ツチグリは小さな柿のような形はよく目にしますが、外の殻が星形に開く以前の幼い頃はどんなようすなのか探してみました。
枯葉をかきわけながらしばらく探してみると、黒っぽい球体がいくつか見つかりました。 他の種類のきのこはこのあたりに無いので、おそらくこれが外の殻が開く前のツチグリだと思います。
こうして並べてみると、天津甘栗のようにもみえます。 切ってみて中が白いものは食べられるそうです。 試しに切ってみましたがもうすでに茶色になっていました、やや時期が遅かったようです。
まだ3月初旬のこの時期ツチグリがいくつも出ているのを見つけました。 ツチグリはキノコの一種で、カキのような、茶色のホウズキのような面白い形をしています。
星形の外の殻は、湿っているときにこのように開いています。
乾燥すると外の殻はまるく閉じて球状になりますが、そのとき尖った先っぽで球状の袋を押します。 すると袋のてっぺんにある小さな穴から茶色の胞子を、ぽっと飛散させます。
乾燥して球状になると風に吹かれて地上を転がって移動するので、「晴天の旅行者」とも呼ばれるそうです。

双葉が出てきました。 葉の裏は赤紫色をしています。

楕円形の双葉がびっしりと一面に発芽しています。

毛むくじゃらな本葉が出てきはじめています、

かなり長い毛が多く生えた茎や本葉が伸び出してきました、小さな本葉はもうこの植物の特徴が少し出ています。
正解は・・・フラサバソウでした。


気温が冷え込んだ朝、昨日まで花を咲かせていたオオイヌノフグリにも容赦なく、霜が降りています。

しかし、さすが雑草と呼ばれている花だけに、このくらいの霜ではびくともしません。

太陽が現れてだんだん気温が上がってくると、霜はどんどん融かされていきます。

霜が融けたあとは、水を得たように花が生き生きしています。 この後また見事に花を咲かせました。

ようやく暖かくなると予報が出た快晴の朝、放射冷却現象のために朝方はうっすらと霜が降りていました。

白い花に白い霜が降りている コハコベ

まるい葉が美しい オランダミミナグサ

青い花も霜が降りた オオイヌノフグリ

素敵なデザインの葉 ヤエムグラ
普段見慣れた野の草も、真っ白な霜で縁どられて面白い造形美を出していました。
本日の放送画像は“花紀行”のとんちゃんが送って下さいました、ありがとうございます。
今日は立春、いよいよ「ふきのとう」のTV放映日です。 ふきのとうの話題ですから、立春の頃の「ふきのとう情報」をきちんとつかんでおく方がより説得力があると思いましたので、2月1日にブログに書きました「九州では南斜面の日当たりの良い土手に、もうふきのとうが顔を出し始めていました。」という情報を日本TVの担当の方にお知らせしました。
そうしたところ、日本TVの方たちもちゃんと「ふきのとう」を探してきたそうです。 東京では「ふきのとう」が咲いている場所を見つけるのが大変だったようですが、ようやく葛飾区の公園で芽が出ているのを見つけたそうです。 先日に東京では雪が降ったので、ちょうど雪の中から芽を出した“ふきのとう”が見られ、一足早い春を感じられましたとのことでした。
今日の放送は10:15ごろからほんの短い時間のようですが、雪の中から顔を出した「ふきのとう」のようすと、雄株・雌株の話、そして今日のお天気に続く・・・のではと予想しています。
「スッキリ!!」のお天気コーナーは全国放送ですが、一部の地域(FBSなど)ではその時間帯に地方局のお天気などが流れる場合もあるようです。
実は私のところはFBSですので、今日は見られないんですよね・・・残念。 (でも後からDVDを送って下さるそうです) ご覧になれたみなさんの感想やコメントをお聞かせ下さい、お待ちしています。
先日、日本テレビの方からメールが届きました。
内容は、朝の情報番組「スッキリ!!」のお天気コーナーで、天気予報の前に“旬な季節の話題”を紹介していて、2月4日の立春に「ふきのとう」について放送する予定だそうです。 その時に、ふきのとうに雄株、雌株があるという話題を紹介したいので、【なかなかの植物ルーム】に載せている「ふきのとうの雄株、雌株」の写真を是非ともお借りしたいのですが・・・というお願いでした。
お天気コーナーなどで“季節に関する旬の話題”を紹介するのはとても良いとつねづね思っています。 また「ふきのとう」に雄株と雌株があることは、ご存じない方が多いと思いますので、私の画像がお役に立つならばと了解して画像をお送りしました。 なによりも嬉しかったのは、「ふきのとう」と検索するだけでも数十万件もヒットするHPやブログの中から、私のページを選んでいただいたことでした。
日本テレビの「スッキリ!!」は朝8:00~10:25に全国放送されています。司会・コメンテーターは、加藤浩次さん・葉山エレーヌさん・テリー伊藤さんです。 お天気のコーナーは10:15ごろのようです。
みなさん、お時間がありましたらぜひぜひ2月4日の「スッキリ!!」でお天気コーナーの旬の話題「ふきのとう」をご覧になって下さい。
*「ふきのとうの雄株、雌株」のファイルは【なかなかの植物ルーム】から「1.フキ雄株・雌株」をご覧ください。
*日本テレビ「スッキリ!!」のHPは・・・こちら
今日から2月になりました。 3日が冬と春の季節の分かれ目の節分。 豆まきをしたら翌日の4日はもう立春ですね。
春の到来をいち早く告げる「ふきのとう」はもう見られるのかな・・・と探しに行ってみると、やはり立春に合わせてちゃんと「ふきのとう」が顔を出し始めていました。
フキは日本では9~10世紀の「新撰字鏡」や「延喜式」「本草和名」などに記載があり、ウド・ミツバ・セリとともに数少ない日本原産の野菜です。(植物の世界:朝日百科より)
今晩は今年初物の「蕗のとう」の天ぷらと油味噌いためをいただくことにします。

真冬の1月には、花はほとんど咲いていないものと思い込んでいましたが、探してみるとあんがいこんな寒い時期でも、陽だまりでは花を咲かせています。 オオイヌノフグリは北風の吹いていない少し暖かな晴れた日には、いっせいに花を咲かせます。

横から写してみました、いくつかは違った方向を向いているものもありますが、おおむね花を太陽の方向に向けて咲いています。 フラサバソウもタチイヌノフグリももう花を咲かせているものがあり、野生の花のたくましさを感じました。

デジタルビデオカメラって写真も写せるんですね。 いったいどんな風に写せるのだろうと思ってロウバイの花と果実を試しに写してみました。

ピントはシャープなようですが、オート撮影になっているためかピントを合わせたい部分にうまく合いません。 この機種では黄色が強く出て色合いがちょっと不自然なようです。

まだうまく使いこなせていないこともありますが、背景を空にするとこんな感じです。

マクロ撮影も可能なのですが、やはりピントを合わるのが難しいです。