「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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洗練された大人の女性に成長する為の具体的な方法!

2015年07月20日 | 毎日のしあわせの為の知恵

さて、その時、御島さんのマンションでやってる「週末焼き肉大会イン社長のマンション」は、まだまだ、続いていました。

もちろん、メンバーは、社長の御島さん(31)を始め、辛辣姫ユキちゃん(28)、イケメン貴島くん(29)、

若いミユウちゃん(25)、若い池澤くん(24)と言ったメンツです。

「わたし、思うんですけど、これから魅力的な大人の女性として成長するためには、具体的な方向性を把握しておかなければ」

「適切に成長出来ていけないと思っているんですよね、わたし」

と、少し、白ワインで元気になっているミユウちゃんが言葉にしている。

「それで、わたしは、御島さんやユキさんを大人の魅力的な女性の先輩として、いろいろ参考にしながら」

「自分の成長に邁進していこうと思っているんですけど・・・それなら、お二人にその成長に関して」

「具体的に、どんな目標を持っているのか・・・それを聞いた方が速いのかなって思って・・・」

と、ミユウちゃんは言葉にする。

「・・・だってさ・・・そのあたり、お二人はどう思っているの?まずは、御島さん・・・具体的な目標を教えてほしいね」

と、僕。

「そうね。まず、わたしは、人間としての美しさを追求しているって感じかしら・・・」

「わたしは人間、中身だと思っているの。外見をいくら美しく飾り立てても、人の中身を容易に見抜く大人の素敵なオトコ達は」

「中身のダメな女性はすぐにパスしちゃうでしょ?だから、そういう男性をまず、相手にする事を基本に考えて」

「女性としての人間の中身を磨く事を考えているかな」

と、御島さん。

「具体的には、何を意識しているんですか?御島さんは・・・」

と、貴島くん。

「そうね。中身的にオバサンにならない事かしら」

と、御島さん。

「・・・と言うと?」

と、僕。

「オバサンの内面的定義って・・・「空気を読まない自分勝手なオンナ」って事だと思うの」

「話をする時も、相手の立場に立って言葉を出す・・・と言う事をせず、単なる自分の価値観の押し付けを周囲にするだけ」

「・・・まず、自分が自分が・・・みたいな女性は、誰でも嫌でしょ?」

と、御島さん。

「スーパーによく居るよ。カゴに二つも三つも一杯に買って・・・後ろの人間が迷惑するのなんてまったく考えずに」

「挙句レジのお姉さんと話し込んで・・・周囲を不快にするオバサン・・・あれ、自分の事しか考えていないんだろうな」

と、僕。

「余程苛立っているんですね?でも、ゆるちょさんは、その日一番の美人の女性のレジにしか並ばないと言うお約束は頑固に変えないから」

と、ユキちゃん。

「そ。だから、どんな事があろうと我慢して待っているのさ」

「ま、それは、生き方の問題かもしれないね」

と、僕。

「ふ。ゆるちょくんらしいわ。で、話を戻すけど・・・大人の女性にしろ、男性にしろ、素敵な大人は、まず、相手の立場に立って」

「言葉を出すようにするわよね。わたしだったら、「ゆるちょくん、今、話して大丈夫かしら?」ってまず、声をかけるし」

「相手が不快に思わないように言葉を選びながら、相手の立場に立って、言葉を出していく・・・」

「それは、もちろん、それが出来る事が、社会に出て、基本中の基本だとわたしが思っているからだけど・・・」

と、御島さん。

「それが出来ない人も多いですよね。社会の基本中の基本のお約束なのに・・・ただ単に自分の言いたい事だけを押し付けてくる」

「価値観ハラスメントのオヤジ達とか、専業主婦になって、社会のお約束を忘れてしまった、オバサン達とか・・・」

「もう、社会における大前提が壊れている・・・そう感じますね・・・」

と、辛辣姫。

