由紀子がVHSテープの
断捨離を始めたことは
以前書きました。
あれから、テープを捨て続け
最後には録画をしていない
新品のテープまで捨てたいと言い出しました。
まぁ、由紀子がいらないのであれば
母は使う予定もないので
許可をしたら
わざわざパッケージを破って
ゴミ箱へ・・・
そこまでやるか?!(笑)
( ̄□ ̄;)マジ!?
そうして、我が家には
VHSテープは一本もなくなりました。
でも、由紀子さんは
それでも納得できない様子で
毎日、自分の本棚を点検して
テープが残っていないか調べています。
「ビデオテープ・・・無いね?!」
(´∀`?)
その言葉が口癖のようになりました。
テープが無くなったことを
寂しがっているのか?
残っているかもしれないと言う
不安があるのか?
よく分からないですけど・・・
夕べの12時過ぎに
もう眠っていると思っていた
由紀子の部屋から
電気を消す音が聞こえました。
まさかと思って
ふすまを開けてのぞいてみたら・・・
慌てて布団にもぐりこむ
由紀子の姿が見えました。
「何しているの?」
(何'I'何)??
と、聞いたら
「ビデオテープ・・・無いね?!」
(;^_^A アセアセ
夜中にも本棚を点検しているようです。
その話をまーまーにしたら
きっとテープを捨てたいんだよ!
捨てたくないけど、捨てる!
辛い!!
(o;ω;o)ウゥ・・・
そう感じたいのかもしれないね?
一種の自傷行為だよね?!
そうか・・・
そう言えば、テープをゴミ箱に捨てた後
何度もゴミ箱のふたを開けて
テープが捨ててあることを確認していたもんね?!
そして、最後の頃には
ゴミの日が待ちきれなくて
はやくどこかへ持ち去ってくれってと
懇願していたもんね?!
なのに、ゴミ箱からテープが消えると
すごく寂しそうな顔をしていたっけ・・・
あれは、精神的な自傷行為をしていたって事か?!
顔や頭を叩いて失明するよりは
その方が何倍もいいんだけれど・・・
自分を痛めつけることを
止められないって・・・
辛いわ!
=END=
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