野山の林縁に普通にみられるつる性の多年草で、肥厚して横にはう根茎があります。 トコロと名がついていますが苦みが強くて食べられないそうです。
果実は楕円形で3翼があり、冬の時期でも枯れずに残っているので野山を歩いているとよく目にします。
自然薯として有名なヤマノイモの果実も似ていますが、果実はまるくて3翼が、オニドコロよりもずっと大きいので区別できます。
ヤマノイモの果実
種子を観察すると、もっと大きな違いがあります。
オニドコロの種子は片方だけに翼がある扁平な形をしています。 一方ヤマノイモの種子には全周に翼があり、目玉がある感じです。 2つの種子を並べてみました。
オニドコロの種子 ヤマノイモの種子