「男と女」 製作50周年記念デジタル・リマスター版

YEBISU GARDEN CINEMA での上映期間終了間際に、見てきました。

はじめてこの作品を見たのは、もうだいぶ前、自宅でのDVD鑑賞でした。
アンヌを演じるアヌーク・エーメの美しさに、一気に惹きつけられたものです。
そのせいか、この映画の本筋であるジャン=ルイとの恋愛のいきさつよりも、
オープニングで、週末をドーヴィルにいる愛娘と過ごすシークエンスや、
亡くなった夫ピエールとの日々が映し出される回想シーンで見せる、
アンヌの美しさ、可憐さ、といった印象ばかりが、記憶に残っていました。

久しぶりに、しかも、大きなスクリーンで見た本作ですが、
やはり、真っ先に目が行くのは、アンヌの表情や仕草のあれこれ。

でも、以前よりも、全体的な "絵" の美しさ、
特にドーヴィルの海辺の風景と、時折り挿入される、犬と過ごす人物の姿などが、
あらためて、雰囲気たっぷりで良い感じであると気づかされました。

あと、自分でも意外でしたが、ジャン=ルイもちょっと良いかな ・・ と、思ったり。

偶然から出会った二人が、互いにとって気になる存在となり、恋愛へと発展していく、
ある意味、新鮮で、いちばん多幸感につつまれた "時" が切り取られた本編は、
見ている私自身にも、幸せな時間をもたらしてくれました。

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　　　映画 『男と女　製作50周年記念デジタル・リマスター版』

　　◇原題：Un homme et une femme
　　◇関連サイト：公式サイト （ 日本版 ）
　　◇鑑賞日：2016.12.14. 映画館にて