アカバナの細長い果実が熟して4つに裂けてきました。 裂けた果実がくるっとカールしたその中には種子が長い種髪を両側に伸ばし、綺麗に整列しています。
白い種髪をつけた種子は、いつでも飛び立てる準備をしていて、風がふくと順番に果実からふわりと飛び立ってゆきます。 とてもすばらしい造形美です。
アカバナの細長い果実が熟して4つに裂けてきました。 裂けた果実がくるっとカールしたその中には種子が長い種髪を両側に伸ばし、綺麗に整列しています。
白い種髪をつけた種子は、いつでも飛び立てる準備をしていて、風がふくと順番に果実からふわりと飛び立ってゆきます。 とてもすばらしい造形美です。
林内に生え、葉がモミジ状に裂けていて、傘状をしているので、この名前がついたそうです。 茎の先に円錐花序をつくり、5個の小花からなる白い頭花をややまばらにつけます。
そう果は長さ5mmほどで、白い冠毛があります。 若苗は山菜としてもよく知られています。
オトコエシの果実は翼状に発達した小包葉に囲まれています。 丸い円盤の上にちょこんと種子が乗っているようすは、ピッ○エレキバンみたいです。 逆光でみると丸い円盤には葉脈がくっきりと見られます。
果実が熟すと、種子を下にして丸い円盤はゆっくりと優雅に風にのって散布されてゆきます。
果実ができはじめた10月の様子です。 花は白くて、オミナエシにそっくりですが果実はこの大きな翼に特徴があります。
子どもの頃はシロバナタンポポは周りにたくさん咲いていたので、『 タンポポは白い花が普通だ 』とばかり思っていました。 関東に行った時、あたり一面が黄色のタンポポばかりだったので、えっ黄色が普通なの?って軽いショックを受けたことがあります。
そう果は褐色で長さ約4mm、上部には刺状の突起があります。
不思議なのは、シロバナタンポポは花粉がつかなくても種子は自然に成熟するそうです。 つまりまったくのクローンで殖えているということです。
クローンといえば、やはり子どもの頃 「自分とまったく同じ自分がもう1人いたとしたら、テストはそっちに受けてもらって自分は遊べるのになぁ・・」ってよく思っていましたっけ。
染色体でいえば、在来種(カンサイタンポポなど)は2倍体ですが、シロバナタンポポは5倍体だということです。
暖かさが日に日に増してきて、タンポポがあちこちに見られてきました。 タンポポはやっぱり春の野草の代表の1つですね。
アカミタンポポは総苞外片がそり返っていてセイヨウタンポポとそっくりです。
違う点は名前からもわかるように、そう果が赤っぽい~暗赤色をしています。
それ以外では葉の切れ込みが深いものが多いのですが、決定的ではありません。 セイヨウタンポポよりさらに市街化の進んだ場所によくみられるそうです。
林の中に生える常緑のつる性木本です。 果実は細長くて長さは15~18cmで2個づつ垂れ下がっています。 果実が熟すと縦に裂けて種子を飛ばします。
花は5~6月に咲き、とても良い香りがします。 テイカカズラの名前の由来はいくつかあるようですが、いずれも有名な歌人の藤原定家にまつわる話で、怨念が蔦かづらとなって墓にまとわりついたという話からきているようです。
怨念の話はさておいて、テイカカズラの種子はふさふさした純白の種髪をもち、風に舞ってふわりと飛んでゆく姿はとても優雅ですよ。
ノハナショウブは、園芸種の花菖蒲(はなしょうぶ)の原種で水辺や湿地に生える多年草です。
花は6月頃に咲き終わりますが、さく果は冬になってもしっかりと残っています。 先が3裂したさく果はとっても堅くて、とがった先にさわると痛いくらいです。
中には茶褐色で厚みがある種子がまだ残っています。
園芸種の花菖蒲に比べ、ノハナショウブは全体的にスリムで、なかなか野性味があって好きな花の1つです。
平地や野山、標高の高いところまでいたるところで見られる雌雄異株の多年草。
果実は3つの翼に包まれていて12mmほど。 この翼は、花の後雌花の外側の花被片が大きくはりだして、そう果を包んだものです。
中のそう果は3稜形で、堅くて光沢がある黒色~黒褐色をしています。
時折、花や果実が赤いものを見かけることがあります。 これらはイタドリの1品種でメイゲツソウとかベニイタドリとも呼ばれています。
そう果も大きく長さ約9mm、冠毛は7mmほどで剛毛状をしています。 種子の大きさに比べて冠毛が短くちょっとバランスが悪いような感じを受けます。
葉が掌状に深裂しているのも大きな特徴です。