こんばんはー!!
「想像通り」「思った通り」っての、自己啓発的な話によく出て来ますね。
この世の中は、「思った通りになっている」っての。
「いやいや、思った通りになんてならないよ」って言う人は、「『思った通りになんてならない』と思った通りになっている」と言うね、、、パラドックス!!わーお!!
でもこれね、ホントだと思うんですよ。
で、それはこう「人生」とか「世の中」とか「宇宙の法則」とかって言う大きな話なわけですけど、
今日のはもうちょい身近なところで、
トランペットを吹くってのは、たいてい「思った通り」になっている、って話。
なぬー??そんな簡単に思った通りになんぞならん!!
って思いますよね。
でも、よーく考えてみますとね、、、
物凄く素晴らしいイメージが完全に浮かんでいれば、きっとそうなって行きます。
その素晴らしい演奏をしている、出来ている、そしてそれを聴いてもらって人に喜んでもらってるとしたら、、どんな風に吹いていてどんな音がしてて、どんな気持ちになってるか??
そこがリアルになってれば、自然と心や体もその方向に行ってるはずですから、おのずと演奏もその方向になっているはずです。
じゃあ、思った通りになってない!!ってのはどう言うことか??
きっと、頭の中に「こうならいいなー」って言う演奏は浮かんでるんだと思います。
だけど、それを「自分がやってる」というリアリティが足りてないってことはありませんか?
自分が吹いてるなら、こんな気持ちで、こんな風に自分の耳に聴こえてきて、この空間にこんな風に響いている、、、
それならだんだん思った通りになっていくでしょうけど、
ついつい、
「こうなれば良いのに」「もっとちゃんとやらなきゃ」「ここはもっと息入れないと」「次の音はもっと頑張らないと出なそうだな」などと思っていたとすれば、そうしないとダメな状況と言う、「思った通り」の状況になっちゃう、、、
「やりたいこと」じゃないんだけど、「思った通り」ではある。
「思った通り」って言うことの中には、「良し悪し」とか「善悪」とか「損得」とかが無い。単に「思った通り」になるだけ。
ここが素晴らしい部分でもあり、トリッキーな部分でもある。
たいてい、ちょっと「あ!!」とか思うと、「もっとこうしなきゃ!」とか「ヤバイ、こうなったらどうしよう」とか、「何とか上手くいかせよう」と思って考えることがあるじゃないですか!!
良かれと思ってのことだとしても、その時点で思ってるヤツは、素晴らしい音楽のイメージそのものでは無いわけで、それだとそうなっちゃうんだよねー。
なので、そこは何とか勇気を持って、「この空間にどんな風に音があるようにしたいか」「どんな表現をしたいのか」、、そう言うことをイメージしまくって、体がそれを叶えようと頑張る。そこでどれだけそのイメージをリアルにできるか、、、
結局、思い通りになってるんじゃないか??って思って!!!
こりゃー、素晴らしいイメージをたくさんし続けるってのは、ホント根性と勇気と音楽性と集中力がいりますなー。でも、こりゃ楽しい( ´ ▽ ` )