心と体のアンバランス

ゆうやは、特別支援学校の音楽の時間に童謡も歌っているようです。
高校生になって童謡は不似合いかと思いきや、私も一緒に聴いてみるとこれがなかなか良い感じです。

昨夜も、ゆうやがベッドに横になってから、いろんな童謡を聴きました。
「どんぐりころころ」
「チューリップ」
「おうまのおやこ」
「かたつむり」
「かえるの合唱」
「たのしいひなまつり」
「げんこつやまのたぬきさん」

どんどん聴いていくと、その時間が楽しい子供ワールドになります。
ゆうやも楽しそうに聴いています。

ゆうやは、体は高校生だけれど、気持ちは小学生のようです。
ときには幼稚園児かもしれません。
ゆうやが小さい頃は心と体のバランスがとれていたけれど、成長するに従ってアンバランスになってきました。

ゆうやの顔を見ると、ヒゲが生えてきています。
しっかりした太い眉。
額にはニキビが～。
私より大きな手の平。

変わらないのは長いまつ毛と、キラキラした瞳。

ゆうやが成長するにつれて大きくなる体と心の落差ですが、初めてゆうやに会った人は少々戸惑うかもしれません。
これから年を重ねていくとなおさらです。
ゆうやのようにいつまでも幼児や少年の心のままの大人は、沢山いると思います。
そういった人々が社会で生き抜いていく為には、やはり国の制度が必要です。

楽しい童謡のひとときを過ごしながら、少し社会について考えたひとときでした。


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