ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

イランのイスラエル攻撃と日本

2024-04-15 13:42:19 | 日記
やっぱりなあ。自分の危惧の念が的中したことにドギマギしながら、私は今、危惧の念をいっそう募らせている。イランがイスラエルへ報復攻撃を行った、ーーそういうニュースを聞いたからである。

イランは現地時間14日未明、イスラエルに向けてドローンやミサイルを発射した。シリア・ダマスカスのイラン公館が4月1日に攻撃されたことへの反撃が、近く起きると予想されていた。イランが自国内からイスラエルを直接攻撃するのは、今回が初めて。イスラエルとイランの直接対決から中東全域を巻き込む地域戦争に拡大する危険が、広く懸念されている。
(BBC NEWS JAPAN 4月14日配信)

以前、私はブログで次のように書いた。

「そうまでしてアメリカとの同盟関係(=主従関係)を維持することに、どんな意味があるのだろうか。このまま突っ走って、日本は果たして大丈夫なのだろうか。
(中略)
パレスチナのガザ地区に執拗に残虐な攻撃を加え続けるイスラエルーーそのイスラエルを支援し続けることで、今やアメリカは国際社会の中で爪弾きにされ、孤立を深めつつある。
そのアメリカと同盟関係を維持し続けようとすることは、斜陽の国家と心中をするようなものではないのか。」
(4月12日《日米首脳会談とイスラエル問題(その2)》)

イランによるイスラエルへの今回の攻撃は、シリアにあるイラン大使館がイスラエルによるとみられる攻撃を受け、軍事精鋭部隊である革命防衛隊の司令官らが殺害されたことへの報復として行われたものだというが、報復はさらなる報復を呼び、とどまることを知らない。

この報復の連鎖にアメリカが首を突っ込めば、イランによる報復攻撃はアメリカにも及び、さらには、アメリカの軍事的同盟国である我が日本にも及びかねない。

中東地域のちっぽけな地域紛争など、しょせんは対岸の火事さ、と今は高みの見物を気取っていられても、イスラエルを支援するアメリカの、その支援を日本の自衛隊が一体となってするとなれば、日本へのとばっちりも、あり得ないことではない。

イランが日本へ攻撃を仕掛け、それに対して日本が報復の反撃を加えるようなことがあれば、日本は否応なくこの中東紛争の泥沼に引きずり込まれることになる。

そんなふうにしてイラン−イスラエル紛争のとばっちりを食らうことなど、私は真っ平御免だが、我が日本丸の船長たるキシダくんよ、あんたにはそんな事態に対処する覚悟がおありなのでしょうな。

主人としてであれ、奴隷としてであれ、アメリカとの「グローバルパートナーシップ」を維持するとは、そういうことなのですぞ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« デイサと歌と私 | トップ | ショーヘイ問題の真実 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事