今月みた映画 ( 旧作 ) の覚書きです。
すべてDVD鑑賞で、 多少のネタバレあり です。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
★ 薔薇の名前 - 特別版
( 原題 : The Name of the Rose )
久し振りにレンタルしてきました。
初めて見たのは、もう何年前になるでしょうか。
当時は、謎解き ・・ というか、毒を塗られた写本の内容が、
気になって、気になって、仕方がなかったけれど、
改めて見てみたら、時代背景や、教会の本音と建て前などを、
解かりやすくまとめて演出してあり、上手いなぁと感心しました。
歴史モノの映画を割りと見るにしては、いま一つ、
時代の流れを把握できていない私からすると、とても有り難いです。
舞台となる修道院のセットも、雰囲気たっぷりで素晴らしいですね。
特に、迷宮のような秘密の書庫と、あの写本たち!
今回借りてきたDVDには、特典でメイキング映像が付いていたので、
撮影秘話なども、面白く見ることが出来ましたが、
観客を作品世界に引き込む為には、衣装や小道具の細部に至るまで、
こだわりを持って取り組まなければ駄目だ、という話には大納得です♪
グレゴリオ聖歌も、専門家の指導を受けて練習したみたいですが、
役者さんたちの表情から察するに、なかなか大変そうでした。。
特典映像の中には、原作と映画の関係性について、
原作者のウンベルト・エーコと、映画監督のジャン=ジャック・アノーが、
それぞれの立場から述べている箇所もあり、とても興味深かったです。
★ エニグマ
( 原題 : ENIGMA )
原作の小説を読んだ方が、面白かったかもしれない ・・
と思いつつ、見てしまいました。
第二次世界大戦中の対独暗号解読の中枢だった、
英国の “ ブレッチリー・パーク ” のことや、
戦後、数十年にもわたり、各国の思惑によって
真相が明るみにされなかった、“ カティンの森事件 ” など、
とても興味深い題材を扱っているのに、
各シークエンスの繋ぎ方がいま一つなのか、
暗号解読者たちに課せられた重圧とか緊迫感が、
あまり伝わってこないのが何とも ・・ 。
見所はそれなりにあったのに、一体、何故?
でも、小説だけ読んだとしても、エニグマ機の構造とか、
暗号解読所内に設置されたボンブの様子とか、
多分、想像できなかったとは思いますけどね (汗)
K・ウィンスレットは、典型的なヒロイン像よりも、
本作のような、ちょっと垢抜けないものの、
個性的で芯の強い役柄を、とても上手く演じますね。
原作本、ちょっと探してみようかな?
すべてDVD鑑賞で、 多少のネタバレあり です。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
★ 薔薇の名前 - 特別版
( 原題 : The Name of the Rose )
久し振りにレンタルしてきました。
初めて見たのは、もう何年前になるでしょうか。
当時は、謎解き ・・ というか、毒を塗られた写本の内容が、
気になって、気になって、仕方がなかったけれど、
改めて見てみたら、時代背景や、教会の本音と建て前などを、
解かりやすくまとめて演出してあり、上手いなぁと感心しました。
歴史モノの映画を割りと見るにしては、いま一つ、
時代の流れを把握できていない私からすると、とても有り難いです。
舞台となる修道院のセットも、雰囲気たっぷりで素晴らしいですね。
特に、迷宮のような秘密の書庫と、あの写本たち!
今回借りてきたDVDには、特典でメイキング映像が付いていたので、
撮影秘話なども、面白く見ることが出来ましたが、
観客を作品世界に引き込む為には、衣装や小道具の細部に至るまで、
こだわりを持って取り組まなければ駄目だ、という話には大納得です♪
グレゴリオ聖歌も、専門家の指導を受けて練習したみたいですが、
役者さんたちの表情から察するに、なかなか大変そうでした。。
特典映像の中には、原作と映画の関係性について、
原作者のウンベルト・エーコと、映画監督のジャン=ジャック・アノーが、
それぞれの立場から述べている箇所もあり、とても興味深かったです。
★ エニグマ
( 原題 : ENIGMA )
原作の小説を読んだ方が、面白かったかもしれない ・・
と思いつつ、見てしまいました。
第二次世界大戦中の対独暗号解読の中枢だった、
英国の “ ブレッチリー・パーク ” のことや、
戦後、数十年にもわたり、各国の思惑によって
真相が明るみにされなかった、“ カティンの森事件 ” など、
とても興味深い題材を扱っているのに、
各シークエンスの繋ぎ方がいま一つなのか、
暗号解読者たちに課せられた重圧とか緊迫感が、
あまり伝わってこないのが何とも ・・ 。
見所はそれなりにあったのに、一体、何故?
でも、小説だけ読んだとしても、エニグマ機の構造とか、
暗号解読所内に設置されたボンブの様子とか、
多分、想像できなかったとは思いますけどね (汗)
K・ウィンスレットは、典型的なヒロイン像よりも、
本作のような、ちょっと垢抜けないものの、
個性的で芯の強い役柄を、とても上手く演じますね。
原作本、ちょっと探してみようかな?