ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

楽器が汚いぞぉー!

2010年05月30日 20時43分16秒 | 音楽&トランペット&レッスン
最近は、どこもかしこも「除菌」「消臭」「抗菌」…


とにかく、本当に異常なくらい「清潔」にこだわる感じが日本中に蔓延している気がする。

きれいなのは大好きだけど、「菌」は必要だと考えているので、正直「除菌」には反対。きっと企業の戦略にまんまと乗せられていると思われる。


ところで…

こんなに日本中きれい好きになってるみたいなのに、全くもって汚いものがある。

それは…



楽器!

ちゅうか、生徒のトランペット!!!もうちょいきれいにしなさいよぉー!!


それまた意外なことに、男の子と女の子では、なーんと女の子の方が汚いからね。

私も、自分の楽器汚いなぁ…と思うことはときどきある。
確かに、金属クズ的な黒い汁なんかがちょいと出ると、わぁ!キッタネー!と思うし、グリスとオイルのカスが溜まってたりなんかもして、いや~ん!となることもある。


でも、管の内径が狭くなるほどは汚くしたことないよぉー(*_*)



この前、生徒が明らかに楽器がおかしい、空気漏れてるんじゃない?っという音してたので、ちょっと楽器を借りて吹いてみた。

何ともない。

もう一回、生徒に吹かせてみると…


シューシューシュー…


周りの生徒も、「壊れてるー!」「洩れてるー!」「おかしーい!」


まさか???



MPを持ってこさせると…あっ!(+o+)


穴がチョー狭くなってるじゃんかぁー!!!

スワブを通してみたら…


とんでもない量のゴミが出た!

本当にMPからだけか?と疑いたくなるくらいねっ!


まあ、全く練習しなかったら、ゴミも溜まらないんだから、それだけ頑張ったってことでもあるから、ちょっと偉いな!とも思うけど…。


楽器はこの前、洗ったらしく、自分で凄いヘドロにビックリしてたけど、MPはノーマークだったらしい。
毎日洗いましょう。




先日は高校生。

なんか最近、音が冴えないなぁ…と思っていたけど、金管全員レッスンしてるので、なかなかチェック入れられなかった。


でも、この前ついに、トランペットパートだけのレッスンになったので、楽器を借りて吹いてみると…


ん?


この楽器、管が重苦しくね?


恐る恐るチューニング管を抜いてみたら…



うおーーーーーーーーーー!!!!!!!!!




人生でここまで詰まってるパイプはみたことがないけん!!!ビックリしゃっくりじゃぁー!


恐る恐る、マイスワブをいけにえに…


マウスパイプに通してみた…

とれません…
全然このヘドロは落ちません…(-_-メ)

水通しつつやったけど、まだまだ…

フレキシブルクリーナー持ってこさせた…

やっとちょっととれたよ…


でも、ここだけ取っても意味ないねぇ。全体的に汚れてるってことだ。

せっかく一生懸命練習してても、これじゃマシーンが応えてくれないよぉー。



つば抜きしたときにトランペットから出る水は、結露した水も多くヨダレではないまでも、さりとて蒸留水では決してない。


古くなったグリスをちゃんと取らずにただ重ね塗りしてたり、オイルもただただ挿すだけじゃ、汚れ溜まる一方。

練習後のつば抜きも大事。
せめて年に数回はちゃんと洗おう!


全体をキチンとフレキシブルクリーナーで洗う大掃除と、普段のつば抜きやグリス&オイルの管理の併用でかなりの汚れは防げるはず。

自分のマシーンをちゃんと管理しないと!

F1なんか考えたら、マシーンのメンテナンスは超大事じゃんね。
トランペットだって、やっぱりマシーンちゃんとしてないと、なかなか大変だよ。


また、本体の表面も女の子に限って、ベトベト汗だらけだったりする。

バックのトランペットなんかだと、あっという間にメッキがはげちゃうから、練習後は楽器の表面も拭いておこう!
薬剤を使うのは控えめに。メッキを少しずつ削ってピカピカにしてるので、そのうちメッキがなくなる。
薬剤を使わなくていいように、普段の手入れをしましょう。


オシャレも大事だけど、楽器もちょっとはきれいにしてないと…(^_^;)ネッ!
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