ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

マットレスについて

2010-11-25 00:31:12 | 介護関連・介護グッズ
家から自転車で行けるところに大きな家具屋さんがあります。
閉店セールをしているそうなので、運動がてら自転車で行ってみました。

ベッドコーナーではスリッパに履き替えました。
ずらりと並んだベッドの寝心地を体験するため、実際に横になってみました。
まあ、なんと!
ふわふわで柔らかいことでしょう!
四方から雲に包み込まれたような感じがしました。
店員さんによると、最近では出来る限り体圧分散をし、寝返りをしなくてすむマットレスが研究されているそうです。
「それでこんなに柔らかなのですね~♪」と納得しつつ、ふと疑問がわきました。

ゆうやの介護用ベッドのマットレスはこんなに柔らかくないのです。
比較的しっかりした感じです。
どうしてゆうやのマットレスはふわふわしていないのでしょう?
「ほのぼのらいふ」さんが、「介護用のマットレスはこれぐらいの硬さがちょうどいいんですよ。」と話されたことを思い出しました。

アメリカでも日本でもマットレス会社が整形外科の医師と制作しているという最先端のマットレスは、腰に負担をかけない柔らかいものだそうです。
確かに心地良く、寝返りを打たなくても大丈夫というだけあって、寝返りを打とうと思ってもなかなか体の向きを変えることができません。
寝返りを打つのが容易でないということは、、、。

そこまで考えてやっと気がつきました。

高齢者や障害者にとっては体位変換が容易でなければならないと思いました。
ベッドで過ごす時間が長くなるとどうしても、床ずれが出来やすくなります。
柔らかいマットレスは体圧分散されていても、体位変換が難しいとなると、ゆうやにはふわふわマットレスは適していないのではないでしょうか。
「ほのぼのらいふ」さんがおっしゃった意味がようやく理解できました。
ゆうやが今使用しているマットレスは、確かに寝返りが打ちやすい硬さだと思います。
夜中に寝ぼけた私でも、ゆうやの体の向きをごろんと変えやすいのです。
ゆうやには、硬過ぎず、柔らか過ぎずちょうどいい感じです。

~それぞれの道にプロの技があるのだと思いました。


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旧友と

2010-11-24 14:38:59 | 日記
先日、従姉妹が小学校の時の同窓会に出席したそうです。
久しぶりに会った旧友との再会は、とても楽しかったそうです。

私はゆうやが生まれてから友達と会う機会が全くありませんでした。
毎日訓練をしてゆうやにつきっきりだったのです。
更に実家の母が体を悪くして入退院を繰り返していた為、母の様子も見に行っていました。

あっという間に月日が流れ、ゆうやも小学生になったある日、ゆうやと電車に乗ると小中学校の同級生に会いました。
友人はその電車の車掌をしていました。
電車が出発するまでの短い間でしたが、久しぶりに楽しい会話をすることができました。
電車を見送りながら、ゆうやと見えなくなるまで手を振りました。
「頑張れよ~!」と動く車窓から応援の声をもらいました。
懐かしくもあり、新鮮でもありました。
生きる気力を無くしていた頃だったのですが、私は友人の励ましに生きる勇気をもらいました。

今日、高校の友人からのメールを受け取りました。
彼女は今、アメリカに住んでいます。
先日ブログ開設のメールを送ったのですが、その後ブログも見てくれているとのことでした。
彼女の文面を読んでいると、彼女が笑顔で語りかけてくれているような錯覚を覚えました。
平和なインターネットができる時代に生まれて良かったとつくづく思います。

旧友と会話したりメール交換することで、学生時代に戻ったような気分になりました。
旧友との交流は、ふるさとに帰るような、そんな懐かしい感覚にもなり、また、新たな一歩にもつながり、、、。

これからは、友人との交流も大切にしていきたいと思います。
こうして今日の日記を書いていて思いますことは、今の日本は平和だなあということです。
改めて平和に感謝します。


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無添加スイーツショップ「らねっと」で広がる輪

2010-11-22 20:52:48 | 日記

22日雨の中、「らねっと」に初めてのお客さんが来られたそうです。
その方は「ゆうやプロジェクト」の11月17日の日記を読んで、「らねっと」を訪れられたようです。
最寄り駅を降りられたものの、「らねっと」の場所が分からないので近くのお店で道を尋ねられたら、そのお店の方が親切に地図を印刷してくださったそうです。
無事、「らねっと」に到着され、オーナーと「ゆうやプロジェクト」の話で盛り上がったと伺いました。

その方は、「ゆうや君が好きな、ピスタチオが入ったクッキーはどれですか?」と尋ねられ、そのクッキーをはじめ、ケーキを沢山買って帰られたそうです。
ちなみにゆうやは、ピスタチオのクッキーのことを「ポリポリのクッキー」と呼んでいます(笑)。
「らねっと」のオーナーも、「ゆうやプロジェクト」からお客さんが来られたことをとても喜んでくださいました。
私は、また一つ縁が繋がったことがとても嬉しく思いました。

もうひとつ、オーナーから嬉しいことを伺いました。
それは、11月22日に発行された「SAVVY」に「らねっと」が掲載されていることです。
「大阪・神戸・京都で2010年一番おいしかった店!」と題した永久保存版の79ページに紹介されています。
「ゆうやプロジェクト」を応援してくれている「らねっと」が、「シェフライター編集者、食のプロが教えてくれた くいしんぼうが通うヒミツの名店」に選ばれたことは自分のことのように嬉しいです。

