ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

想像通りなんだよねー、結局(トランペットの話)

2020年01月16日 02時07分00秒 | 音楽&トランペット&レッスン
こんばんはー!!

「想像通り」「思った通り」っての、自己啓発的な話によく出て来ますね。

この世の中は、「思った通りになっている」っての。

「いやいや、思った通りになんてならないよ」って言う人は、「『思った通りになんてならない』と思った通りになっている」と言うね、、、パラドックス!!わーお!!


でもこれね、ホントだと思うんですよ。

で、それはこう「人生」とか「世の中」とか「宇宙の法則」とかって言う大きな話なわけですけど、

今日のはもうちょい身近なところで、

トランペットを吹くってのは、たいてい「思った通り」になっている、って話。

なぬー??そんな簡単に思った通りになんぞならん!!

って思いますよね。

でも、よーく考えてみますとね、、、


物凄く素晴らしいイメージが完全に浮かんでいれば、きっとそうなって行きます。

その素晴らしい演奏をしている、出来ている、そしてそれを聴いてもらって人に喜んでもらってるとしたら、、どんな風に吹いていてどんな音がしてて、どんな気持ちになってるか??


そこがリアルになってれば、自然と心や体もその方向に行ってるはずですから、おのずと演奏もその方向になっているはずです。

じゃあ、思った通りになってない!!ってのはどう言うことか??

きっと、頭の中に「こうならいいなー」って言う演奏は浮かんでるんだと思います。

だけど、それを「自分がやってる」というリアリティが足りてないってことはありませんか?

自分が吹いてるなら、こんな気持ちで、こんな風に自分の耳に聴こえてきて、この空間にこんな風に響いている、、、

それならだんだん思った通りになっていくでしょうけど、

ついつい、

「こうなれば良いのに」「もっとちゃんとやらなきゃ」「ここはもっと息入れないと」「次の音はもっと頑張らないと出なそうだな」などと思っていたとすれば、そうしないとダメな状況と言う、「思った通り」の状況になっちゃう、、、

「やりたいこと」じゃないんだけど、「思った通り」ではある。

「思った通り」って言うことの中には、「良し悪し」とか「善悪」とか「損得」とかが無い。単に「思った通り」になるだけ。

ここが素晴らしい部分でもあり、トリッキーな部分でもある。


たいてい、ちょっと「あ!!」とか思うと、「もっとこうしなきゃ!」とか「ヤバイ、こうなったらどうしよう」とか、「何とか上手くいかせよう」と思って考えることがあるじゃないですか!!

良かれと思ってのことだとしても、その時点で思ってるヤツは、素晴らしい音楽のイメージそのものでは無いわけで、それだとそうなっちゃうんだよねー。


なので、そこは何とか勇気を持って、「この空間にどんな風に音があるようにしたいか」「どんな表現をしたいのか」、、そう言うことをイメージしまくって、体がそれを叶えようと頑張る。そこでどれだけそのイメージをリアルにできるか、、、

結局、思い通りになってるんじゃないか??って思って!!!

こりゃー、素晴らしいイメージをたくさんし続けるってのは、ホント根性と勇気と音楽性と集中力がいりますなー。でも、こりゃ楽しい( ´ ▽ ` )
コメント
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