月に1回くらい、日経新聞の最後のページに伊勢丹の広告が載ります。
ちょうど新聞小説の載るところ。
写真付きで、あたかも新聞小説のように。
これに結構やられてしまう。
買いたい衝動に駆られてしまうのですよ。
小説のストーリーの中で、さりげなく、よりちょっと強めに商品を織り込んでます。
その小説を読む自分が登場人物に身を置き換えてるので、その商品にも愛着を覚えてしまう。
ただの商品ではなく、ストーリーの中の登場人物のような雰囲気も有り、他の広告と全く違ったイメージを抱きます。
ひとつの商品に絞って、その良さをじっくり感じられるような。
先々月は確か香水だったんですよ。
私は香水には最も縁遠いと思ってた人で、嗅覚が敏感なため香水はダメ。
「いつも香水をつけているAさんが何分前にこの廊下を通過した」まで感じる人です。
それが、伊勢丹の広告で香水に惹かれ、伊勢丹メンズのホームページを見に行ってWebマガジンの「フレグランス道場」を見て香水をかってしまったのです。
香水のにおいをぷんぷんさせる人は嫌なのですが、人に匂わせるのではなく「自分がその香りによって気分が華やいだり、元気になったりして自信をもつ。」「自分で好きな香りをかぐことで、リラックスする。」という考え方ならOKだな、と納得してしまいました。
と、いうことで
恥ずかしながら、証拠の品
新聞広告ひとつでここまで人を動かすなんて・・・という体験をいたしました。
伊勢丹のバイヤーさんは「 only I 」の商品を探すという話を聞きましたが、その姿勢が出ている広告です。