今回は、フルーツロールが紹介されています。
「無添加スイーツショップの人気メニューは、どこか懐かしいやさしい味わい。
ふわふわの生地×マイルドなクリームはいくつ食べても飽きがこない。」
食のプロがこのように評価される「らねっと」のスイーツは、本当に優しい味がすると思います。
ゆうやが「らねっと」のスイーツが好きな理由の一つです。
流石シェフライター編集者だと思いました。

「らねっと」でスイーツを味わい、更に美味しいものからどんどん輪が広がっていく嬉しさも味わいました。


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ゆうやの寝具

2010-11-22 14:14:45 | 介護関連・介護グッズ
小学生までは、ゆうやは畳に布団を敷いて寝ていましたが、成長するにつれて、布団に寝かせたり或は布団から起こしたりするのがとても大変になってきました。
そこで中学生になってからはベッドで寝る事にしました。
ベッドから立ち上がる動作の介助がとても楽になりました。
せっかくベッドを買って喜んでいたのですが、1~2年で問題が出てきました。
ゆうやが私よりも背が伸び、大きくなってきて初めて実感したのですが、ゆうやの頭が重い為、横になっているゆうやを座らせることが容易でなくなってきたのです。
こんなに頭が重くなるとは思ってもみませんでした。
結局、電動ベッドを購入することになり、頭を持ち上げなくても起き上がれるようになりました。

すくすくと成長するゆうやはどんどん私より大きくなっていきます。
今度はベッドから立ち上がる際、介助をしている私がよろめくようになってきました。
「ほのぼのらいふ」さんにお願いして介助のための棒を取り付けて頂く事にしました。
ゆうやが朝、ベッドから起き上がって、まず、その棒にしがみついてもらうことにしたのです。
なんとかしがみついている間にゆうやの体を回転させ、椅子を背後にもっていくようにしました。
棒につかまって立っていられる時間はほんのわずかです。
椅子に落ちるように座るゆうやを無事受け止め、いつもサーカスの練習をしているような気分を味わっています。

夜寝ている間のリハビリとして、左右の膝の間にクッションを挟んでいます。
フィットネスクラブで使用しているような堅いタイプのものと、柔らかいものと2種類使用しています。
体調が良いときは堅いタイプを、疲れ気味のときは柔らかいタイプをーと使い分けています。

また、枕は2~3個並べています。
どこに転がっても枕があるようにしています。
掛け布団は、寝返りを打っても大丈夫なようにセミダブルかダブルサイズのものを使用しています。
私たちのように、その場で体の向きを変えることが不可能だからです。

夜間、「壁の方を向きたいです。」というゆうやの声に起こされ、寝返りを数回手伝うのですが、大きくなったゆうやを「よいしょ!」っと転がすのは結構重労働です。
たまに辛いなあと思うときがあるのですが、寝返りをしたと思ったらすやすや寝入るゆうやの顔を見て、胸の奥から嬉しさがこみ上げて来ます。
いくつになっても、こどもの寝顔には癒されます。


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障害者の歯科受診

2010-11-20 10:17:57 | 日記
ゆうやは虫歯が一本もありません。
虫歯はありませんが、幼いころからひたすら歯医者通いをしています。
立つ訓練や歩行訓練最中の転倒、もしくは姿勢が崩れて椅子からの転倒などで顔面打撲をし、前歯を損傷することが度々あるからです。

健常者は転倒する際、殆どの場合、手で体の打撲を防止しようと試みます。
それは腕の伸展ができるから可能となります。
ゆうやの場合、収縮する筋肉が強く働くため、腕の伸展が難しいのです。
そのため、転倒の際、腕を伸ばして手で体を支えることができず、顔面を打撲することになります。
大抵、唇が腫れて前歯がぐらぐらになってしまうか、ひどい時は前歯が折れてしまいます。

その度に口腔外科や歯科に駆け込んで処置をしてもらいます。
緊急を要する場合、いつも困ることがあります。
それは、障害児を受け入れてくれる歯科を探すことから始めなければならないことです。

ゆうやは、うがいや口をすすぐなどの動作をすることができないのです。
歯磨きも、歯ブラシを水で濡らしながら磨くだけです。
また、車椅子で入れる設備が整っているところも非常に少ないのが現状です。

現在は障害児専門の歯科に通院しています。
そこでは、歯科医の先生以外に大勢のスタッフがいます。
障害児を診察台に乗せるために2~3人が必要であること、診察中も手足や頭等を押さえるため人数が必要であること、また、自閉症や知的障害などの子供たちに対応するためスタッフに余裕が必要であることなどの理由からだと思われます。

スタッフの方々は障害児への対応が慣れておられるので、安心して受診することができます。
歯科通院へのある種の恐怖心を取り除き、「歯科受診は楽しいよ」という印象さえ感じさせるほどです。

ゆうやもいつも始終笑顔で受診しています。
フッ素塗布の際も「イチゴとミカンとブドウのうち、どれにしますか?」と尋ねてくださるのですが、
「イチゴ~!」とにこにこ顔で選んでいます。
少し痛い治療の時もスタッフの皆さんで「偉い!凄い!強いね~!もうすぐ終わるよ~。」と励ましてくださいます。

18歳未満の障害児専門の歯科なので18歳になったらどこへ行けばいいのかと不安になり、先日お尋ねすると、
「18際までに初診を済ませていれば、その後も通院して頂けますよ。」とお返事頂いてほっとしました。
しかしながら通院には片道一時間以上かかりますし、天気の悪い日は通院をあきらめざるを得ません。
皆さん車椅子でどうされているのかなあと思います。

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