「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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10月1日 美味しく食べよう!(「ごちそうさん」ええやん!)

2013年10月01日 | お昼間カフェ
おはようございます。

今日から10月ということで、秋・・・っちゅーことですかねー。

まあ、暑さ寒さも彼岸まで、と言われますが、ほんとにそうですねー。

涼しさも感じられて・・・秋が深まっていく・・・そんな毎日です。はい。


えー、「あまちゃん」が終わってしまって、「あまロス」現象が起きているのだとか・・・一般紙各紙で報道されていたので、

ちょっと笑ってしまいましたけど、あれはあくまでも作り物ですからねー。


現実と混同しちゃうのは、どうかなって思いますけどねー。


ま、僕は作り手側でもあるので、そういう冷ややかな立場なんですかねー。

つーか、何にしろ、依存体質はあまりよろしくない・・・という思いが強くありますね。


結局、リアルライフを楽しく出来ていないと、依存体質になっちゃうのかなーと思っていたりするわけです。

リアルライフを楽しめていれば、テレビの向こうの事など、あまり関係なくなります。

プロ野球でどこが優勝しようが、ドラマがどうなろうが、大切なのは、どこまでも、自分のリアルライフです。


人間は、しあわせになるために生きている。


それをどこまでも実現するために僕らは生きている・・・僕はそう強く思っているので、ある意味、自分と愛している人たちのリアルライフにしか興味がありません。

僕は大河ドラマも「あまちゃん」も楽しんできたけれど、それはリアルライフをしあわせにする為のモノであって、リアルライフを不幸にするものでは、いけない、

そう思っていますねー。


だから、終わったら終ったで、

「おもしろかったね。次はどんな趣向で楽しませてくれるのかな?」

という立場に立って、毎日を笑顔で歩いていきたい・・・そんな気持ちですねー。


にしても、今回の朝ドラは朝から美味いもんがいろいろ見られるらしいし、関空の担当を長くやった身としては、関西の美味いもん・・・これは格別でっせー。

毎日、見ないとあきまへんなー(笑)。

って、そんな感じですねー。


僕は食について言えば、その土地土地の美味しいもんを食べれれば、しあわせ・・・という立場にいます。


何が一番とか、あの地方のうどんより、

この地方のうどんの方がうまいとか、そういうことには、興味がありません。

いや、比較すべきモノでは決してない。そもそも地方地方で味の文化が違うのだから。

その土地で愛される郷土の味を、おばちゃんが、「これ、うまいから」って言って出してくれれば、それを食べるのみ・・・笑顔でおばちゃんに、

「うんめー、これ」

って、言えれば、それでいいと僕は思っています。


なにより、大事なのは、自分が本気の笑顔になれること・・・これだと僕は思っているんです。


僕もサラリーマン時代、いろいろな場所に派遣され、土地土地の美味いものをごちそうになりました。

大阪の粉物文化、なごや飯、秋田のしょっつる文化、新潟の美味しい飯、土佐のいごっそうには、参りましたね~。

博多の中洲、沖縄の美味しいモノ達・・・サラリーマンを辞めてからの方が美味しいモノには出会っているかもしれませんねー。


その土地土地で、美味しいモノが必ずあるじゃないですか。


それを楽しめれば、いいのかなって、僕は思っていますね。

にしても、関西って、美味しいものにすごくこだわっている感じがしています。

もちろん、関西以外でも、美味しいものを作るために工夫に工夫を重ねているんだと思いますが、

大阪で食事をしていると、ちょっとしたモノでも、すごく美味く感じる瞬間があります。


なんということのない飲み屋に入って、軽い気持ちでお酒を飲みだして、突き出して出された茄子の煮浸しが、やたら美味かったり・・・。


そういう経験があるんですよねー。

もちろん、比較は出来ないんですけど、でも、なんか関西にいるだけで、美味しいモノに出会う確率が高くなっているような気がします。


あれは何なんだろう?