「相手の立場に立って、その言葉を相手がどう受け取るか考える・・・と言うような基本的な努力を一切していない・・・」

「そういう人間が増えているような気がしますね」

と、ユキちゃんは続ける。

「わたしね。それはもちろん、自分に素直になって言葉を出す事だって大事だと思うの」

「でも、それは今日の皆のような、お互い相手を認め合って・・・素直になる方が皆のプラスになるようなコミュニティにおいて」

「それは有りというか、むしろ、素直に言葉を出した方が自然とか、求められているというか、そういう場では必要だと思うのよ」

と、御島さん。

「だけど、そういう場、以外では、最低限の礼儀として、自分の言葉で、相手を傷付けたりはしないか」

「あるいは、不快にさせないか・・・とか考えるのは、基本だと思うの」

と、御島さん。

「・・・だけど、例えば、この言葉を聞いた、オバサン達は、不快に思うかもしれないよ」

と、僕。

「ワタシ、カン違いして欲しくないんだけど、言うべき事は言うから。わたし、オバサンになりたくないし、そういうオバサン」

「大嫌いだから。だって、それはもう女性ではないもの。やっぱり、女性は素敵な男性に愛されるように」

「自分を磨き続けなければいけないと思っているし、これからもそうありたいの」

「それが、ただ毎日楽して生きたいだけ・・・周囲の事はお構いなし・・・って人間になったら、そういう人は、いくら外見が美しかったとしても」

「女性として終わりでしょ?」

と、御島さん。

「そういう所、御島さんは、女性としてスパルタンだよね・・・」

と、僕。

「でも、そういう考えは、社会で生きる女性としては、ごく基本だと思うわよ。それにこの姿勢は美田園社長に教わった事でもあるし」

「社会で生きている素敵な女性は皆、そうしているわよ」

と、御島さん。

「なるほどね。それが・・・社会で素敵に生きる女性の基のハードルって事になるんだね」

「勉強になるよ」

と、僕。

「だって、例えば、素敵な男性に仕事で出会ったとして、夜、お酒に誘われたとしても」

「まず、相手がどう考えるかを考えながら、相手の立場に立って、言葉って出していくのが普通でしょ?」

「「わたし、お酒強いですから」って言う一言だって、相手にすれば、「今日は、どれだけでもつきあいますよ」って言う意味か」

「それとも、「お酒でわたしをいいようにしようとしても無駄ですよ。わたし、そんなに弱い女性ではありません」って」

「ある意味、否定の意味かもしれないでしょう?女性は誘ってくれた男性に対して、それくらいのリップ・サービスは」

「必要じゃなくて?そういうメッセージを今度はオトコ達が、どう利用するか・・・そのあたりの駆け引きを楽しむのが」

「大人のサシ飲みって、事じゃないかしら?」

と、御島さん。

「ただ自分の言いたい事だけを言っていたんでは・・・大人のサシ飲みに発展する事は無いだろうね」

と、僕。

「そういう事なの。自分の言いたい事を言うだけでは、相手を不快にするだけだわ・・・それは成長出来ていないガキか」

「空気を読まないオバサンか・・・そのどっちかの対応だもの・・・男女の関係性としては、二度と発展しないわ」

と、御島さん。

「結局、自分の事しか考えられないし、周囲を不快にするオンナって、「和を以て貴しとなす」が出来ないから」

「それを最高正義とする、この日本では、誰も相手にしなくなるの。どんなに美人だろうが、どんなにオバサンだろうが」

「変わりなく・・・そういう結果になるのよ」

と、御島さん。

「怖いですね。自分勝手な女性は、誰も相手にしなくなる。だから、そういう女性は普段寂しくて、レジの女性に話しかける」

「ようになっちゃうのかしら」

と、辛辣姫。

「そっか。そういう事かもしれませんね。でも、わたしも皆に嫌われるオバサンにはなりたくないな・・・」

「でも、皆に愛されるお祖母ちゃんとか、普通に街にいますよね」

と、ミユウちゃん。

「ああいう女性は、笑顔が可愛いし、「和を以て貴しとなす」を自然に出来ている人達なのよね」

