行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

目標を明確にする宝の地図

2008年09月20日 | コーチング
先日めざましテレビを見ていたら、ダンロップテニス全国ジュニア選手権'08大会で優勝した大西賢選手の特集がありました。

錦織圭プロに続く次代のホープという取り扱いで、12歳の大西選手を取材してあったのですが、そのなかで気になったシーンがあります。

大西選手は、プロテニスプレーヤーとして世界で活躍する自分の夢を、A3くらいの紙に書いて貼っていたのです。

その紙には、「世界大会で優勝する」「年間3億稼ぐ」「別荘を持つ」といった具体的な夢を書き、併せて、その目標をイメージする雑誌などから切り抜いた写真を貼ってあります。

どこかで見たことがあると思ったら、あれは「宝地図」ではないでしょうか。

自分の夢を、A3程度の紙やコルクボードに書き、それをイメージする写真を一緒に貼り合わせて、夢を達成した時の状況を想像させる地図。

「目標を持って人生を生きる」といいますが、目標は具体的なイメージとして常に目にすることで、継続的な行動につながります。

「宝地図」は、自分の夢を写真や文字で具体化し、毎日目にすることで、夢を実現する行動を引き出していきます。

大西選手は、12歳の遊びたいざかりにもかかわらず、身長を伸ばすため食事に牛乳と小魚をつけてもらい、練習も親に言われてするのではなく、自主的かつ目的をもって取り組んでいるとのこと。

あの年齢で、これだけ目標に向かった毎日をすごせるのも、自分の夢を描いた宝地図のおかげではないでしょうか。


北京オリンピックで活躍した水泳のマイケル・フェルプスも、自分の夢を紙に書き、部屋に貼っていたといいます。

頭の中で考えるだけではなく、文字にして、写真をつけて、自分が夢を達成できた時のイメージを常に描くことが出来る状態にしておくことは、夢を実現する大きなエネルギーになります。

コーチングでも、目標達成した時のイメージを、色や匂い、音や温度まで想像できるくらい明確に描かせます。

そうすることで、夢を実現しようとするエネルギーを高めるのです。

朝のテレビの一コーナーで、目標をイメージする効果を再認識しました。

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