行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

やはり人材育成

2009年08月16日 | コーチング
先だって、ファミリーサポートセンター事業の事例視察に、2つの団体に行きました。

ファミリーサポートセンター事業は、子どもを預けたい会員と預かってもいいという会員の橋渡しをする事業で、保護者が残業などで保育園に迎えに行けないときや、母親が通院している間などに一時的に預けられる子育て支援の制度です。


その視察先のある市では、保育士や市の職員がコーディネーターをしているわけではなく、それまでひとりの主婦だった方が、自分が子育て中に手助けしてもらったのでそのお返しに・・・という形でコーディネータを務められています。

お返しに・・・といいましたが、その方が立ち上げから運営までほとんど一人で切り盛りされているよう(もちろん、バックアップ組織やサポートしてくれるネットワークはあります)。


その様子を見て、制度を残すより人を残すほうがいいのかもしれないと、当然のことなんでしょうが再認識しました。

公務員は異動がありますので、どんなにがんばっても3年から5年でいなくなります。

いなくなったとたん、それまでのものが崩れてしまうというのはよくある話です。

残念ながら。


それなら、いなくなった後もきちんと動かしてくれる「人財」が育つお手伝いをすることが、とても大切であることを実感しました。


自分がミッションとしている人材育成は人事担当部署の仕事と思ってましたが、どんな部署でも人材育成はできるんですねえ。

コメント
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