ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

フロッピーディスク

2021-11-06 11:57:28 | 日記


意外なことを知った。
あのフロッピーディスクがまだ使われているというのだ。
しかも東京都などの自治体で、バリバリ現役の記憶媒体として、いまだに使われているというのだ。


フロッピーディスク(FD)といっても今の若い人には何のことか、チンプンカンプンで分からないに違いない。
HDD(ハードディスク)のような記憶媒体、といえば分かるだろうか。

ただ、その能力には雲泥の差がある。
HDDの場合は、容量が256GB前後のものが一般的だが、
フロッピーディスクの場合は、1.44MB、つまり0.00144GBである。
読み書きの速度もHDDとFDとでは比較にならない。

私、天邪鬼爺の若かった頃は、
ワープロ専用機が全盛で、その記憶媒体にはFDが使われていた。
文字だけの文書だから、1.44MBの容量があれば、それで充分だった。

その後はパソコンが普及し、
記憶媒体としてはずっと小さいメモリスティックやSDカードが発売されたため、
自ずとFDは使われなくなった。
FDはその時点で絶滅したものと私は思っていたが、
お役所というガラパゴスのような生息環境で、
FDは相変わらず文書の保存や受け渡しの手段として
使われ続け、現在に至っているというのである。

FDを使うことには、何かメリットがあるのだろうか。
聞くところによれば、今でも一部ではワープロ専用機が珍重されているというから、
その記憶媒体として、FDは存在意義を失わないでいるのだろう。
ワープロ専用機を珍重するのは、
パソコンの操作について行けないジジババ世代だという。
FDの存在意義は、ジジババ世代にとっての存在意義だということになる。

だが、役所で働く現役世代にとっては、FDは存在意義を持たず、
厄介なお荷物でしかないのではないだろうか。

もしかして、都知事、副知事、区長あたりがそれを必要としていたりして・・・!?



コメント
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