初めて日本酒の酒蔵見学をしました。 山口県にある旭酒造さんです。 日本酒が好きな方は『獺祭』といえば、美味しいお酒で有名な酒造だそうです。
この旭酒造を知ったのは、フジTV番組の「ほこ×たて」で、■「絶対に水道水だと気づかれない浄水器」VS「どんな水も絶対に見極める酒職人」の対決でした。
「絶対に水道水だと気づかれない浄水器」に通した水道水と4カ所から集められた自然水(ミネラルウォーター)が目隠しされて置かれている5つの水を、それらの水の味や匂いの違いをききわけてすべて見破った酒職人の素晴らしさに驚きました。 こんなすごい人が創るお酒を知りたくなって、旭酒造に見学に行くことにしました。
お酒を発酵させている樽
麹菌を蒔く部屋
獺祭の磨き二割三分というお酒は、山田錦のお米を23%も精米してあり、米の磨き歩合としては日本最高峰だそうです。 その精米のようすも見学させてくれて、23%まで磨き上げたお米を実際に手で触らせてくれました(もちろん手は消毒しています)。
お米の精米具合 (左から100%・50%・33%・23%)
山田錦のお米がこんなに小さく丸く真っ白になっています。
もちろん帰りにお酒を買って帰りました。 とても香りが良く、口当たりも味も素晴らしいお酒だと思いました。
山口県までは行けませんので「獺祭」と入力してみました。
蔵元のHPが出て「獺祭」についての熱い思いが伝わってきました。
杜氏は不在でひたすら社員達の手による手洗い洗米 、和釜蒸米、徹夜の麹作り、仕込み。
次の上槽だけ最新の遠心分離機を導入し、温度にこだわった瓶詰めで完成する5万本を低温で貯蔵。
読み終わるともうそれだけで疲れが出そうな工程でした。
その結果、「純米酒大賞2011」受賞と!
やっぱり一度味見したくなりますね。
一つわからないことがあります。洗米で失われる77%はどうなるのでしょう。流し去るのはもったいない気がします。
この見学の時案内の係りの人に、「どうして削った方が美味しくなるのですか?」と質問しました。 山田錦というお米は、普通私たちが食べているお米と違い、うまさのタンパク質が中心部に集まっているそうです。 ですからその外側が残るほど雑味がまざるということでした。 しかし、削る技術と洗米にかかる時間や労力は並大抵ではなく、また削る量が多いほど少ししか残らないためにコスト的にも難しく、普通は50%どまりだそうです。
夕菅さんの疑問とは違いますが、参考になると思います。
獺祭の純米吟醸遠心分離磨き二割三分を
大地の恵みに感謝しながら美味しく
いただきましたぁ。
バチあたらへんですよねぇ。
ある国の元首級のVIPから新年の内輪の祝賀会用のお酒にとご注文いただいた、幻のお酒ですね。
ま・ま・まさか・・・、あすちーさん・・・
ある国の元首級のVIPなんじゃありませんか
肩にはpip貼ってますけど~
PIPでしたかぁ~
通訳の人の発音が聞き取りにくくてVIPに聞こえましたよ(笑)
私もお土産に、獺祭の純米吟醸遠心分離磨き二割三分を買って帰りました。 素晴らしい美味しさでした。