落ち葉堆肥作りにあわせて、ぼかし肥料も作ってみることにしました。 これは米ぬか・鶏ふん・油かすなどの有機物を発酵させて作る肥料です。
ぼかし肥料を作るときにかかせない発酵菌はさまざまありますが、中でも「竹林のハンペン」と呼ばれる土壌発酵菌を利用すると良いとのことなので、その竹林のハンペンを探しに行きました。
竹林や雑木林の落ち葉の積もったところに白いカビのようなものが生えています。 これがハンペンのようです。 雑木林には厚みがあって、ぷよぷよとした手触りのものがありました、まさにハンペンとはぴったりの名前をつけたものです。
あたりを良く見ると落ち葉が分解して土になっているようすがわかります、そして自然の土の良い匂いがします。
竹林のハンペンはその土地の気候に合った土壌微生物のコロニーなので堆肥作りにとても優れているそうです。
私はいわゆる無農薬有機栽培を始めて15年ほどになります。一時はたい肥も作りましたが今はボカシだけです。低温発酵なのでエネルギーロスが少なくて良いと思います。米ヌカと油粕が発酵して白いチーズのようになることもあります。両親が健在だったころはWet状態で500Kg/年のボカシ肥を作りました。最近は家族が減り家庭菜園は縮小して果樹を増やしたのであまり作らなくなりましたが、発酵臭がとても好きです。窒素分を添加しない完熟腐葉土のにおいも爽やかで良いです。私の場合、肥料の良し悪しは香りで判断といったところです。山を歩いてもその場所場所の放つ香りが異なり植物探しの情報源の一つになります。
私も発酵する時の香りや自然界の土壌の香りはとても好きです。 本にも肥料の良し悪しは香りで判断できると書いてありますね、まだその域までは達していませんがどんな匂いがしてくるのか楽しみです。