ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

このまま行けば日本の財政破綻は

2021-11-28 12:04:34 | 日記


大丈夫だろうか・・・。NHKのニュースを聴いていて、ちょっと心配になった。政府の金遣いについてである。私は経済の話にはからきし疎い。だが、そんな私でも、つい心配になってしまうのである。そんなに湯水のようにカネを使って、大丈夫だろうか、と。国債を発行するというが、国債とは、要するに国の借金ではないか。借金のツケは、我々の孫やひ孫の世代に回されるに決まっている。孫やひ孫が馬鹿を見ることにならなければ良いが・・・。

たしか、こんなニュースだったと思う。

「政府は、19日、新型コロナウイルスの影響を受ける暮らしと事業への支援や経済の再生に向けて新たな経済対策を決定し、その裏付けとなる今年度の補正予算案について、詰めの編成作業を進めています。
関係者によりますと、これまでに補正予算案に計上する経済対策の追加の歳出が固まり、一般会計で31兆5600億円余りとする方針です。
内訳は、
▽18歳以下を対象とした1人当たり10万円相当の給付として、今年度の予備費を充てる分とは別に1兆2100億円余り、
▽住民税が非課税の世帯に対する1世帯当たり10万円の給付金として、およそ1兆4300億円、
それに
▽売り上げが大きく減った事業者への支援金として、およそ2兆8000億円を計上する方向です。
財源は、昨年度の剰余金などを活用したうえで、新たに国債を発行して賄うことにしています。
発行額は、22兆円余りに上る見通しだということです。」
(NHK NEWS WEB 11月24日配信)

う〜む。今がコロナ禍という未曾有の災害の真っ只中だということは解る。この未曾有の災害を乗り越えるために、それなりの予算措置が必要だということも解らないではない。
だが、莫大な借金をしてまで、これほどの大盤振る舞いをする必要があるのだろうか。一昔前には聞かれた「プライマリーバランスを健全化しなければ」という声は、最近ではとんと聞かれなくなった。これは問題ではないか。

政府のお偉方は、きっとこんなふうに言うに違いない。今現在、コロナ禍に苦しんでいる現役世代の国民を救うには、将来世代に負担を肩代わりしてもらうしかないのだ。将来世代には迷惑をかけることになるが、それは致し方のないことなのだ、と。

だが、現在の負債を将来に先送りすれば、将来世代が割を食うだけでなく、日本という国家そのものが存亡の危機に立たされるのではないか。破綻した国家で、将来世代はどうやって生きていけというのか。

経済音痴の私がわざわざこんなことを言うのは、けさネットの森の散策で、こんな記事に出会ったからである。

《このまま行けば日本の財政破綻は避けられない》(東洋経済ONLINE 11月27日配信)

この記事の筆者・小幡 績 氏( 慶應義塾大学大学院准教授)は、なぜ「このまま行けば日本の財政破綻は避けられない」か、その仕組みをわかりやすく説明してくれている。この問題に興味がある読者は、ぜひこの記事に直接目を通していただきたい。経済音痴の私などがまとめるより、そのほうがずっと有益だと思う。
また、この記事の内容に反論がある方も、直接、小幡氏までどうぞ。残念なことに、私には答える能力がない。



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