ささやんの週刊X曜日

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

腸に異常が

2022-09-25 06:22:22 | 日記
当初は「入院期間は3ヶ月」と告げられていたのに 、思いのほか延びてしまったのには理由がある。大腿骨の他に、別の部位にもメスを入れる必要が生じたのだ。

大腿骨のレントゲン写真を撮ったとき、腸に異常が見つかった 。そこを内視鏡で調べたら、腸に狭窄箇所があることがわかったのである。

左脚の腿だけでなく、腹部にもメスを入れる。整形外科だけでなく、消化器外科の 厄介 になる 、ーーこんな展開を、誰が予想しただろうか。
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ロドス島から

2022-09-24 08:48:53 | 日記
ブログ書きを再開してから、 私の苛立ちは鎮まり、心安らかに病院での日々を送っている 。
少し前 、入院して3ヶ月を過ぎた頃だったか 、早期の退院を強く激しく望み、 苛立ちを 募らせていた時のことを思い起こすと、私は 同時にヘーゲルの 『法哲学』の中にあるイソップ寓話の 一節を思い出す。
ここがロドスだ 、ここで跳べ

退院した後で 私が身をおくはずの「病院の外」の世界が、 私には素晴らしい夢の世界、 ロドス島 のように思えて仕方がなかった。

だが、どうなのだろう。 ロドス島に身をおいたとき、私は何をするのか 。何をしたら満足できるのか。

答えは明らかだった 。入院前のこれまでがそうだったように 、ブログの文章を書き綴る時間に、 私は充足を見出すに違いない。

そして思ったのである。同じようにブログを書くのなら、この 病室でもできるのではないか 。そう 、この病室こそが ロドス島なのだ。
さあ、ここで跳ぼう 。 この病床のロドス島でブログを書こう !そう思ったのである。
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病院の経験

2022-09-23 10:26:28 | 日記
振り返れば、 長期の入院は 今度 が初めてではない。
4ヶ月ほど前、 私が 担ぎ込まれたのは 、筑波記念病院 という 私立の病院 である 。10年ほど前には、脳出血に 伴う後遺症 のリハビリのため、県立医大付属病院に 6ヶ月入院したことがある 。

今回の筑波記念病院では 、大腿骨の手術の跡がひどく傷んだが、 看護師さんたちのケアの手厚さ・ 親切さには頭の下がる思いだった 。県立医大病院の看護師たちの 、 木で鼻をくくった つっけんどんな対応とは雲泥の違いである。

とはいえ 、このたび 私が入院した 筑波記念病院は、病床が480床もあるマンモス病院 である。そんな巨大な医療の 現場に6か月も身を置いていれば、いろいろな目に 遭遇する 。何も ないほうがおかしいのだ。

えくぼに見えていた病院の光景が、ある日突如 として、唾棄すべきあばたのように変貌することがある。 目に映ったそんなあばたを描くのも、 一興かもしれない。
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生きるよすがの紙おむつ

2022-09-22 11:19:42 | 日記
毎日覗かせてもらっている 「ごまめのばーば」さんの ブログに 、面白い言葉を見つけた。

「人生は 紙おむつから 紙おむつ」

これは「沖縄県那覇市にある泉崎病院の医師、看護師、患者による川柳」の中の 一首 だという 。

私は今 、まさに人生終盤の 「 紙おむつ 」状態にある 。 そんな状態でかつかつ 生きながらえている自分を 、 何としても 褒めてやりたい気持ちだ。 よく耐えた 、よく頑張った、と。

昔だったら、「鎌倉殿」の 源頼朝のように、 身動きがとれなくなった人間は間違いなく、くたばって いたことだろう。

紙おむつといい、 点滴といい 、現在の 医療系ガジェットの 機能・性能の 進化振りにはただただ 恐れ入るしかない。
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中断 の 理由

2022-09-21 03:29:15 | 日記
4ヶ月ほど前 、 片麻痺の 後遺症がある 私は、自宅で(食卓から 車椅子に 移乗する際 に)転倒して 大腿骨を骨折した。
「 手術が必要です 。入院期間は3ヶ月 」
医者に そう告げられたとき、咄嗟 に 私の頭をよぎったのは 「ブログをどうしよう」 という 思いだった。

万々が一 、私のブログの愛読者 なる人がいたとしたら 、その人は、私のブログが 突如 途絶えた ことを 訝るに違いない。
「この人は 亡くなったのかも」と 思う人だって いないとは限らない 。

私は読者に対して 「入院のため 3ヶ月ほど アップを中断 しますよ」 と伝えたかったのだが、 そのためには どうすれば良いのか、ーーそれが 皆目 わからなかった。

結局、私は 娘に電話をして、 「それとわかるように コメントを投稿 してほしい」と頼むことにした 。
それによって 「ああ、そういうことか」と納得してくれた 読者が どれだけ いただろうか。
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