「いや~、女の人でトランペットって珍しいですよね!」
必ず一般の人10人と喋ったら1人は言う。
トランペットを吹いている女性は、実は今や全然珍しくなくて、むしろ男性よりも多いと思う。
特に中学・高校のブラスバンドにおいてはもう女の子ばっかりなんじゃない?と思うくらい。
管楽器奏者の多くがブラスバンドで楽器を始めて…
で、音大に行こう!となるので、結果的に音大生もトランペットは女子が多い。
一昔前だったら考えられない!
音大のトランペット科と言えば、男性ばかり。
ましてや仕事現場では、完全な男社会!!
というわけで、女性は珍しいからといろいろ得もしたし、もちろん「女かよ?!」って感じで損もしてきた。
ちなみに今はやりのアラフォーの私は、きっと仕事でやっているトランペット奏者の一番上の世代だと思う。
(ただし、「世代」というだけで、おひとりずつみていくと、まだまだ女性トランペッターの先輩はたくさんいらっしゃる!!)
私は最初は一般大学のピアノ科にいて、芸大(別科)に行ったのは6年後なので同期とは恐れ多くて言えないけれど、年齢だけで言うと、池田英三子さんや池上ちさとさんが同い年。お二人とも超かっちょいいプレーヤー!
若い人にもザクザク上手な女性が出てきている。
そしてザクザク音大生も卒業する!!!
ここからが問題で、ザクザク卒業した音大生がみんなプロになるかっていうと、そんなにトランペット吹きは必要じゃない。
なので、そこで自然淘汰が起きる。
そのあと、フリーなどで仕事を始めたとして…
ずっと続けていくのは、結構根性がいる。(それは男性もきっと一緒に違いない!)
「仕事」がどのくらいあるか、というのはもちろん生活するのに大問題!!!フリーなら頼まれるように頑張らなくちゃいけないし、依頼されたらそれをちゃんとご満足いただけるように精いっぱいやって次に是非つながるようにやらなくちゃいけない!!
そのほかに「年齢とどう付き合っていくか?」がある。
長くやっていこうと思ったら、特に女性は必ずぶつかると思う。
もちろん、他人からみた「若さ」や「見た目」という問題もあると思うけれど、
それはまぁ極力努力したとして、それ以外に「肉体」的な問題が大きいと思う。
中高生くらいまでは、女子の方が唇も柔らかく、力みも少ないし真面目で頑張るので上手になりやすい。
20歳を過ぎて、30歳くらいまではその時の「貯金」でやっていける。
問題はそこから先。
男性よりもそもそも筋力が少ない。体も小さい。
それが、唇の柔らかさとかも微妙に減って来て、有利な部分が減ってくる。
それでもいい演奏ができるように、あらゆるコンディションを整えていくのがとても大切でまた難しい。
でも続けていくためには絶対に必要!
若いころのように鍛えるもよし、いかに効率よく吹くかを研究するもよし…
とにかく自分が満足行くように吹けるための状態にしておく。
どうやったらいいのか?!
鍛えたらいいのか、どこをどう鍛えればいいのか、力を抜くといってもどう抜けばいいのか…足りないのか多すぎるのか?!
勢いでやってきただけだと、どこかで分からなくなる。昨日まで当たり前にできてたことができなくなる。
それを乗り越えられるか、あるいはきちんとしたトレーニングや奏法を若いうちに見出して、そんな苦労をしなくて済むようにすでに準備できているようにしてあったか…
そういうところで、また自然淘汰が起きる。
というわけで、結果的に仕事をし続けている女性トランペッターはあまり多くない。
私も、いっぱい恥ずかしい本番や泣きたい事や忘れてしまいたいことがいっぱいある。
今だって、そういう気持ちになることがたくさんある。こんなの、本当の自分じゃないよぉー…と思うことが。でもこれが現実。これが衰えてきたってこと、そしていっぱい怖いものを経験してきた、知ってしまったってこと。プロでやっていくためには、つらい時も続けていくしかない。これが仕事なんだからやり抜くしかない。
でも、好きだからやってきた。だからこそ、乗り越えたい。
乗り越えられると自分自身が信じなくて誰が信じる?!
というわけで、重苦しい感じになったけど、実際はしょせんトランペット吹きなので、パッパカパーンと明るく頑張るのだった!
若手のみなさんも、今こそしっかりと奏法なり肉体改造なりをやっておこう!!
私もようやく少しづつ分かってきた!
あとはいつでも自信を持ってできるまで、どんな状況にあっても確実にできるまで練習するのみ!
