特別はりきって書くようなことではないんだけど、先日生徒に「先生、テレビのビールの宣伝でマーチングの人たちのトランペットがピカピカで…あれいいな~と思って、僕のもピカピカにしておきたいんですけど、なにかいい方法はないですか?先生の楽器って、5年くらいですよね??でもピカピカだ…」って。
あのCM、確信はないけど、ああいうのって新品なんじゃね?と思わず言ってしまったが、キレイにしておきたいってのはいい心がけじゃ!
ちなみに…先生の楽器がピカピカだってのはちょっと嬉しいけど、5年くらいっていつの間に知られてたのだろう(^_^;)?
以前に言った事があるのかな?きっとそうに違いない。。。
う~ん。私の楽器ねぇ…よーくみると結構汚いよ…(^_^;)
ライブとか一晩やると、やたら汚れる…
断続的に演奏して、そのまま休憩の30分とかほったらかしにして、それからまた演奏…ってのを繰り返すから、「つば」と呼んでるオツユが楽器のアチコチに飛び散ったまま、乾いちゃって、そこにまた…って感じで汚れるんだわね~。
というわけで…
いつもキレイにしておきたいなら、きっとそういうオツユの類が乾く前に、拭きとること。
また、手垢や指紋は人によっては塩っけのある人もいるから、こういうのを長らく残しておくと、金属が錆びてきたりってこともあるから、やっぱり早めに拭きとった方がいいと思う。
特に銀メッキの方は、キレイに保ちたいなら、汚れがついたら早めにクロスで拭きとっておく事だね~。
ラッカーなどは手垢などには比較的強いと思うけれど、ラッカーそのものが剥げてしまうような扱い(何か鋭いモノで擦るとかみたいな!)をするとそこから地金が錆びたりするから、ラッカーを痛めない様にしよう!
金メッキは腐食には強いと思うけど、メーカーによって金の純度や厚さが違うと思うので、油断大敵!混ぜ物の金属が傷んでくるとか、下の銀メッキが浮いたりするとショッキングだからねー。
ポリッシュなどは、そりゃーもう汚れちまって、クロスで拭くだけじゃ全く…と言う時には使っていいと思う。でも気をつけないといけないことがある。銀メッキの楽器を拭くと、クロスが真っ黒になって、わ~汚れが取れたーなんて思う人がいるみたいだけど、これ、化学変化で黒くなってるだけで、汚れではなく、銀がその分減っちゃってるから決してやり過ぎちゃダメだよー。
私も初めて楽器買った時、楽器屋さんに、ときどきポリッシュで磨くといい、って言われて、よろこんでしょっちゅう磨いてたんだけど、気がつけばかなり銀が減ってて…ショックだったわい。気をつけましょー。
ポリッシュを使わなくてもいいためには、とにかく汚れは長く残さない。
まだ付き合いの短い生徒の中には、練習始める前に、念入りに楽器をお手入れをする子がときどきいる。
やらない子に比べたら、ずーっといいんだけど、本当のお勧めは練習終わった時にお手入れしてからしまう事。
気分の問題じゃなくて、楽器に油を回して水分を切ってからしまうこと、表面の汚れが取れやすいうちに拭きとっておく。その日の汚れ、その日のうちに的な!そうする事の方が、楽器をキレイに長持ちさせることができるよー。
また、これは毎日する必要はないと思うけど、何だかんだ言って水で洗うのが一番キレイになると思う。
私の場合は…
普段は、練習終わってマウスピース洗うでしょー?そのときにハンカチとかでは拭かないの。昔はハンカチで拭いてたんだけど、今はクロスで拭くようにしてるんだー。メッキがちょっとでも長く持つように、ハンカチよりはクロスの方がメッキに優しいんじゃないかと思って!
で、クロスでマウスピースについてる水を拭きとるでしょ?そうするとクロスが適度に濡れるじゃんかー?
で、楽器の表面をクルクルっと拭くと、ちょいと濡れたクロスで拭くから、ちょっと乾いて取れにくくなってた汚れなんかも、あんまり力を入れなくてもササっと取れるから、なかなか便利!
ちょっと手抜きっぽいけど(*^。^*)
あ、あとね、楽器を拭くときの力の入れ加減なども密かに気をつけて。
磨くのに必死で楽器の形が微妙に変わってる…なんて人も初心者にはいるから…。
慣れてる人が、一見力を入れてるように見えたとしても、どこは力を入れて大丈夫か、どこは弱くて曲がり易いか…などの微妙な感覚を身体が覚えてるから、形が変わっちゃうような力は決して入れないから。
チューバとかが置いてあると、ついついどのくらい重いのかな?っと思うんだろうか?持ち上げようとする人がいるんだけど、私なんか絶対やりたくないねー。壊したらヤバいもん!
金属で出来てる楽器は硬いっていう思い込みがあるけど、チューバなんぞ、素人(そういう意味では私も含めて)が変な所持つと簡単に変形する。
変形、といってもそんなにバカみたいに形が変わるわけではないけど、微妙な変形は簡単に起こる。楽器の調整はその微妙な変形レベルで行われていて、音もまるで変わっちゃったりするから、怖くて手は出せないね~。
ちなみにマウスピースも、マウスピースブラシで洗う時なんか、ゴシゴシやりすぎない様に。
調整に出すと、ホンのちょっと金属の棒を刺して、くっとやっただけでまるで音が変わることがある。マウスピースブラシでめくらめっぽうにやってしまうのは、とってもオッカナイ。優しくね!
ゴシゴシ擦らなきゃとれないほど、汚れを長くつけておかないこと。これに限る。
あ~、金管楽器がどの程度の硬さかって…金属は硬いって思ってる人に分かりやすいのは…
車でもイメージしてもらって。
金属だけど、ちょっとぶつかっただけでベコっと無残な姿になるでしょ?!
ちょっと擦ったら、塗料が剥げるよ。
修理はできるけど、板金塗装とかしてもらっても、完全に元通りにはならない。なんとなく、あ~ここ!やっちゃってるよね、と分かる。あんな感じ。金管楽器も修理には出せるけど、元通りにはならない。どこかをひっぱたり叩いたりすると、金属が薄くなっちゃったり、伸びたり、ゆがんだり…それを完全に元に戻す事はできないんだわね。
吹いてるだけでも、振動で微妙な変形は起こるよ!いい音で吹いてるとそういう振動が伝わるし、変な風に吹いてると、偏ったところだけに変な振動が起きたりして、ピストンが動かなくなったりってことがあるので、ピストンの調子が吹いてる時にだけ悪くなる人は、ちょっと自分の吹いてる響きや音程をもう一回チェックしてみるといいですよー!
う、足がしびれてきました…(-_-メ)
また書きまーす!またねー!おやすみなさーい!
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