「自分勝手じゃないし、むしろ、皆に気を使えて、いい仕事もしてくれる・・・そんなイメージ」

と、御島さん。

「自然にその場の空気を作れる人達ですよね。そういうお祖母ちゃんって、例外なく、子供に愛されている」

「子供って弱者だからこそ、よく人を見ているんですよね。そして、そういう子供達は皆に嫌われている女性を」

「嫌う・・・そこはシビアですよね」

と、辛辣姫。

「結局、女性の中身って、素敵な大人の男性も見抜くし、子供も見抜くの」

「女性からすれば、素敵な大人の男性と、子供に愛されたいのに・・・その双方に中身が見抜かれちゃったら」

「誰も近くに来てくれないわ・・・そういう意味でも、自分勝手なだけのダメなオバサンには、なりたくないわね」

と、御島さんは結論のように言い抜いた。

「あと、女性として、成長する為に気をつけている事ってありますか?」

と、ミユウちゃんが、御島さんに質問する。

「そうね。やっぱり、男性の中身を正確に見抜けるようにするって言う事と、正当な大人の男性のあり方を模索し続ける」

「って事かしらね」

と、御島さん。

「だとすると・・・正当な大人の男性のあり方って、どんな風になります?」

と、辛辣姫。

「まず、人間性が大きい事。精神的に強い事。この二つが基本になるわよね」

「この二つがあれば・・・自分の事をやさしく受け入れてくれるし・・・やっぱり、尊敬出来る人間って事になるし」

「どんだけ甘えても、動じない・・・そんなオトコって、事になるものね。やっぱり、尊敬しちゃうわ、そういうオトコは」

と、御島さん。

「そうですよね。まず、そういう構図が無いと男性はダメですよね・・・」

「よく男性で、「自分を立ててくれる女性じゃなきゃダメだ」みたいな事を言ってる男性っていますけど、あれ、本末転倒なんですよ」

「だって、尊敬出来る男性だからこそ、当然、女性は立てるわけで・・・それに値しない男性なんて」

「本当の大人の女性は、鼻にもかけませんよ」

と、辛辣姫。

「そうね。最近は、立てる価値の無い男性が増えたわ・・・」

と、御島さんは遠い目をしている。

「・・・で、話を戻すけど・・・最も大事なのは、仕事にしても、女性にしても、人生にしても、経験豊富な男性って事よね」

「経験豊富だからこそ、人生のたくさんのハードルを超えてきていて・・・それが人間性の大きさや、精神的タフさに」

「つながっている事になるのよね。だから、いつも明るいし、女性にやさしいし、発想が豊かだし、繊細に女性の」

「気持ちを理解してくれる・・・まず、女性の気持ちに寄り添って考えてくれるから、一緒にいて楽だし」

「楽しくなれるわよね・・・」

と、御島さん。

「そうですよね。逆に経験が無くて、人間性が小さかったり、精神的にも弱いと、キレ易くなくって・・・」

「ダメな若い子って感じになっちゃいますからね。若いって、そういう弱点があるから、ダメなんですよね」

と、辛辣姫。

「ま、最近は、そういう経験を積む事を嫌がって、人生近道ばかりしようとする男性が増えてるらしいけど」

「人生に近道なんて無いから・・・ただ、中身の無い、人間性が小さく、精神的にも弱いままの、ひしゃげた人間が出来るだけだわ・・・」

「人生は王道を歩き、すべてのハードルを超えてきた人間にだけに天使が微笑むの・・・それはいつでも変わらない真実だわ」

と、御島さん。

「じゃあ、素敵な大人の女性に成長していく為には、そういう男性をこそ、魅了出来る大人の女性にならないといけないって」

「そういう事ですね?」

と、ミユウちゃん。

「そういう事になるわね。もちろん若さも魅力の一つになるけど・・・女性もやっぱり大事なのは、経験じゃないかしら?」

「経験の無い女性って、圧倒的に話がつまらないのよ。テレビで誰かが話していたような話の焼き直しって言うか」

「経験からのその人オリジナルな言葉が無いから・・・話していてもつまらないって言うか、自分が成長出来ない・・・」

