末つ森でひとやすみ

映画や音楽、読書メモを中心とした備忘録です。のんびり、マイペースに書いていこうと思います。

旧作覚書き:「ホリデイ」ほか1作品

2014-12-20 22:00:01 | 映画のはなし
今月、DVDにて鑑賞した旧作映画の覚書きです。
ややネタバレがあります。

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★ホリデイ
 ( 原題 : The Holiday
   主演のC・ディアスとK・ウィンスレット、それぞれの持ち味を、
   上手く配役に活かした、王道のロマンティック・コメディ。
   "泣けない" 女と "泣く" 女。陽光きらめく中の豪邸と、雪の中の素朴なコテージ。
   傷心のヒロイン二人が立ち直るための、新たな出会いには、
   子どもとの触れあいや、年配者との交流が、スパイスとして配合され、
   対照的な構成での、軽やかな語り口に、見終わった後の余韻も爽快です。
   レンタルショップの場面に登場した、大物俳優のカメオ出演に驚きました。


★やさしい嘘と贈り物
 ( 原題 : Lovely, Still
   一人で寂しく暮らす老人ロバートは、クリスマス目前のある日、
   メアリーという名の老婦人と出会い、幸せなイブを迎えますが ―― 。
   劇場公開当時より、ロバートとメアリーの関係を知っていたので、
   ロバートが抱える秘密をどう描写するのかが気になり、見てみました。
   終盤の焦躁と混乱ぶりのリアルさにくらべて、前半は、どこかおとぎ話的な雰囲気。
   これは、本当の現実というよりも、ロバートの中でどう認識されていたか
   をメインに据えた演出 ・・ ということなのかな?
   貫き通すのであれば、相手を幸せにする為の嘘は、"あり" だと思います。
   同時に、身近な人が発症した時、自分だったらどう振る舞えるか、考えさせられました。


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