山の畑で一人で大根の収穫をしていると隣の畑が何だか賑やか。
カラスたちが群れて、カーカーと鳴きかわしているのでした。
何かに驚いて一斉に空に舞い上がったり、また戻ったりと忙しい。
木の畑はイチカラ畑の蕎麦栽培の畑で収穫を終えて何も餌になるものなど無いはず。
100羽を下回る数ではなさそう。
ヒッチコックの有名な映画「鳥」のようですがこれは鳥から棒が一本足らない「烏」の大群。
これだけの大群になると少し不気味でもあります。
時折中の何羽が我が家の畑、マックスの柿の木に飛んできて柿の実を食べている。
これから、ここ魚沼の里は冬の積雪期を迎えます。
いつも思うのだけれど、このカラスもスズメたちも冬場は餌に困るはず。
漂鳥であり、羽根があり自由の身なのだから雪のない所で冬を過ごしたらよいのにといつも思う。
そんなことを言うと「カラスの勝手でしょ」と言われるかもしれない。
極寒の地シベリアから、越冬のために日本に南下してくる白鳥さえいます。
何を好き好んで雪国でと思うのだけれど、人も鳥も自分の生まれ育つ地を、自分で選ぶことは出来ないのだろう。
冬場はこんな群れを見かけることなど有りませんから、雪の無い場所を探して旅立つカラスも居るのかも。
知能指数が高いと言われているカラスで、実際に子供の頃、飼育して実感させられています。
いくつかの言語を持つと「シートンの動物記」でも読んでいますから、どんな話なのか興味深い。
童話の聞き耳頭巾のような物があったら、彼らの話が理解できるのかも知れませんね。