「だから、そういう女性とは、自然、話さなくなるわよね・・・だって、人生って成長するからこそ、楽しめるんだもの」

と、御島さん。

「そっか。女性の御島さんがそもそもつまらないって思うような女性では、大人の男性を魅了する事は出来ない・・・」

「そういう話になりますか?」

と、辛辣姫。

「そうね。だいたいそういう女性って、自分のしたい話しかしないし・・・自分の経験から、言葉を出せないから、それが圧倒的につまらない話だって」

「自分では気づけ無いの。結果、その女性と話したいって人間はいなくなる・・・そういう話になるのよ」

と、御島さん。

「これは男性にも言える事だわ。テレビとか何かの受け売りばかりで・・・その男性の経験から出てくるオリジナルな言葉が無い」

「人間っているのよ。そういう男性って、自分がつまらない人間だって事を理解出来ていないのね」

「多分、自分の周囲の部下達にはウケる話なんでしょうけど、部下って、上司の話がつまらないなんて指摘出来ないでしょ」

「その調子で、つまらない話をこっちにされても・・・当然つまらないから、盛り上がる事もないし」

「そういうのがわからないお馬鹿さんって、特に男性に多いのよね。女性はおしゃべりだから、話しているうちに、それに気づく場もあるんだけど」

「男性はなんだか、寡黙な方が価値があるみたいにカン違いしている人が多いみたいだから、いざ、おしゃべりして」

「自分が圧倒的につまらない人間だと言う事に気づけ無い人間も多いのよ。それって女性にすれば、本当に迷惑よね」

「それこそ、「空気読みなさいよ」って感じだわ」

と、御島さん。

「なんか、今の話・・・相当迷惑だった経験があるみたいだね。話が超具体的だもん」

と、僕。

「ま、社長業なんてやってると、いろいろな男性に出会うのよ。自分の駄目さ加減すら、わからないダメな肩書だけのオトコとか、ね」

と、御島さん。

「えーと、正当な大人の男性の定義は・・・経験豊富な、人間性の大きい、精神的に強いオトコ・・・だとわかったとして」

「それを見抜けるようになるって言うのは、女性はどうしたら、いいんでしょう?」

と、ミユウちゃん。

「そうね。まずは、そういうオトコに気に入られて、たくさんおしゃべりが出来るようになるって事じゃない?」

「たくさん、おしゃべりをするからこそ、相手の中身も見えてくることだし・・・自分に自信の無いオトコは、自分が見抜かれるのが怖いから」

「おしゃべりすら、出来ないんじゃない?」

と、御島さん。

「だいたい、何事に関しても、怖がっているオトコなんて、ダメよ。子供の頃から、全然成長出来ていない証だもの・・・それ」

と、御島さん。

「後、似たような話で言うと、女性向けのおしゃべりのネタが全然無い男性は、相手にしちゃいけないわ」

「それってそういう事に気が回せないガサツなオトコって事だし、恋愛経験の乏しいオトコは、そもそも女性は相手にしちゃダメよ」

「他の女性全員が「こいつは、無い」って評価を下しているって事だもの・・・そういうオトコは、女性は相手にしちゃあ、いけないの」

と、御島さん。

「まあ、だいたいオトコの評価って簡単で、信頼出来る大人の女性が評価している男性だけを、女性は相手にすればいいのよ」

「わたし達の知り合いで言えば、美田園社長とか・・・ああいう大人の女性が評価している男性こそ、わたし達は相手にしていけばいいのよ」

と、御島さんは結論のように言い抜いた。

「そうですよね。そうやって、男性を見る目をシビアに磨いていけばいいんだ・・・なんだか今日は女性として、素敵な女性になっていく上で」

「すごい大事な事を一杯聞かせてもらったような気がします。それ、とりあえず、全部、自分で受け止めないとダメですけどね・・・」

と、ミユウちゃん。

「まあ、いいじゃない。素敵な男性を見つけていくと言う事に関しては、皆、同列にがんばっているんだから」

「お互いがんばりましょ!」

と、御島さんは言うと、冷たいシャンパンを笑顔で飲み干した。


(おしまい)