ルノワール展
~ オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ~
◇於:国立新美術館
◇会期:2016.4.27.(水)~8.22.(月)
◇鑑賞日:2015.7.15.
*~*~*~*~*~*~*~*~*
"色彩は「幸福」を祝うために" ― ルノワール展に行ってきました。
展覧会の構成は、以下の通り
(印象に残った作品は、タイトルとプチ感想を記します)。
1章 印象派へ向かって
■展示作品:2点
2章 「私は人物画家だ」:肖像画の制作
■展示作品:14点
3章 「風景画家の手技」
■展示作品:8点
◇草原の坂道(1875年頃)
4章 "現代生活" を描く
■展示作品:24点
①「現代的な側面の幸福な探求」
◇ぶらんこ(1876年)
* 今回の展示作品の中で、一番好きな作品です。
緑の木蔭、木漏れ日、ブランコに手をかけている少女の髪とドレス、など
この作品の織りなす色合いが、すごく好みです。
あと、この絵を見ていると、ルノワールの次男ジャン・ルノワールが監督した映画、
「ピクニック」のメインビジュアルである こちら が、個人的には連想されます。
②モンマルトル、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会にて
◇ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会(1876年)
* このコーナーでは、[舞踏会、"現代" の田園詩?][モンマルトルの丘と祝祭]
[ダンスホールと酒場][舞踏会、パリの社交生活]の小テーマに区分され、
それぞれのテーマに沿った、ルノワール以外の画家(ゴッホなど)の作品もありました。
また、息子ジャン・ルノワール監督作の映画も3本、「ナナ(1926年)」
「フレンチ・カンカン(1954年)」「恋多き女(1956年)」に登場するダンスホールの場面が
上映されていて、「恋多き女」では主演のイングリッド・バーグマンの姿も見られました。
③ダンス
◇田舎のダンス(1883年)
◇都会のダンス(1883年)
* ルノワールのダンス三部作の内、2点が並んで展示されていました。
なお、三部作の残り1点である「ブージヴァルのダンス」は、
2016.3.19.(土)~8.21.(日)まで、名古屋ボストン美術館にて開催中の
「 ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影 」展で見ることができます。
5章 「絵の労働者」:ルノワールのデッサン
■展示作品:14点
* ルノワールが実際に使用していた、パレットや油絵具、筆、絵具箱などが飾られていました!
6章 「子どもたち」
■展示作品:11点
◇ジュリー・マネ あるいは 猫を抱く子ども(1887年)
* 少女の表情も良いですが、何といっても、安心しきってくつろぐ猫の顔♪
7章 「花の絵のように美しい」
■展示作品:4点
8章 《ピアノを弾く少女たち》の周辺
■展示作品:4点
◇ピアノを弾く少女たち(1892年)
* そう言えば、この絵のポストカードが、実家のピアノの上に飾ってありました。
9章 身近な人たちの絵と肖像画
■展示作品:11点
◇コロナ・ロマノ あるいは バラを持つ若い女性(1913年)
* この作品に影響を受けたという、ピカソの「白い帽子の女性(1921年)」と
隣り合って展示されていたのが印象的。
10章 裸婦、「芸術に不可欠な形式のひとつ」
■展示作品:11点
のんびり、時間をかけながら見て回りました。良いひと時を過ごしたと思います。
また、記念講演会のひとつ「服飾史から読み解くルノワール」はとても興味があったのですが、
日程的に行くことができなかったため、同講演の講師による公式サイト内コラム、
「 ルノワールとパリのモード 」は、たいへん面白く読みました。
~ オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ~
◇於:国立新美術館
◇会期:2016.4.27.(水)~8.22.(月)
◇鑑賞日:2015.7.15.
*~*~*~*~*~*~*~*~*
"色彩は「幸福」を祝うために" ― ルノワール展に行ってきました。
展覧会の構成は、以下の通り
(印象に残った作品は、タイトルとプチ感想を記します)。
1章 印象派へ向かって
■展示作品:2点
2章 「私は人物画家だ」:肖像画の制作
■展示作品:14点
3章 「風景画家の手技」
■展示作品:8点
◇草原の坂道(1875年頃)
4章 "現代生活" を描く
■展示作品:24点
①「現代的な側面の幸福な探求」
◇ぶらんこ(1876年)
* 今回の展示作品の中で、一番好きな作品です。
緑の木蔭、木漏れ日、ブランコに手をかけている少女の髪とドレス、など
この作品の織りなす色合いが、すごく好みです。
あと、この絵を見ていると、ルノワールの次男ジャン・ルノワールが監督した映画、
「ピクニック」のメインビジュアルである こちら が、個人的には連想されます。
②モンマルトル、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会にて
◇ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会(1876年)
* このコーナーでは、[舞踏会、"現代" の田園詩?][モンマルトルの丘と祝祭]
[ダンスホールと酒場][舞踏会、パリの社交生活]の小テーマに区分され、
それぞれのテーマに沿った、ルノワール以外の画家(ゴッホなど)の作品もありました。
また、息子ジャン・ルノワール監督作の映画も3本、「ナナ(1926年)」
「フレンチ・カンカン(1954年)」「恋多き女(1956年)」に登場するダンスホールの場面が
上映されていて、「恋多き女」では主演のイングリッド・バーグマンの姿も見られました。
③ダンス
◇田舎のダンス(1883年)
◇都会のダンス(1883年)
* ルノワールのダンス三部作の内、2点が並んで展示されていました。
なお、三部作の残り1点である「ブージヴァルのダンス」は、
2016.3.19.(土)~8.21.(日)まで、名古屋ボストン美術館にて開催中の
「 ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影 」展で見ることができます。
5章 「絵の労働者」:ルノワールのデッサン
■展示作品:14点
* ルノワールが実際に使用していた、パレットや油絵具、筆、絵具箱などが飾られていました!
6章 「子どもたち」
■展示作品:11点
◇ジュリー・マネ あるいは 猫を抱く子ども(1887年)
* 少女の表情も良いですが、何といっても、安心しきってくつろぐ猫の顔♪
7章 「花の絵のように美しい」
■展示作品:4点
8章 《ピアノを弾く少女たち》の周辺
■展示作品:4点
◇ピアノを弾く少女たち(1892年)
* そう言えば、この絵のポストカードが、実家のピアノの上に飾ってありました。
9章 身近な人たちの絵と肖像画
■展示作品:11点
◇コロナ・ロマノ あるいは バラを持つ若い女性(1913年)
* この作品に影響を受けたという、ピカソの「白い帽子の女性(1921年)」と
隣り合って展示されていたのが印象的。
10章 裸婦、「芸術に不可欠な形式のひとつ」
■展示作品:11点
のんびり、時間をかけながら見て回りました。良いひと時を過ごしたと思います。
また、記念講演会のひとつ「服飾史から読み解くルノワール」はとても興味があったのですが、
日程的に行くことができなかったため、同講演の講師による公式サイト内コラム、
「 ルノワールとパリのモード 」は、たいへん面白く読みました。