これからも応援よろしくぅ!進化の過程を見守ってくださーい
必ず一般の人10人と喋ったら1人は言う。
トランペットを吹いている女性は、実は今や全然珍しくなくて、むしろ男性よりも多いと思う。
特に中学・高校のブラスバンドにおいてはもう女の子ばっかりなんじゃない?と思うくらい。
管楽器奏者の多くがブラスバンドで楽器を始めて…
で、音大に行こう!となるので、結果的に音大生もトランペットは女子が多い。
一昔前だったら考えられない!
音大のトランペット科と言えば、男性ばかり。
ましてや仕事現場では、完全な男社会!!
というわけで、女性は珍しいからといろいろ得もしたし、もちろん「女かよ?!」って感じで損もしてきた。
ちなみに今はやりのアラフォーの私は、きっと仕事でやっているトランペット奏者の一番上の世代だと思う。
(ただし、「世代」というだけで、おひとりずつみていくと、まだまだ女性トランペッターの先輩はたくさんいらっしゃる!!)
私は最初は一般大学のピアノ科にいて、芸大(別科)に行ったのは6年後なので同期とは恐れ多くて言えないけれど、年齢だけで言うと、池田英三子さんや池上ちさとさんが同い年。お二人とも超かっちょいいプレーヤー!
若い人にもザクザク上手な女性が出てきている。
そしてザクザク音大生も卒業する!!!
ここからが問題で、ザクザク卒業した音大生がみんなプロになるかっていうと、そんなにトランペット吹きは必要じゃない。
なので、そこで自然淘汰が起きる。
そのあと、フリーなどで仕事を始めたとして…
ずっと続けていくのは、結構根性がいる。(それは男性もきっと一緒に違いない!)
「仕事」がどのくらいあるか、というのはもちろん生活するのに大問題!!!フリーなら頼まれるように頑張らなくちゃいけないし、依頼されたらそれをちゃんとご満足いただけるように精いっぱいやって次に是非つながるようにやらなくちゃいけない!!
そのほかに「年齢とどう付き合っていくか?」がある。
長くやっていこうと思ったら、特に女性は必ずぶつかると思う。
もちろん、他人からみた「若さ」や「見た目」という問題もあると思うけれど、
それはまぁ極力努力したとして、それ以外に「肉体」的な問題が大きいと思う。
中高生くらいまでは、女子の方が唇も柔らかく、力みも少ないし真面目で頑張るので上手になりやすい。
20歳を過ぎて、30歳くらいまではその時の「貯金」でやっていける。
問題はそこから先。
男性よりもそもそも筋力が少ない。体も小さい。
それが、唇の柔らかさとかも微妙に減って来て、有利な部分が減ってくる。
それでもいい演奏ができるように、あらゆるコンディションを整えていくのがとても大切でまた難しい。
でも続けていくためには絶対に必要!
若いころのように鍛えるもよし、いかに効率よく吹くかを研究するもよし…
とにかく自分が満足行くように吹けるための状態にしておく。
どうやったらいいのか?!
鍛えたらいいのか、どこをどう鍛えればいいのか、力を抜くといってもどう抜けばいいのか…足りないのか多すぎるのか?!
勢いでやってきただけだと、どこかで分からなくなる。昨日まで当たり前にできてたことができなくなる。
それを乗り越えられるか、あるいはきちんとしたトレーニングや奏法を若いうちに見出して、そんな苦労をしなくて済むようにすでに準備できているようにしてあったか…
そういうところで、また自然淘汰が起きる。
というわけで、結果的に仕事をし続けている女性トランペッターはあまり多くない。
私も、いっぱい恥ずかしい本番や泣きたい事や忘れてしまいたいことがいっぱいある。
今だって、そういう気持ちになることがたくさんある。こんなの、本当の自分じゃないよぉー…と思うことが。でもこれが現実。これが衰えてきたってこと、そしていっぱい怖いものを経験してきた、知ってしまったってこと。プロでやっていくためには、つらい時も続けていくしかない。これが仕事なんだからやり抜くしかない。
でも、好きだからやってきた。だからこそ、乗り越えたい。
乗り越えられると自分自身が信じなくて誰が信じる?!
というわけで、重苦しい感じになったけど、実際はしょせんトランペット吹きなので、パッパカパーンと明るく頑張るのだった!
若手のみなさんも、今こそしっかりと奏法なり肉体改造なりをやっておこう!!
私もようやく少しづつ分かってきた!
あとはいつでも自信を持ってできるまで、どんな状況にあっても確実にできるまで練習するのみ!
これからも応援よろしくぅ!進化の過程を見守ってくださーい