線を引いて使用していたのだ。
ネットで調べると旧車には多いトラブルのようなので
この際心配事を一新する為、ハーネスをやりかえる事にした。

配線図はここにあったので
取り付け位置と配線先を確認し画像に保存しながら
車体から取り外しグルグル巻きになっているテープをほどいてみると



中が湿気ているし
分岐している箇所はテープを巻いてあるだけなのでサビが浮いている!!!
これでは漏電したり抵抗が増える訳だ。
さすがにこれでは“ヒューズがとぶ”理由には十分すぎた。
さっそくハーネスを新しくする作戦を計画する。

7年ぶりの鼓動

2008-05-20 09:56:03 | Kawasaki Z650

キャブが出来上がったので、まずは再び息を吹き返すか確認してみる。

しかし4つのキャブは4つインマニにうまく入らない。
(はずす時もそうだったのだが、ここが4気筒の唯一嫌いな点だ)
あれこれ悩んだが助っ人を呼んでなんとか取り付けた。
バッテリーは車より直結、簡易燃料タンクを取り付けメインスイッチをオン。
ニュートラのグリーンのランプが点灯し
オレンジのスターターボタンを押す。

キュルキュルキュル…。

セルは回るがエンジンの始動する気配はない。
ガソリンは少しづつ減っているのでキャブは問題なさそうだ。
だとすると点火系が怪しいので
プラグを確認するが火が飛んでない様子なので
プラグコードを確認し、コンデンサーの接点を磨くと

キュルキュルキュル…、ブゥオーン…。
ヤツは7年ぶりに息を吹き返した!

たどたどしかったアイドリングも次第に安定してきて
アクセルワークにもついてこれるようになった。
これで一安心
次はタンク清掃と配線のチェックをする事にする。

RIDE 12

2008-05-19 20:04:11 | 最近思った事
初めは誰もお前に10年乗るとは思ってなかったんだよ。
もしそう思っていたならば、それは自分勝手の思い違いに他ならない。

自分の思う100%のバイクなんてあるはずはない。
それでもお前を選んで乗るのだがお前も私を試している。
“本当に俺の事を知っているのか”っと。
あれこれ試しながら乗りながら、やっとお前から合格をもらうのだ。
そうなればお前とは旧知の友
楽しい時もつらい時もいつもいっしょに風を感じたんだ。
だから10年来の友となる。

そういえばお前が眠りについてからもう7年も経ったんだね。
もう一度いっしょに走りたくなったんで
車庫の奥からお前を引っ張り出しキャブをばらす事にしたんだ。
またお前とあの場所に行く為に…。
お前じゃないとダメなんだ。