「そないなこと、言うたかて、秘密を簡単に教えるわけには、いきませんわな」


と、言われそうですけど、関西の料理人の方達には、そう言いながら、笑顔の向こうにやさしさがある。

関西の方のやさしさって、口が悪ければ悪いほど、笑顔が深くなるような気がして、それだけやさしさが強いようなそんな気がしますね。


「あんさん、東京の方でっしゃろ?」


そう言われると僕は決まって、

「えーと、鎌倉から来たんです」

と、かわしていました。

「ほう。鎌倉ですか。古い都や、あそこも・・・」

そう言ってくれて、少し違う見方をしてくれた・・・そんなことを思い出します。

実際、僕の会社は、鎌倉市上町屋・・・にあったので、別に嘘じゃないわけです。はい。


「どうです。関東の方には、少し薄味に感じるんちゃうかな?」


と、気遣ってくれるんですよね。関西の方は。


「いえ。出汁の味を濃厚に感じられて・・・美味しいです。やっぱり」


なんて言うと、やっぱり笑顔になってくれる。


「あんさん、味というものが、よくわかるおひとやな・・・」


なんて言われて・・・関西というところは、味のわかる人間こそ、一人前の人間として扱われることをそこで知ったような気がしますねー。


そうか。だからこその、今の朝ドラ「ごちそうさん」につながるのか・・・って、いまさらわかったのかい・・・って感じですねー。

「秋茄子は嫁に食わすな、言わはるけど、あれは茄子は身体を冷やすさかい、きいつけや、ってことなんや。大事に思うから、そうなるんやで」

と教えてくれたのは、茄子の煮浸しが美味しい泉佐野の居酒屋のおばちゃんだったけれど・・・泉佐野は茄子が美味しくて・・・。


万願寺唐辛子も、美味しかったなー。京野菜ですけどね。彼らは地元の野菜を、ほんとに宝石のように大事にしますからねー。だから美味しさも格別でした。


なんか、ちょっと関東とは違うんですよ。味にプライドがあるというか、工夫に工夫を重ねて出した味に、プライドがある。

だから、それをわかる人間こそが・・・話すに足る人間だと、関西の人々は思っているような気がします。


誠意に誠意を尽くした末に、その誠意を理解出来る人間こそが、わかりあえる人間だと認めてもらえる・・・そういうことなのかなって、今になって思いますね。


それが関西の味に対する追求の真剣さ、実直さ、厳しさにつながっているのかなって、思いますね。

「味は伝統を伝えるだけではダメなんや。常に革新、革新を求めていってこそ、伝統を伝える力になる」

と、京都の老舗の料亭の主が言っていましたが、やはり、新たな発想こそが、力になるんだと僕も思います。


ただ、伝えるだけでは、それこそ、味覚のぼんくらになってしまう。

新しい味を創始出来る能力があるからこそ、伝えるべきを伝えることが出来る。

誰でもが考えつきそうなことをやっているだけでは、ダメなんです。


そこに新たな知恵がなければ。新たに知恵を創始出来るからこそ、その能力があるからこそ、はじめて伝統を継承出来る・・・そういうことだと思いますね。


「ええか。誰でも考えつきそうな事をやっていてはダメなんや。誰も考えつかん、そういう料理を創りだして、初めて価値が出るんや。人間としても、な」


老舗の主がそう言って、若者を叱咤激励していましたが、味の世界も、一般の世界も同じだと僕は思いましたね。

大切なのは、愛情と知恵なのかな・・・僕は今、そう思っています。


「あんさん・・・まだまだ、やな」


と、関西の、味のあるいい顔をした料理人の方に言われそうですけどね。

人間、顔に出ますよね。本当の味が・・・。

いい笑顔をした、関西の料理人の方の、本当の笑顔・・・また、その料理を味わいに行きたいですねー。


最近行ってないからなー。


「ごちそうさん」


を毎朝見ると、より美味しいモノを食べたくなるかもしれませんね。

でも、それもまたいいじゃありませんか。

「よし、今晩、あれ作ろう」

そう思えるのなら、それもまた、よしです。


昨日はマジにオムレツ食べたくなりましたからねー。


人間はしあわせになる為に生きている。


であるなら、食はしあわせに直結しているんだから、美味しいものを作らなきゃ。

そして、それを愛するひとと食しなきゃ。

ま、まだ、そういうひとがいない僕は、せめて美味しいものを作って、味わうことに致しましょう。


「あんさん、まだまだ、やな。せやけど、人生、時には、いいことも、あるんやで」


遠い昔に、味のあるいい顔をした、大阪の料理屋の大将に言われた言葉です。


それを思い出して、今日も「ごちそうさん」を見て、嬉しそうに笑顔になって、生きていきましょう。


人間はしあわせになる為に生きている。


だからこそ、すべてを利用して、しあわせになっていきましょう。

今日は秋茄子の煮浸し作ろうかなー(笑)。

酒に合うんだよねー。

うん。しあわせの味だな、それは。

いい時間を過ごしましょう。


ではでは。