半年ほどお世話になった老健施設(1)に対して、
私は厳しいことを書き過ぎたのかも知れない。
けれども私は、この施設に対して、悪い感情はなく、
それどころか感謝の気持ちを今も持っている。
スタッフのヘルパーさんたちは、みな優しくて、親切だった。
彼女たちに比べると、それまでいたリハビリ病院の看護師たちが、
優しさのかけらもない、意地悪で高圧的な、
性悪の性格破綻者に思えてきたほどだった。
急性期の後を受け持つ公立のこのリハビリ病院は、
看護学校を併設しており、
病院の看護師はほとんどがこの看護学校の卒業生だった。
彼女たちはたいていこの地方の出身者だったから、
この地方特有の、言ってみれば土着的体質を
身に着けていたのかも知れない。
だがそれだけではないと私は思う。
人間性を失って、どうしようもなく歪んでしまった、
この病院の看護態勢――。
それは一朝一夕にできたものではなく、
彼女たちを育てた看護学校が、長い伝統として培ってきた
悪習であるように、私には感じられた。
この看護学校の教育は、どこか狂ってしまっているのではないか、
と今にして私は思うのである。
私は厳しいことを書き過ぎたのかも知れない。
けれども私は、この施設に対して、悪い感情はなく、
それどころか感謝の気持ちを今も持っている。
スタッフのヘルパーさんたちは、みな優しくて、親切だった。
彼女たちに比べると、それまでいたリハビリ病院の看護師たちが、
優しさのかけらもない、意地悪で高圧的な、
性悪の性格破綻者に思えてきたほどだった。
急性期の後を受け持つ公立のこのリハビリ病院は、
看護学校を併設しており、
病院の看護師はほとんどがこの看護学校の卒業生だった。
彼女たちはたいていこの地方の出身者だったから、
この地方特有の、言ってみれば土着的体質を
身に着けていたのかも知れない。
だがそれだけではないと私は思う。
人間性を失って、どうしようもなく歪んでしまった、
この病院の看護態勢――。
それは一朝一夕にできたものではなく、
彼女たちを育てた看護学校が、長い伝統として培ってきた
悪習であるように、私には感じられた。
この看護学校の教育は、どこか狂ってしまっているのではないか、
と今にして私は思うのである。