ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

シラバス出来上がったぁ~!で…

2010年04月27日 18時59分07秒 | 音楽&トランペット&レッスン
は~ぁやっとできましたぁ~!今朝の10時過ぎにようやくできましたぁ~

で、今日は、もう一人の先生《シミ》がレッスンに行ってくれたんですが、
なんと!
先日、初見でちゃんと吹けてたのに、1週間たった今日は、メールを読む限りシャバダバだったみたい。


最初は、そのメールを読んでちょっとガッカリ。
何だよな…的な。

それに、そこは専門学校なんだけど、最近私はすっかりポリシーを変え、「吹き方を教える」ことは極力しないで、課題に出した曲をできるように練習していく中で、息の使い方や身体の使い方は、自分なりの工夫や試行錯誤の中で見つけ出してほしくて、また、それが見つけ出せるような課題をしっかり順番に出していくつもりだったんです。
音楽として練習していく中でいろいろな奏法やノウハウを知らず知らずのうちに身につけてほしい。

そのためには、絶対にできるまで諦めない!という断固とした強い意志と精神力が必要。それも身につけて欲しかった。

ところが、指と舌が合ってない、出てない音がある…みたいな状態で吹いてたってことは、出された課題を「吹いてみた」っていうレベルで練習してたってことだよな…。

吹いてみればOK!っていうことなら、もう上手くならないから辞めちゃえッ!
専門学校だって授業料安くない!!
リペアマンになるのも、中途半端な根性じゃ、今や就職先も見つからないし、就職できてもすぐにクビになっちまうぅ!

学生のうちは、気を抜かず、できる限りのことを本気で学んでおくべきだと思う!!!


きちんとできた!とそのとき信じられる最大級まで持って行く。


これ、超大事。


…とは言っても、「私はずーっとこうやってたよッ!」という上から目線で言ってるのでは全然ない!!

そうじゃなくて、そういう風に考えることで全く違ってくる、ということについにこの年で気付かされたのだぁ!


あんまり得意じゃないし、まあちょっと吹いてみて上手くいかないけど、そのうちできるさ!まあいっか!な~んて思っているものは、実は10年後も20年後も結局できないことは同じ。

10年以上前の日付の入った教本の、苦手箇所は今も同じだったりする。

ということは、「絶対出来るまでやる!」と決めて、必死にやらない限り、できないものはできないってことなんだと思う。

それに、レッスンを緩く受けてたり、また日々の生活や仕事に流されていると、手っ取り早く「やり方」が分かればできる、かのように思い込もう…と勝手に脳がしてしまう。

上手くいかなくても、自分で考えたり試行錯誤したりせずに、教えてもらえばできるさ!とか、自分にはできないんだ、とか思って、なんかそれで納得したくらいにして。

それにやり方分かっただけでできるんなら、世界中の人が1日でトランペットのプロになれちゃうよ。でもそんなことは絶対に起きない。練習して練習して、自分の音楽を出すためのツールを自分で手に入れ、またそれが自由に操れるように、日々脳や身体を鍛えるしかない。

そう、結局、ダメになるのは自分。

そんなのはつまらん。


それについに気づいてしまったから、どうしても学生に伝えたい。

「絶対出来る状態まで持ってこい!!!どうやったらできるのか?あの手この手すべて使ってみろ!」

その状態でレッスンに来てくれれば、必ずワンランク上の力が身についているはず。

レッスンで、力がつくんじゃない。レッスンとレッスンの間に力がつく。

力がつくための課題を、考えてこちらは課題を出す。
また、どうやってもどうしてもできないときには、それを解決できるような別の課題を与える。

それの繰り返し。そういうのをやっていきたい。

だから、「習えば上手くなる」とか「できないんですけど」とかそういうのは止めてほしい。
そういうのは正直、私も「こりゃー無理」といいたいことがいっぱいあるから、断言するのは心苦しくもあるんだけど、でも自分も弱気になるから…と言ってては生徒のためにならないし、同時に自分も1日にたった1つであってもいいから、完全にできるようになった!と思えるように練習していくと決めた。

たったの1つだとしても1年経てば365個。

適当に毎日吹いてて、どれができたということもないけど…という状態の1年後とは、絶対違ってくるって信じられたから!!!

というわけで、練習の続きを頑張ります!
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2 コメント

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同感です (館長)
2010-04-30 17:29:55
私も同じ気持ちで居ます。
技術と言うのはそう簡単には習得できません。
自分であえぎ、思考錯誤しながら、練習して初めて出来る様に成るのだと思います。
ですから、生徒にも「ここをこう使って、こうやる」後はそれが出来る様に、家で練習して来い!と言うのですが、
中々やらない!?ちょっとやって「出来な~い!」と甘ったれる。
「頭を使って、出来るまで練習して来い、それっぽッちの練習は、練習したとは言えない」といってやります。
ゆこちんとやる事は違うのですが、技術の習得では一緒です。
他人に教えるのは苦労しましね。
教えてもらう!?と言う姿勢だからいつまでたっても出来ないのだと思います。
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館長様 (ゆこちん)
2010-05-01 21:21:43
わーぉ!本当にそうですね!
それは本当に自分も含めて、自分の頭で考えて試して身体に入るまで練習する…それをしないで、「やり方」を「知っている」ってだけじゃ、結局何もできるようにならない…それを骨身にしみて感じているからこそ、本当にそう思うし、生徒にも伝えたいです。

教えてもらったらできるんだったら、世界中の人が凄い技術を持っちゃいますもんね!
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